新スタートデッキ「邪神・フロム・アビス」レビュー&安く改造するのに使えるカード紹介


こんな内容の記事です!
  • デュエルマスターズの新スタートデッキ『邪神・フロム・アビス』の紹介記事です!
  • 記事後半で改造に使える安価なカードを紹介しています。ここからデュエマを始める方は参考にしてみてください!

▼アビスデッキ改造プランとして新しい記事を掲載しました。こちらは『邪神・フロム・アビス』ではなく『深淵の邪襲』の改造レシピですが、同じタイプのデッキなので参考になると思います!(2023/11/10 更新)

『深淵の邪襲』を改造しながら使い込んでみたプレイレポート&おすすめ安価改造案【改造予算+6390円】

『深淵の邪襲』を改造しながら使い込んでみたプレイレポート&おすすめ安価改造案【改造予算+6390円】

デュエルマスターズ構築済みデッキ「深淵の邪襲」の安く強く改造するデッキレシピです。私自身が「深淵の邪襲」を発売日から改造しながら使い込んでおり、そのプレイレポートも兼ねた記事になっています。改造デッキリストの勝率は、店舗クラスのイベントでおよそ3割でした。

過去最高に黒い新スタートデッキが出た!

デュエルマスターズ新シーズン「ゴッド・オブ・アビス」がついに始動しました。主人公が黒のデッキを握るとのことでも話題だった本シーズンですが、当然スタートデッキも真っ黒なリストになっています。

『王来』『王来MAX』での経験から、「シーズン初めのスターターデッキは弱くてシーズン途中に発売されるスターターデッキは強くするというのが現デュエマの方針なのではないか?」という意見もあり、私自身新スタートデッキは弱いのではないかと踏んでいました。

しかし、いざデッキを購入してみると中々に粒ぞろいなラインナップ。
《ハンマ=ダンマ》のような今日カードが惜しみなく4投されており、デッキ限定封入の切り札カード《深淵の支配者 ジャシン》もしっかり強くていい感じです。



今回は見送ろうかと思っていましたが、結局スターター買っちゃいました…!
今回は黒推しのシーズンなんだな。
MTGも『団結のドミナリア』以降真っ黒になってるが、デュエマも真っ黒な環境になるのか…
WotCのビッグタイトルが両方とも真っ黒に…
もっとも、運営の推したカードって、全然メタゲームでは鳴かず飛ばずということも珍しくありませんけどね。
まぁ、それもそうだが…
今回のスタートデッキの切り札は既に活躍してるみたいなんだよな。
あ、この《深淵の支配者 ジャシン》ですね!
MTGのテーロスの神をアレンジした「タマシード・クリーチャー」なんですけど、非クリーチャー状態に逃げることで除去を躱したりできてテクニカルなんですよね。
《学校男》とかで頭数調整できるからな。


ですです!
でも何より…
何より…?
この新調されたSRフォイルですね…!
細かいラメのような輝きが背景のステンドに映えて本当にきれいです!!
たしかにこれはレアリティの貫録を感じるな。






収録カードリスト

※カード名をクリックでカードのデータベースに飛びます

クリーチャー

4 オタカラ・アッタカラ
4 特攻人形ジェニー
4 ベル=ゲルエール
2 学校男
2 フォーク=フォック
3 魔薬医 ヘモグロ
4 ハンマ=ダンマ
3 ルドルフ・カルナック
2 ナイフ=アライフ
1 カップ=ギャラップ
3 テブル=ザザーム

タマシード

2 深淵の食卓

タマシード / クリーチャー

2 深淵の支配者 ジャシン

呪文

4 スーパー・デーモン・ハンド


画像でリストを見る




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新ギミック「アビスラッシュ」が強い!!

「アビスラッシュ」という新ギミックが強力で、「一見地味に見えるカードが実際使ってみるとすごく強かった」ということが多々ありました。

アビスラッシュ

「このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる」というキーワード能力

例えばこの《ベル=ゲルエール》


一見地味な性能ですが、「アビスラッシュ」と登場時の墓地肥やしがよく噛みあっています。
「アビスラッシュ」で場に出したとき、墓地肥やしによって後続の「アビスラッシュ」クリーチャーを用意し、連鎖的にアビスラッシュして殴り切ることも可能。

