【格安モダン 予算¥12060】ボロス・ウィノータ


こんな内容の記事です!
  • 格安モダンデッキを構築し、イベントに持ち込んだプレイレポートです!前半はリストとカードの紹介になっています。
  • Wisdom Guildのトリム平均をもとに算出した参考価格は¥12060ですが、自分が晴れる屋でカードを揃えた際には¥10000未満で済みました。なので実際に購入する際には¥10000程度で揃うのではないかと思います。
  • 戦えるデッキを安く組んでモダンを「味変」したい人、
    かつてパイオニアで使っていたウィノータをもう一度暴れさせたい人、
    指輪物語のカードをたくさん使ったデッキで遊びたい人
    (ローハンに関するカードを5種採用しているため)
    におすすめしたいリストだと感じています。
  • 初心者でも扱いやすいリストなのですが、長く使えるデッキではないと思うので、その点で初心者におすすめしづらいです。(逆にそこを割り切れるのならデビュー用にいいかもです)

新デッキで新環境へ出航!

本格化する指輪環境

いよいよ指輪環境が本格化してきましたね…!
だな。メタデッキの《一つの指輪》採用数が伸びているらしいが、今回はテーブルトップでの変化がスローだと感じるな。

一つの指輪

アーティファクト {4}
破壊不能
一つの指輪が戦場に出たとき、あなたがこれを唱えていた場合、次のあなたのターンまで、あなたはプロテクション(すべて)を得る。
あなたのアップキープの開始時に、一つの指輪の上にある重荷カウンター1個につき1点のライフを失う。
:一つの指輪の上に重荷カウンター1個を置く。その後、一つの指輪の上にある重荷カウンター1個につき1枚のカードを引く。

ですね。
おそらくですが、4枚セットで6万円の出資になることと、禁止が予想されていることが影響しているのかもですね…




指輪物語のカードを使って新しい格安モダンを組む!

新環境に入ったので、手持ちデッキをアップグレードしようかと思ったのですが…
しないのか?
せっかくなので、『指輪物語:中つ国の伝承』のカードを使った新しい格安デッキも組んじゃおうかな…と思いまして。
なるほどなぁ…
でも《一つの指輪》《オークの弓使い》《喜ぶハーフリング》意外パッとしないと見る向きが強いけど、使えそうなカードはあるのか?
もちろんです!
これをみてください…!!
これはセオデンと、何だこれ…??
混成マナシンボルでこの絵柄だから、ローウィン辺りのカードなのは分かるけど…
流石です、クノッサさん!
これは『シャドウムーア』のコモンカード、《戦門のミミック》です。
…で、この2枚がどうかしたのか?
《戦門のミミック》は白赤両方を含む呪文をキャストすると4/2先制攻撃になります。一方の《ローハンの王、セオデン》は白赤の人間で、登場時に味方一体を二段攻撃にします…!
2ターン目→3ターン目で続けて出せば、《戦門のミミック》が8打点になります!!
それで?
…えっ…?
まさかこれで終わり?
この平成のマジックみたいなコンボで今のモダンに挑むつもりか!?
無理無理無理、絶対やめとけよレイシル。これは過去最低だぞ…!
…な、なーんてね…!
とっておきはコレだけじゃないんです!
二の矢、三の矢もちゃんとありますよ。
(これが「とっておき」なのは冗談じゃなかったんだな…)




マトモな「二の矢」「三の矢」

今回のデッキの支柱となるカードは2枚、《フェールス・ロキーリク将軍》と《軍団のまとめ役、ウィノータ》です。
《フェールス・ロキーリク将軍》は多色呪文を唱えた時に白赤4/4のゴーレムを生成する能力を有しており、なおかつ本体は「単色からの呪禁」持ち。現環境のモダンでは、除去は大半が単色であるため非常に堅牢な除去体制にになっています。


一方の《軍団のまとめ役、ウィノータ》はパイオニアで禁止された名カード。

非人間クリーチャーの攻撃時に、山札トップ6枚から人間をサーチして踏み倒す強力な展開能力を有しています。

特筆すべきは両者の相性の良さ。

《フェールス・ロキーリク将軍》が生成するゴーレム・トークンは人間ではないので《軍団のまとめ役、ウィノータ》の能力を誘発させますし、《フェールス・ロキーリク将軍》は人間なので《軍団のまとめ役、ウィノータ》の効果で出すことができます。

『指輪物語:中つ国の伝承』で、ウィノータやロキーリク将軍と同じボロスカラー(白赤)の人間がフィーチャーされたので、これら『指輪物語』初出の人間カードを活かして面白いデッキを組めそうです。

