予算6600円で組んだ「赤単ドラゴン」で遊ぶMTGモダンのプレイレポート ~童心に帰る夏~

うーん、ダメだあ…
ど、どうしたんですか…?
ダメなんだよ、アタシのデッキが…
全ッ然、勝てない…
(あ、カードゲームの話か)




記事概要
  • MTGのモダンフォーマットで安く「赤単ドラゴン」デッキを組んで、店舗イベントに挑戦してみたプレイレポートです。
  • プレイしたのは7~9月で、『久遠の終端』発売前後の時期でした。
  • 完成度の高いリストを紹介する記事ではありません。普通に弱いのでご注意ください。安く遊べるデッキとしては、この記事中の「赤単速攻」をおすすめしています。

モダンで(できるだけ安く)ドラゴンデッキを組んでみた。そして戦ってみた。

7月末からずっとイベントに通いながらデッキを調整してたんだけどさ、マジでダメなんだよな。
ここから強くなるビジョンが見えない。
そんなにダメなんですか…?
とにかく、デッキリストを見せてくださいよ。


デッキリスト:赤単ドラゴン(モダン)

メインデッキ

クリーチャー

4 砕骨の巨人  ¥50
4 マグマのヘルカイト  ¥200
3 栄光をもたらすもの  ¥50
4 双つ口の嵐孵り  ¥100

呪文

4 浄化の野火  ¥80
2 紅蓮地獄  ¥50
3 神々の憤怒  ¥50
2 溶鉄の雨  ¥200
4 爆裂 // 破綻  ¥250
4 破断するドラゴンの嵐  ¥30

土地

4 大瀑布  ¥100
4 廃墟の地  ¥50
9  ¥20
1 平地  ¥20
4 錆付谷の橋  ¥50
4 銀色険の橋  ¥80

サイドボード

3 稲妻  ¥150
3 引き裂く流弾  ¥80
4 ドラゴンの爪  ¥50
3 壊滅的猛威  ¥50
2 黒曜石の焦がし口  ¥300


参考価格

合計 ¥6600
※晴れる屋での最低価格を参照。言語不問、ノーマルとプレミアムの別不問、状態NM以上に限る。2025/10/2時点。



悲惨な戦績…イベント参加感想

パッと見る感じ…ランデスする…赤単の…ドラゴンデッキってところですか?
だな。ランデスする赤単のドラゴンデッキだぞ。
コンセプトはすごく面白いですね。
アタシもそう思う。
面白いデッキではあるんだよ…
…で、戦績はこんな感じ。



7月モダン店舗イベント

  • 出産の儀(シミック) ✕◯✕
  • ハンマー ✕✕
  • 不戦勝
1-2

8月モダン店舗イベント①

  • 親和 ✕✕
0-1

8月モダン店舗イベント②

  • 出産の儀(シミック) ✕✕
  • リアニメイト(ローグデッキ) ✕✕
0-2

8月モダン店舗イベント③

  • サムワイズフード ◯✕◯
  • ランプ(ローグデッキ) ✕◯✕
  • 出産の儀(シミック) ✕✕
1-2

9月モダン店舗イベント

  • トロン ✕◯✕
  • 親和(ローグデッキ) ✕◯✕
  • ヨーグモス ◯◯
1-2
※リストを調整しながらの参加だったので、最初の2開催は本ページに掲載しているデッキリストと少し異なるものを使用していました。



ええと、これは…
弱いだろ。全然勝ってない。弱いんだよ…
でも、後半勝率が良くなってますね…
調整してリストが洗練されたのと…リストに習熟した分だろうな。
フリープレイもかなりの回数させてもらったし…
じゃあ、もっと使い込めば、もっと勝てるようになるのでは…?
うーん、逆かな。
使い込んで、勝率を改善して、それでも「この程度」だったってことだよ。
習熟したからこそ、頭打ちが見えてきた。
あー…なるほど。




構築&採用カード印象

橋を使ったグリッチ

モダンホライゾン2の橋を入れてるのは、なんでなんですか?
親和を使うわけでもないですし…
《爆裂》を橋に撃つんだよ。そうしたら、相手だけ土地が割れるだろ。

爆裂

ソーサリー {赤}
あなたがコントロールしている土地1つと、あなたがコントロールしていない土地1つを対象とし、それらを破壊する。
破綻

ソーサリー {5}{赤}
すべての土地を破壊する。

あ…たしかに。
橋にそんな使い方があったんですね!
あとは《浄化の野火》を橋に撃つのもあるな。
こっちは1枚ドローしながら土地を伸ばせる。

浄化の野火

ソーサリー {1}{赤}
土地1つを対象とする。それを破壊する。それのコントローラーは「自分のライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、自分のライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。 カードを1枚引く。

面白いですね。
ランデスカードで「インチキ」ができちゃうと…!