もちろん墓地に送ったクリ―チャーは《深淵の支配者 ジャシン》や《深淵の食卓》で釣ってもいいためデッキの初動としても優秀です。


墓地肥やしという初動と、アビスラッシュで殴り切っての決着、両軸で貢献できるため序盤から終盤にかけて広く活躍できるカードになっているわけですね。


「アビスラッシュ」を持っていれば、終盤ゲームを決めるのに墓地から参加できるというわけか。
ですね!
どんなウィニーでも「アビスラッシュ」を持っていればフィニッシャーを兼任できる感じです。
なるほどなぁ…

頭数調整にも使えて便利

《深淵の支配者 ジャシン》は頭数が4以下であればクリーチャーではなくなってしまいますが、裏を返せば頭数を4以下に抑えればクリーチャーへの除去を受け付けなくなるということでもあります。

「アビスラッシュ」で出たクリーチャーはターン終了時にライブラリボトムへと消えてしまいます。

それを利用してターン中の頭数が4になるようし、ターン終了時に4未満まで減るようにすれば、自分のターン中は《深淵の支配者 ジャシン》をクリーチャーにして攻撃させ、ターン終了時に非クリーチャー戻すという運用もできます。





優秀なカードが4枚封入されている反面、デッキのコアパーツが2枚しか入っていないアンビバレンツ

今回のデッキの残念なところがここなんですよね…
え、《ハンマ=ダンマ》とか優秀なクリーチャーが4投されてるって話じゃ…
そうなんですけど、デッキの「コアパーツ」になる重要なカードが足りていないんですよね…
えぇ…
例えばこの《フォーク=フォック》というカード。
《深淵の支配者 ジャシン》でリアニメイトしてリソースを稼げるのはもちろんのこと、《深淵の食卓》を出してから攻撃すれば2マナのクリーチャーをリアニメイトできたりたりと、デッキの潤滑油として重要なカードなのですが…


それが足りないと…
何枚収録なんだ?
2枚ですね。
それはちょっと心許ないかもな。
あとは《深淵の支配者 ジャシン》もですね。
これはSRなので製造上の都合もあるのかもですけどね。





今回は2個デッキを買うのではなく、パックを買って改造して欲しいのかも?

もしかしたら今回は「2デッキ買わなくていいスタートデッキ」「パックを買って自ら改造するのを楽しめるスタートデッキ」を目指したのかもしれません。

実際、《ベル=ゲルエール》や《ハンマ=ダンマ》のような優秀な構築済み限定カードはしっかり4枚収録されています。


《深淵の支配者 ジャシン》は2枚しか収録されていませんでしたが、同じくジャシンで、4マナの切り札カード《アビスベル=ジャシン帝》はパックから高確率で入手可能。
シングルで購入すれば¥200程度と大変リーズナブルです。

《フォーク=フォック》は構築済み限定ではなく、パックからも入手できるカードなので、構築済み限定カードに枠を譲らされる格好で2枚封入になってしまったのかもしれませんね。



だとしたら《魔薬医ヘモグロ》の枠をどうして削らなかったんだよ…


デッキのブロッカー不足を補うための《ルドルフ=カルナック》とシナジーがあって、なおかつ《深淵の支配者 ジャシン》から出せるハンデスだから相性がいいという判断だったのでしょうか?
そんなところかもな。





安く改造するならこんなカードがおすすめ!

比較的安価なカードを紹介しています。
ちょっと買い足してデッキを改造してみたいという方は参考にしてみてくださいね!

アビスベル=ジャシン帝


最新弾『伝説の邪神』の最高レアリティカード。

デュエマの最高レアリティカードはBOXごとに1枚の封入が確定しているので、実際は非常に入手難度が低いのが特徴。

SR狙いでたくさんBOXを開封したプレイヤーが、余った最高レアリティカードを市場に流してくれるので、シングル¥500以下で入手可能なことが大半です。

肝心の性能は、「手札2枚を犠牲に生き延びる除去耐性」と「味方アビスへのアビスラッシュ付与」「そして墓地からの召喚コストの2コスト」軽減に「ブロッカー」と至れり尽くせり。

場に出して1ターン生き延びることができれば、怒涛のアビスラッシュでゲームを決めることができます。 ブロッカー持ちなのも優秀なところで、ワンショットキルの横行する昨今のデュエマでは、相手クリーチャー1体を止められたことによって延命でき、その返しのターンで「アビスラッシュ」によるワンショットキルを決めて勝利という展開も珍しくありません。

とにかく強力で本デッキにもよくマッチしたカードなので、ショップで見かけたら是非購入することをおすすめします!