ここへ「高コスト多色の人間クリーチャー」「低コスト多色の非人間クリーチャー」で脇を固めてやればデッキになるわけだな。
…と思ったのですが、そういうワケにもいかなかったんですよね…
そうなのか?
採用するカードには困らなそうだけどな。
格安で組む以上3色は難しい…となると必然的にボロスカラー(白赤)で組むことになるわけですが、意外とボロスカラーの選択肢が狭くて…
シナジー重視で無理にボロスカラーの多色カードをたくさん採用するよりも、本当に必要な単色カードを見極めて採用することのほうが大事だって気づいたんですよね。
なるほど。単体でしっかり強い単色カードを入れて、デッキの動きを手堅くする必要もあったわけだ。
でも単色カードを入れ過ぎると肝心の《フェールス・ロキーリク将軍》が弱くなると…難しいな。
はい。今度のは仮組みの段階でものすごく悩みました。
たしかに、これは悩むところだな。
で、結局《稲妻》を入れたり…

稲妻

インスタント {赤}
クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。

まあ、《稲妻》は入るだろうな。
《神憑く相棒》を入れたり…
なるほどな…え!?
《神憑く相棒》!?!?

神憑く相棒

クリーチャー・エンチャント - 犬 {1}{白}
1/1
神憑く相棒が戦場に出たとき、カード1枚を引く。



広告






デッキリスト

カード名をタップで詳細ページに飛びます。

メイン

クリーチャー

2 運命の大立者 ¥ 90
4 戦門のミミック ¥ 40
4 神憑く相棒 ¥ 70
2 ローハン王家の小姓、メリー ¥ 60
4 フェールス・ロキーリク将軍 ¥ 90
2 ローハンの王、セオデン ¥ 40
4 軍団のまとめ役、ウィノータ ¥ 740
2 ローハンの軍団長、エオメル ¥ 70
1 恐れを知らぬ騎士、エオウィン ¥ 90
1 栄光をもたらすもの ¥ 190

呪文

2 炎の斬りつけ ¥ 140
4 稲妻 ¥ 430
4 稲妻のらせん ¥ 160

土地

4 怒静の交錯 ¥ 70
4 戦場の鍛冶場 ¥ 260
2 断崖の避難所 ¥ 270
2 聖なる峰 ¥ 30
6
6 平地

サイドボード

1 ブレンタンの炉の世話人 ¥ 120
4 ヴェクの聖別者 ¥ 250
1 火の中へ投げ捨てる ¥ 170
1 乱動する渦 ¥ 310
2 引き裂き ¥ 50
1 墓掘りの檻 ¥ 530
1 魂標ランタン ¥ 110
1 エレヒの石 ¥ 120
1 減衰球 ¥ 260
2 ドラゴンの爪 ¥ 110

予算

メイン:¥9120
サイドボード:¥2940
合計:¥12060

参考価格はWisdom Guildのトリム平均を切り上げ(2023/7/23現在)


テストプレイ


プロキシ印刷



MOXFILED生成のプロキシは、設定した用紙サイズに応じて自動で適切に配置されます。
また、MOXFILEDのプロキシには基本土地が含まれません。

印刷は以下の設定で行うのがおすすめです。
  • カラー
  • 用紙サイズ:A4
  • 1枚当たりのページ数:1
  • 余白:デフォルト
  • 倍率:既定



広告






採用カード紹介

神憑く相棒

クリーチャー・エンチャント - 犬 {1}{白}
1/1
神憑く相棒が戦場に出たとき、カード1枚を引く。

ウィノータの誘発役。使ってみるまで半信半疑でしたが、実際に使ってみると使い勝手の良いカードでした。

キャントリップをソフトな除去耐性とみなしても良いかもしれません。放っておいても脅威にならない1/1サイズであり、キャントリップのために除去すればアド損になる小型クリーチャーには「極力除去せず放置したい」という心理が働くようでした。

キャントリップ

TCGの世界で使用されるスラング。カード1枚を引く効果に加えて、なにか別な効果を持っている呪文のことを指す。あるいは、そうした呪文のカードを1枚引く効果のことを指して使うこともある(本記事では後者の用例)
参考:MTG Wiki(Fandom)"Cantrip"
マナが余り気味な終盤に引けばキャントリップで山札から有効牌を引きに行くことができるのも大きく、《神憑く相棒》で終盤に有効牌を探しに行くことが多々ありました。

ウィノータが無くてもチャンプブロックで時間を稼ぐ役を担えます。このデッキは4マナ帯が厚いので、マナが伸びるまで耐えることができるだけでも便利だったりします。

チャンプブロック

時間稼ぎのためのブロックのこと。
戦闘で、勝つことも相討つこともできない(=すなわち一方的に負ける)にもかかわらずブロックすることを「チャンプブロック」という。 また、こうしてブロックするクリーチャーのことを「チャンプブロッカー」という。
参考:MTG Wiki「チャンプブロック」
参考:MTG Wiki(Fandom)"Chump blocker"

中・終盤からの追い上げがすごいデッキだからこそ使えるカードなのかもです。
後半から一気に勝ちに行けるからこそ、「手札を消耗せずに1/1クリーチャーを立てる」という強くもないけど弱くもないアクションの「弱くもない」の部分が光るわけだ。
ですね!
序盤に無難なアクションをしつつ、1枚ドローでキーカードを探せるのは強いです。
後半が強いから序盤にぬるいアクションを取れるわけだな。
逆に「果敢」みたいに序盤から積極的に詰めに行くデッキだと、速度不足で勝ち切れなくなるからこういうカードは使いづらい…
そうなんですよ。
デュエルマスターズではこういう力学でデッキを組むことが多いのですが、こっちでも通用するのかも。
そっちでの経験が活きちゃったか…
たしかに初期のノヴァデッキはキャントリップクリーチャーを初動にしてたもんな。
奇しくも、この《青き守護神 ドギラゴン閃》がすごくウィノータっぽいカードなんですよね。
たしかにな。
流石にウィノータの方が凶悪だけど、山札からの踏み倒しで打点をそろえるのは近いものを感じる。色も同じだしな。



フェールス・ロキーリク将軍

伝説のクリーチャー - 人間・兵士 {1}{白}{赤}
3/1
単色からの呪禁
あなたが多色の呪文を唱えるたび、赤白の4/4のゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。

テキストを見る限り強そうに見えますが、見た通り普通に強いです。

現状のモダンでは単色の除去が多いため「単色からの呪禁」は強力な除去耐性として機能します。

4/4ゴーレムを際限なく並べたくなるようなカードですが、実際に使ってみた感触として「がむしゃらにゴーレムを並べない運用」にこそ、このカードの真価があるように感じました。

というのも、4/4ゴーレムを1体生成した時点でマナ・コスト以上の働きをしており、2体生成した時点で「続唱サイ」と同等程度の理不尽なムーヴになっています。もちろんそれ以上ゴーレムを並べても強力であることは確かなのですが、ゲームに勝つのに必要十分以上の脅威(=オーバーキル)になっていることもしばしば。
ゆえに、無理に多色呪文を連打しようとせず、使い勝手のいい多色呪文を1ターンに1枚ずつ使っていき、ゴーレムを2~3体展開するのを目指すのが丁度よいのではと考えました。

弱点は多色プレインズウォーカーで、《レンと6番》《時を解す者、テフェリー》《飢餓の潮流、グリスト》で退場させられてしまいます。
サイド後は《黄鉄の呪文爆弾》あたりも脅威になります。

《黄鉄の呪文爆弾》はサイド後の《ヴェクの聖別者》を対策するためのカードであり、《ヴェクの聖別者》がクリーンヒットする黒/赤の墓地活用デッキからサイドインされることを念頭にプレイする必要があります。

(なので《黄鉄の呪文爆弾》が入ってくるかは、相手に《ヴェクの聖別者》が刺さるかで判断すると良さそうです)
具体的には「ジャンド」と「赤単」での採用例が多いです。

実体験として「ホロウワン」から飛んできたこともありますが、流石にこれはレアケースなのかな…と思います。


ゴーレムでウィノータを誘発させられるのも強力なんですよ…!
ロキーリク将軍がいる状態でウィノータを召喚すればゴーレム・トークンが生成されるから、それでウィノータを誘発させる体制が整うわけか。 ちょっとテンポ悪いけどな。
ですね!
ウィノータとゴーレムで4/4が2体並んで堅い盤面になるので、実際のゲームでもそういう使い方をすることがありました!




軍団のまとめ役、ウィノータ

伝説のクリーチャー - 人間・戦士 {2}{白}{赤}
4/4
あなたがコントロールしていて人間でないクリーチャーが1体攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚見る。あなたはその中から人間・クリーチャー・カード1枚をタップ状態で攻撃している状態で戦場に出してもよい。ターン終了時まで、それは破壊不能を得る。残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

このデッキの核となる1枚。

モダンでも通用するカードパワーで、2回誘発させることができたら大体勝ちます。

モダンのウィノータはパイオニアほど爆発的なダメージを出すことはできませんが、それ自体がゲームを終わらせる力をもった《フェールス・ロキーリク将軍》を踏み倒すことができるので後に繋がりやすく、モダンのウィノータにはモダンのウィノータの強さがあるという印象です。
(このデッキがそういう構築になっているだけかもしれませんが)

加えて、爆発的なダメージを出さずとも対戦相手のライフは(おおよその場合)20点以下なので、それを削り切れるだけの出力さえ得ることができればよく、モダンウィノータでも20点削る出力は難なく出せるので問題ないというのもあります。


思ったよりも「出せば勝ち」なカードでした。
構築上の制約で色々デメリットを被っているからな。出せば勝ちレベルまで強くなってもらわないと困る。
ですね。
でも「低コスト非人間クリーチャーと高コスト人間クリーチャーをバランスよく採用する」制約って、「非人間クリーチャーも人間クリーチャーも両方入るし、両方強く使える」ということでもありますよね。
ん…たしかに。
よくよく考えれば、人間しか入らないわけでも、人間が入らないわけでもないから、クリーチャー・タイプに関する制約は結構ゆるいんだな。
そうなんですよ。
デッキを組んでいて、意外と使えるカードが多いことに驚きました。




ローハンの王、セオデン

伝説のクリーチャー - 人間・貴族 {1}{白}{赤}
2/3
ローハンの王、セオデンやこれでない人間1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは二段攻撃を得る。