入れ替えるなら《ルドルフ=カルナック》の枠がよさそうです。





ヴィオラの黒像


強力な除去シールド・トリガーで、確定除去とリアニメイトを同時に行うことができます。

本デッキは《ベル=ゲルエール》など墓地肥やしが多く収録されているため、リアニメイト先の確保も容易です。

タマシードである点も優秀で、《偽りの王 ナンバーナイン》のような呪文の詠唱を禁じるカードがあっても使用できるほか、《深淵の支配者 ジャシン》や「シビルカウント」のクリーチャーとタマシードの数を参照する条件を満たしやすくできる強みがあります。

入れ替えるなら《スーパー・デーモン・ハンド》の枠になると思います。

シビルカウント

指定された数以上の同じ文明を持つクリーチャーかタマシードがバトルゾーンにあれば追加で得られる能力。
「シビルカウント{X}:自分の{文明}のクリーチャーまたは{文明}のタマシードが合計{X}つ以上あれば~」という書式で表される。





懐に余裕があるなら、《悪灯 トーチ=トートロット》もおすすめですよ!



冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」


墓地13枚で攻撃可能になる2マナTブレイカー。
やや冗長な動きではありますが、2マナなので《深淵の支配者 ジャシン》からリアニメイト可能です。

アビスデッキは墓地肥やしが非常にはやいので、条件達成は意外と容易。

ツインパクト面の呪文はシールドトリガーを持っており、防御力には乏しいものの殴り返しの打点を増やせるのは地味に優秀でした。

2枚以上採用していれば、片方の《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》でもう片方の《冥界の不死帝 ブルース》を蘇生出来るのも強いところ。

アビスデッキで使う場合、《終末の時計 クロック》と組めないのと種族にアビスを持っていないところがネックになりますが、それでもアビスの墓地肥やしの速さのおかげで攻撃しやすいのは大きな利点だと感じました。

入れ替えるなら《魔薬医 ヘモグロ》の枠と交換になるでしょうか。





フォーク=フォック(2枚追加)


《深淵の支配者 ジャシン》からりアニメイトすると手札補充になるなど。

特に理由がなければ4投しておきたいカードなので、2枚買い足すことをおすすめします。

入れ替えるなら《ナイフ=アライフ》の枠になると思います。





堕魔 ドゥポイズ


いわゆる「墳墓避け」と呼ばれるテクニックのためにほしいカード。

墳墓避け

デュエルマスターズには、《天使と悪魔の墳墓》のように同じ名前のカードを参照するカードがあるが、これらのカードの効果を受けない目的で「名前は違うが効果は同じカード」を混ぜて使うことを通例「墳墓除け」という。

そこまで切実に必要なカードでもないので優先度は低め。

入手できたなら《学校男》1枚と入れ替えることになります。





邪侵入


安価なカードではありませんが、採用することでアビスデッキの完成度を引き上げてくれるカードなので紹介しておきます。

4枚墓地肥やしと4マナ以下のリアニメイトを同時にこなしてくれる呪文で、最速3ターン目に《アビスベル=ジャシン帝》ないしは《深淵の支配者 ジャシン》を場に出せるスピードが強み。

殊に3ターン目に《アビスベル=ジャシン帝》を場に出せるのは強力で、4ターン目に「アビスラッシュ」連打による決着が狙えるようになります。


3ターン目に《アビスベル=ジャシン帝》を出す動き自体は、《Re:奪取 ブラッドレイン》でもできるんだが、その動きだと「アビスラッシュ」のための墓地が肥やせないんだよな。
逆に《邪侵入》を絡めた動きだと、2ターン目に《ベル=ゲルエール》→3ターン目に《邪侵入》という形で6枚肥やせますからね…!
「アビスラッシュ」による決定力が大きく変わってきそうです。





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まとめ

というわけで新シーズンのスタートデッキ「邪神・フロム・アビス」の紹介記事でした!!
今回もかなり充実した収録内容だったな。
ですね!
デュエマは¥1000の構築済みで強めのカードが揃うのがいいんですよね。
だな。
TCGの中でも始めやすい部類だから、興味があるならスタートデッキを買ってちょっと遊んでみてくれよな。
今期のデュエマはすっごく面白いです!
ゲーム的には…!
最後に不満を匂わせるなよ…というか何が不満なんだよ。
いや、アニメの茶番感が…
えぇ…お前毎週見てるのにか…?
…💦


スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス

希望小売価格:¥990(税込)




▼アビスデッキについての新しい記事を掲載しました。こちらも参考にしてみてください!(2023/11/10 更新)

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らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!