冒頭で触れた通り、《戦門のミミック》を8打点にすることができるのですが、めったに決まらないし、妨害が潤沢な序盤に狙うコンボとしては隙が大きくて使いづらかったです。相手が隙を見せるまでは狙わない方がいい印象です。

ウィノータの能力でめくるカードとしては当たりです。

ウィノータに破壊不能を付与されて「いない」攻撃クリーチャーに二段攻撃を付与してやれば、相手が有利にブロックできるクリーチャーがいなくなり、相手のクリーチャーすべてにチャンプブロックさせる…ということが何度もありました。

なお、同じく二段攻撃を付与できる人間として《刃の歴史家》というカードがありますが、こちらは3マナである分出しやすく、この点がこのデッキではすごく活きています。

刃の歴史家

クリーチャー - 人間・クレリック {白/赤}{白/赤}{白/赤}{白/赤}
2/3
あなたがコントロールしているすべての攻撃クリーチャーは二段攻撃を持つ。

3マナなので、4マナ速攻持ちの《恐れを知らぬ騎士、エオウィン》や《ローハンの軍団長、エオメル》を出したターンに二段攻撃させやすいのは大きなメリットです。


結局「とっておき」のコンボは使えなかったと…
ですね。それどころか、よくない誘惑になっちゃってます。
まぁ、いきなり8点叩き込めるのは魅力だよな。でもそれに乗ったらダメと…
そうなんですよ。後の展開が細くなってしまうムーブなので…
他に取れるアクションがあるなら、極力そっちを優先した方がいい感じでした。




戦門のミミック

クリーチャー ― - 多相の戦士 {1}{白/赤}
2/1
あなたが赤であり白である呪文をプレイするたび、戦門のミミックはターン終了時まで4/2になるとともに先制攻撃を得る。

ウィノータの誘発役を担う他、普通にアタッカーとしても活躍します。

{1}{白/赤}という色拘束のゆるいマナ・コストが特徴的で、マナベースがガバガバなこのデッキでも出しやすかったです。にもかかわらず多色呪文なので《フェールス・ロキーリク将軍》のゴーレム・トークン生成を誘発させることができるという、このデッキとしては至れり尽くせり。

使ってみるまでかなり性能を疑っていましたが、実際に使ってみると2マナの4/2先制攻撃はモダンでも十分プレイアブルな威力だと感じました。特に先制攻撃が付くのが優秀で、ブロックを恐れずに攻撃しに行きやすかったです。

タフネス1が難点で、《オークの弓使い》や《レンと6番》であっさり除去されてしまいます。特に対《レンと6番》は苦しく、定着させてはいけないのに、すぐ焼かれるから殴りに行けない苦しい展開になってしまいました。

オークの弓使い

クリーチャー - オーク・射手 {1}{黒}
1/1
瞬速
オークの弓使いが戦場に出たとき、ならびに、対戦相手が自分の各ドロー・ステップ内で最初に引くカード以外のカード1枚を引くたび、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。オークの弓使いはそれに1点のダメージを与える。その後、オーク動員1を行う。


意外にも強かったです。
マジか…
流石にモダンで戦えるようには見えなかったけど。
2マナの高パワークリーチャーとして《ニショーバの喧嘩屋》が使われているくらいですからね。 4/2先制攻撃になれるこのクリーチャーもポテンシャルは十分だったみたい。

ニショーバの喧嘩屋

クリーチャー - 猫・戦士 {1}{緑}
*/3
トランプル
版図 ― ニショーバの喧嘩屋のパワーは、あなたがコントロールしている土地の中の基本土地タイプの種類数に等しい。

なるほど、たしかにな。
《タルモゴイフ》も理論上は9/10まで育つけど、実際は4/5くらいのサイズで戦うことが多いしな。

タルモゴイフ

クリーチャー - ルアゴイフ {1}{緑}
*/1+*
タルモゴイフのパワーはすべての墓地にあるカードのカード・タイプの総数に等しく、タフネスはその値に1を足したものに等しい。

ですね。なので、パワーが4点以上になる2マナクリーチャーは全般的にチャンスがあるのかも…と思いました。




運命の大立者

クリーチャー - キスキン {白/赤}
1/1
{白/赤}:運命の大立者は2/2のキスキン・スピリットになる。
{白/赤}{白/赤}{白/赤}:運命の大立者がスピリットである場合、これは4/4のキスキン・スピリット・戦士になる。
{白/赤}{白/赤}{白/赤}{白/赤}{白/赤}{白/赤}:運命の大立者が戦士である場合、これは飛行と先制攻撃を持つ8/8のキスキン・スピリット・戦士・アバターになる。

上の《戦門のミミック》のミミックと同様に、混成マナシンボルなので出しやすいこと、《フェールス・ロキーリク将軍》のゴーレム・生成を誘発させることができることが強み。

1マナ多色呪文なので、他の多色呪文とあわせて1ターンに2体ゴーレムを生成できるのも便利でした。

最終的に8/8飛行にまで成長するので、グダついたゲームを《運命の大立者》1枚で片づけることができるのも強力。そのことは対戦相手も承知なので、グダつきそうなゲームでは対戦相手はこのカードに除去を割くことを強いられることになります。

対戦相手が「最終的に除去を強いられることを知っている」ことを利用して、《フェールス・ロキーリク将軍》や《軍団のまとめ役、ウィノータ》よりも先に出しておいて除去を吸わせておくという使い方をすることもありました。
成長能力にたくさんのマナを割く必要がある性質上、盤面に複数体の《運命の大立者》が出ても真価を発揮できるのは1体だけであり、それ以外は1/1ないしは2/2止まりになってしまいがちです。

もちろん育たない大立者を並べるのもウィノータやロキーリク将軍の能力を誘発させるのに役立ちます。ですが、育てない前提で大立者を採用してしまうと、個々のカードを上手く使うことよりも、ウィノータやロキーリク将軍とのシナジーに大きく依存するデッキになってしまうと考え、大立者の採用枚数は2枚まで絞りました。

《稲妻》《稲妻のらせん》のバーンも絡めて雑にビートダウンして勝つこともできるなど、シナジーが活かせなかったときのプランもあるデッキにしたい構想があったのもあります。


これ、最終段階のアバターまで成長すると飛行が付くのが強いんですよ。
《濁浪の執政》にしてもそうなんだが、大型飛行クリーチャーは一気にゲームを畳めるからな。

濁浪の執政

クリーチャー - ドラゴン {5}{青}{青}
3/3
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、1を支払う。)
飛行
濁浪の執政は、これによって追放されてインスタントやソーサリーであるカードの枚数に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。 インスタントやソーサリーであるカード1枚があなたの墓地を離れるたび、濁浪の執政の上に+1/+1カウンター1個を置く。




稲妻のらせん

稲妻のらせん {白}{赤}
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻のらせんはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。

除去呪文ですが、状況を選ばずに使えるロキーリク将軍の誘発役として採用した面もあります。対象に取れるパーマネントが無くても、対戦相手を対象に唱えてダメージレースを6点分優位に運ぶのも悪くないだろうという考えです。

実際に使ってみて意外性等はとくになく、概ね想定通りなカードでした。

バーン対面では3点ゲインが非常に効きがよく、撃てば一気に戦況が傾きます。




ローハンの軍団長、エオメル

クリーチャー - 人間・騎士 {2}{赤}{赤}
4/4
速攻
あなたがコントロールしていてこれでなく攻撃している1体以上の伝説のクリーチャーが死亡するたび、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーをアンタップする。このフェイズの後に、追加の戦闘フェイズ1つを加える。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。

ウィノータの能力で伝説のクリーチャーを重複させ、レジェンド・ルールで墓地におくことで戦闘フェイズを追加することができる…ということで採用してみたのですが、中々戦闘フェイズの追加が決まらない上に、決まってもオーバーキルになりがちで微妙でした。

上のようなコンボに絡めなくても、(人間なので)ウィノータやセオデンとシナジーする4マナ4/4速攻というだけで使い勝手がよく、普通にアタッカーとして使うことが多かったです。




栄光をもたらすもの

クリーチャー - ドラゴン {3}{赤}{赤}
4/4
飛行、速攻
栄光をもたらすものが攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、対戦相手がコントロールするドラゴンでないクリーチャー1体を対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。(督励されたクリーチャーは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)

尻上がりな構成になっているデッキなので、《フェールス・ロキーリク将軍》や《軍団のまとめ役、ウィノータ》以外にも逆転力のあるカードがもう数枚必要だろうと考えて採用しました。

端的に言えば「ジェネリック激情」です。

激情

クリーチャー - エレメンタル・インカーネーション {3}{赤}{赤}
3/3
二段攻撃
激情が戦場に出たとき、望む数の、クリーチャーやプレインズウォーカーを対象とし、4点分をあなたの望むように割り振る。これはそれらにその割り振ったダメージを与える。
想起―あなたの手札から赤のカード1枚を追放する。

《激情》とちがって「想起」が無いので、序盤に引き過ぎると詰まります。なので採用できるのは1枚が限度のようでした。

想起

通常のマナ・コストとは別に「想起コスト」を支払うことで召喚できる能力。想起コストで召喚されたクリーチャーは、戦場に出たときにすぐに生贄に捧げられる。《激情》の場合は「手札を1枚追放すること」が想起コストである。
《激情》にない利点としては、場に出したターンに「督励」の4点火力で露払いして、そのまま速攻で殴ってゲームエンドするという運用ができることがあることでしょうか。

速攻持ち&非人間なので、ウィノータから4ターン目→5ターン目と続けて召喚して、ウィノータの能力を誘発させることができるのが案外に強力でした。
小型非人間クリーチャーと大型人間クリーチャーでリストを埋めるのがウィノータデッキの定石かと思っていましたが、大型非人間クリーチャーもさほど相性が悪くないのかもしれません。

多色でも人間でもないこのカードを採用するのは思い切った決断でしたが、正解だったように思います。今なお《栄光をもたらすもの》には、シナジーを度外視しても採用できるほどのカードパワーがあります。




ブレンタンの炉の世話人

クリーチャー - キスキン {白}
1/1
プロテクション(赤)
ブレンタンの炉の世話人を生け贄に捧げる:赤の発生源1つを選ぶ。このターン、その選ばれた発生源が与えるダメージをすべて軽減する。

レン6に焼かれないウィノータの誘発役。一応バーンへの対策カードにもなります。



広告






プレイレポ―ト

7/15(土)深夜モダン 2-2

  • 白青コン:○✕○
  • バーン:○✕✕
  • アグロローム:✕✕
  • ホロウワン:○○

パッとしない結果だけど、勝つことはできているな…
ですね!
そこそこ勝てて安心しました。




今回持ち込んだリストは記事冒頭に掲載したものと若干異なります(今回のイベント参加のフィードバックを活かして、改良を加えています)

今回のイベントで使用したリストは以下のボタンを押してご覧いただけます。

カード名をタップで詳細ページに飛びます。

メイン

クリーチャー

2 運命の大立者
4 戦門のミミック
4 神憑く相棒
2 ローハン王家の小姓、メリー
4 フェールス・ロキーリク将軍
2 ローハンの王、セオデン
3 軍団のまとめ役、ウィノータ
4 恐れを知らぬ騎士、エオウィン
1 栄光をもたらすもの

呪文

2 炎の斬りつけ
4 稲妻
4 稲妻のらせん
1 引き裂き

土地

4 怒静の交錯
4 戦場の鍛冶場
2 断崖の避難所
1 聖なる峰
6
6 平地

サイドボード

2 ブレンタンの炉の世話人
4 ヴェクの聖別者
1 火の中へ投げ捨てる
1 乱動する渦
2 引き裂き
1 墓掘りの檻
2 魂標ランタン
1 エレヒの石
1 減衰球

[カード名]:[7/15イベント参加時の採用枚数]→[現在のリストの採用枚数]

軍団のまとめ役、ウィノータ:3枚→4枚
恐れを知らぬ騎士、エオウィン:4枚→1枚
引き裂き:1枚→0枚(当初はメインにも《引き裂き》を入れていました)
聖なる峰:1枚→2枚(現在のリストの土地枚数は24枚ですが、当初は23枚でした)
ブレンタンの炉の世話人:2枚→1枚
魂標ランタン:2枚→1枚(⑤と⑥で削減したスロットに《ドラゴンの爪》を採用しています)




VS 白青コン

戦績:○✕○

サンプルリスト(同アーキタイプの入賞リスト):https://www.mtggoldfish.com/archetype/wu-68d6e340-6601-4aab-9a70-4bdccc013e7e#paper

勝っているときはロキーリク将軍とウィノータで圧倒していただけみたいなマッチでした。

紙束だと思って持ち込んだデッキが大暴れして、自分でも何が起こっているのか分かってなかったです…
割とそういうことってあるよな。



VS バーン

戦績:○✕✕

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/burn-a2dd1132-5301-4882-907a-7b668da3b58a#paper

メインの《稲妻のらせん》、サイドボードの《ブレンタンの炉の世話人》と、一般にバーンに強いとされるカードが多く入っていたので有利なマッチアップかと思っていましたが、負けてしまいました。

1ゲーム目の勝因は《稲妻のらせん》を2回唱えることができたことで、6点ライフゲインがバーンのゲームプランをすっかり崩してしまったようでした。

意外だったのがサイドインした《ブレンタンの炉の世話人》《ヴェクの聖別者》の効きが悪かったこと。

もともと火力除去を11枚入っていたため、「プロテクション(赤)」で止めるまでもなく、相手クリーチャーを除去できてしまい、プロテクションクリーチャーが腐り気味になってしまいました。


サイドから対策するならライフゲインじゃないとダメだなって気づきました。
それで、帰ってきてからずっと《ドラゴンの爪》を探していたわけか。

ドラゴンの爪

アーティファクト {2}
いずれかのプレイヤーが赤の呪文を1つ唱えるたび、あなたは1点のライフを得てもよい。



VS アグロローム

戦績:✕✕

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/modern-assault-loam#paper

気づいたら負けていたマッチアップ。

マナフラッド、マナスクリューも苦しくて、マナベース面での課題も感じました。


このマッチアップも《ドラゴンの爪》があったら楽だったんじゃないか?
ですね。なので《ドラゴンの爪》は1枚じゃなくて、もっとたくさん採用してもいいのかも…と思ったり。
《ドラゴンの爪》は対バーン専用パーツに見えるけど、実際は赤い対面全般で強いからな。2枚くらいなら使うかもしれない。



VS ホロウワン

戦績:○○

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/modern-hollow-one#paper

《フェールス・ロキーリク将軍》が生成するゴーレムは4/4。

対戦相手の《虚ろな者》も4/4。

そしてそれらを処理する《炎の斬りつけ》も《激情》も4点火力。
4/4アーティファクト・クリーチャーをかけて激しく応酬する、「4」のマッチアップでした。


この回はオーディエンスがすごかったですね。
脇から見てたけど、ちょっとした騒ぎになってたな。たいして勝ってないのデッキなのに観戦者がすごい盛り上がってた。
ですね。ロキーリクとか、ウィノータとか、観ていて面白いカードなのかもしれませんね。
たしかにウィノータがゲームをドラマチックにしている場面は多かったな。運任せに山札をめくる要素がある方が観るTCGとしては面白いってことなのか?
かもですね。あとは「知らないカードばかりが出てくる」と驚いている方も多かったかな…
まぁ《戦門のミミック》とか「何それ?」って感じだしな…


2ゲーム目で《栄光をもたらすもの》を今引きから召喚したときには、オーディエンスの熱気も最高潮に達していました。

このドラゴンが飛ばす火力も4点。

栄光をもたらすもの

クリーチャー - ドラゴン {3}{赤}{赤}
4/4
飛行、速攻
栄光をもたらすものが攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、対戦相手がコントロールするドラゴンでないクリーチャー1体を対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。(督励されたクリーチャーは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)

《栄光をもたらすもの》がウィノータを誘発させて連れてきた《ヴェクの聖別者》が2ゲーム目の決定打になりました。

「プロテクション(赤)」は赤の多いホロウワンデッキの"アキレス腱"だったようでした。


《栄光をもたらすもの》も《ウィノータ》もスタンダードでものすごく強かったカードですからね。名カードたちの共演は見ていて面白かったかも…
まぁ…アタシが見てた分にもちょっと面白かったよ。トップデッキからの《栄光をもたらすもの》はインパクトがあった。




7/22(土)深夜モダン 2-2

  • バーン:✕○○
  • グルールムーン:○✕○
  • トロン:✕✕
  • 黒単:✕○✕

また2-2か…
平均的過ぎてリアクションに困るな…
「そこそこ安定して勝てるデッキ」に仕上がったということで…
まぁ、たしかにな。


VS バーン

戦績:✕〇〇

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/burn-a2dd1132-5301-4882-907a-7b668da3b58a#paper

《ドラゴンの爪》を2枚サイドインで勝利。 メインから《稲妻のらせん》が入っているのも戦いやすい。

流石に爪が2枚あったら勝つよな…




VS グルールムーン

戦績:○✕○

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/red-green-midrange#paper

基本平地が多いので肝心の月が効きませんでした。格安構築だとこういうボーナスが生じる事がありますね。

血染めの月

エンチャント {2}{赤}
基本でない土地は山である。

このマッチでも《ドラゴンの爪》を2枚サイドイン。

ウィノータ、ロキーリクなど一気に逆転できるカードが入っているので、それらを出す(もしくはデッキトップから引く)までの時間を稼ぐことができるという形で勝利に大きく貢献してくれました。

相手の《レンと6番》は脅威で、《神憑く相棒》などタフネス1クリーチャーが多く《フェールス・ロキーリク将軍》も焼かれてしまいます。
[-1]から入ったときに火力スペルで落とすしかないので、《レンと6番》対面では出し惜しみせずにクリーチャーを並べていくのが正解のような気もします。


3ゲーム目は《ドラゴンの爪》を張ってからの粘り勝ちでした。
ウィノータで一気に逆転できるので、負けそうでも粘った方がいいデッキなのかもです。
ロキーリク将軍もウィノータも展開する能力を持ったカードだから、巻き返すのに適しているんだよな。
ですね。
逆転の芽があると思いながら遊べるのも快適でした。
地味にそういうの大事だよな。逆転の筋がある方がストレスが小さいというか、負けているゲームに前向きに臨みやすい。




VS トロン

戦績:✕✕

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/modern-mono-green-tron#paper

気が付いたら負けていました。

ゲームの内容よりもむしろ、《神憑く相棒》をキャストしたときに対戦相手が「Oh…それはモダンでまだリーガルな『相棒』ですネ!」と微妙に分かりづらいジョークを飛ばしてきたことが鮮烈に記憶に残っています。
※「相棒」能力を持つヨーリオン、ルールスは現在モダンで禁止カードに指定されている。


マッチアップのレポートをしろよ。
あまりにもあっさり負けて記憶がないんですよ…




VS 黒単

戦績:〇✕✕

サンプルリスト:https://www.mtggoldfish.com/archetype/modern-mono-black-coffers#paper

黒単はロキーリクが強く刺さる印象で、逆にゴーレムで越えられないシェオルドレッドが厳しかったです。

黙示録、シェオルドレッド

伝説のクリーチャー - ファイレクシアン・法務官 {2}{黒}{黒}
4/5
接死
あなたがカード1枚を引くたび、あなたは2点のライフを得る。 対戦相手1人がカード1枚を引くたび、そのプレイヤーは2点のライフを失う

ロキーリク自身でクリーチャー・トークンを用意できる関係上、本来であれば布告除去はかわしやすいのですが、《シェオルドレッドの勅令》では除去されてしまいます。勅令の弾よけにはキャントリップ持ちの《神憑く相棒》がうってつけでした。

《不憫な悲哀の行進》(黒行進)が辛いので、減衰球などの対策は必須のようでした。
(2ゲームでサイドインし、3ゲーム目でサイドアウトしたのですが、感想戦で「やはり減衰球はサイドインしたほうが良いだろう」という話になりました)



広告






反省とまとめ

アドとるとき

今回のデッキは、今の環境で上がってるデッキと下がっているデッキを見ながら、「アドが取りやすいクリーチャーカードで固めたデッキが強いかも」と思いついて開発を始めたものでした。
あまりにも当然のことなんだけど、急にどうした?
え…えっと、クノッサさんはアドの取りやすいクリーチャーとして何が思い浮かびますか?
…と言われると、ちょっと難しいな。
まあ《激情》とか《創造の座、オムナス》とか、あとは《歴戦の紅蓮術士》とかそうか?
その辺のカードって高いですよね。だから勝手に「アド取りやすいクリーチャー=高額」という図式で考えていたのですが…
まぁ、実際そういうところあるけどな。
でも、今回《激情》のジェネリックとして《栄光をもたらすもの》に注目したみたいに、安くてアドを取りやすいクリーチャーって結構いるのかもしれない…と思ったんですよ!
なるほど、探せば案外あるかもな。《砕骨の巨人》も今安いしな。
ですよね!
ということで探してみたところ、パッと目に付いたのが《フェールス・ロキーリク将軍》でした。
うん、まぁ…安くて強いカードなら、流通数の多い『モダンホライゾン2』から探すよな。
で、これとコンセプトを共有できそうで、同じ白赤カラーの、アドをとれるクリーチャーを探してみました。
あぁ…なるほど。それがウィノータだったんだな。
ですです!
なるほど、じゃあウィノータデッキではなく、ロキーリクデッキとして始まったわけか。
ですね!
うーん…で、今アタシは開発秘話的なものを聞かされているのか?
それもありますけどね。
伝えたかったのは、《神憑く相棒》のようなドローだったり、《栄光をもたらすもの》のような火力だったり、《フェールス・ロキーリク将軍》のようなトークン生成だったり、そういうアドを取れるクリーチャーでじっくりと戦うデッキを作れば、安価なカードでも戦える環境なのかもしれない…ということです。
お、おお…
めずらしくマトモな総括をしているな。
普段は投げやりに締めてますからね…



新しいモダンの力学?

それで、そう考えるのには何か根拠があったりするのか?
うーん…勘でしかないです…
《一つの指輪》の登場によって、特定のキルターンに決着しようとするハンマータイムのようなデッキが抑圧されていて、しっかり盤面ないしはリソース戦を制して勝ちに行くデッキが上がっているように感じて…
「じゃあ格安構築側もそうしよう」となるのは必然か。
ですね。なんとなくモダンがちょっとフェア志向になったのを感じていたので、そういうデッキを組んでみたくなりました。



モダン&デッキビルドをはじめよう!

今のモダンはトップメタにラクドスが鎮座する以外はすごく混沌としていて、ハンマータイムのように安価デッキでは戦いづらい対面も減っているので、モダンをはじめたい人には良い環境かもです…!
自分で強そうなカードを探すバイタリティがあれば、2万円くらいでそれなりなデッキは握れるからな。
もっとも、それは指輪以前からそうだったんだが。
ですね。因みにカードを探すのにはScryfallがおすすめです。すごく機能が充実してるので…!
英語なのがネックだが、オリジナルデッキを組むのであれば使うべきだな。検索子でのカード検索が本当に強いし、情報の網羅性も高い。
で、リストを作るのはMoxfieldがベストです!
これも多機能なので…!
テストプレイヤーが綺麗で使いやすいイメージだな。
ですね!
『指輪物語』で盛り上がっている今こそ、多機能ツールを使いこなしてモダンデッキ構築を楽しんじゃおう…です!
まぁ…モダンやるにせよやらないにせよ、オリジナルデッキを組むにせよ組まないにせよ、ScryfallとMoxfieldはおすすめだな。このふたつは段違いに便利だ。
公式のアンケートで名指しで登場するツールですからね。



さいごに

というわけで、格安モダンデッキ「ボロス・ウィノータ」のプレイレポと解説でした…!
おつかれ。
ありがとうです。
ここまでお付き合いくださった皆さんもおつかれさまでした…!
だな。そっちもおつかれ。
いつになるか分かりませんが、またの記事でお会いしましょう…!
それじゃあ、またな。


末筆になりますが、今度のデッキリストの調整に幾度も協力してくれた我が弟にも、この場を借りてお礼申し上げます…



Amazonアソシエイトリンク

指輪物語:中つ国の伝承

セット・ブースター ボックス 日本語版 30パック入り




この記事を共有する
  • B!


広告




関連記事

おすすめ記事

ランダム

プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!