ランデスは土地カードで「解答」されてしまう

小業もあって強そうに見えるんですけどね。
どうして勝てないんでしょうか…
まあ、ぶっちゃけてしまうと、ランデスだな。
そもそもモダンのランデスが弱い。
え、そうですか?
ランデスって、一番キツい妨害だと思うんですけど…
もちろん、ランデスは強い…だけど、裏目が多いんだよな。
裏目…というと?
ランデスって、回答になるカードを相手に引かれやすいんだよな。 土地を置かれるだけで土地嵌めが崩れるし…
たしかに…土地嵌めされても、土地さえ置けたらまた動けるようになりますからね…
デッキに入っている土地カード全部がランデスへの回答になっちゃうわけですね。
そうなんだよ。
だから、土地嵌めはいつかは必ず瓦解する。
それが早いか遅いかが勝負の要だな。
運ゲーじゃないですか。
運ゲーなんだよ。
どのランデスカードも慎重に調整されていてパワー不足、だからなおさらデッキの動きが安定しない。 こっちが上振れるか、相手が事故るか…結局「運」ありきで戦うしかないんだよな。



一度「嵌め」を突破されてしまうと超キツい

あくまでランデスって、「ボトルネック」を縛るだけなんだよな。
だから、土地嵌めで使えなかったカードは相手の手札に全部残ってる。
ですね。
だから、一度土地嵌めを突破されちゃうと無理だな。
相手が温存していた手札で畳みかけてくるから。
そうなれば、こちらも温存しておいた手札で応戦すればいいだけなのでは…?
温存できないんだよ。
だって、こっちは相手の土地潰すのにカードを消耗してるんだからさ…
あ…たしかに。
しかも、一度土地嵌めを突破されると、こっちのランデスカードがまるっと全部腐る。
突破された後にランデスを撃っても焼け石に水だからな。



リソース面の課題と有利交換手段

このデッキ、リソース面に難がありそうな感じですね。
ランデス自体がそもそも「不利交換」というのもありますし…

ランデスは不利交換

こちらのカード・アドバンテージが増加するようにカードをプレイすることを「有利交換」、その逆を「不利交換」という。
カード・アドバンテージとは、一般に「手札の枚数+場にあるパーマネントの数、およびその値の優位性」のことを指す。ただし、カード・アドバンテージは場にある土地の枚数を除外して考えることが多い。
土地とそれ以外のパーマネントとでは、ゲーム上での働きが大きく異なるため、混同して考えると不都合が生じるためである。
そのような事情から、《石の雨》のようなシンプルなランデスカードのプレイを「不利交換」と見做す向きがある。
そうなんだよ。
だから《砕骨の巨人》とか入れてるわけだけど…

砕骨の巨人

クリーチャー - 巨人 {2}{赤}
4/3
砕骨の巨人が呪文の対象になるたび、砕骨の巨人はその呪文のコントローラーに2点のダメージを与える。
踏みつけ

インスタント - 出来事 {1}{赤}
このターン、ダメージは軽減できない。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。踏みつけはそれに2点のダメージを与える。

《砕骨の巨人》は「出来事」→「当事者」の順番で使うだけで有利交換ですからね。
そうそう、それで疑似的にリソース回復してる。
《神々の憤怒》と《紅蓮地獄》のメイン採用も有利交換目的でしょうか。
全体火力は、こっちがランデスしている間に並んだ敵クリーチャーを一掃したい…ってのもある。
問題なのは、《砕骨の巨人》や《紅蓮地獄》で有利交換しても、不利交換した分の損失補填に消えてしまうってとこだな。
たしかに…
上手にアドバンテージを取ってもせいぜいイーブンになるだけですね…
ああ、それじゃあ「勝ち筋の細いデッキ」になっちゃうよな。
細々としたプレイングで勝ちに行けないなら、上振れとか、ビッグアクションとか、相手が事故するとか、そういうのが必須の勝利条件になってしまう。



破断するドラゴンの嵐

そういえば、ドラゴンデッキなのにドラゴン部族要素ないですよね…? 《タルキールへの侵攻》とかも入ってないですし。
いや、あるぞ!

破断するドラゴンの嵐

エンチャント {4}{赤}
このエンチャントが戦場に出たとき、土地でないカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。その呪文のマナ総量が8以下なら、それをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。そうしないなら、そのカードをあなたの手札に加える。
あなたがコントロールしているドラゴン1体が戦場に出たとき、このエンチャントをオーナーの手札に戻す。

え、なんですか…このカード。
…というリアクションになるよな。 毎試合「そのカードなんですか」って聞かれたぞ… 肝心のテキストはザックリこんな感じ。

①5マナのエンチャント
②登場時、山札からランダムにマナ総量8以下の呪文を唱える
③味方ドラゴンが出たら手札に戻る

あ、じゃあ、山札から捲ったのがドラゴンカードなら…
すぐに《破断するドラゴンの嵐》が手札に戻ってくる。
繰り返し使えてオトクだな。
あと《破断するドラゴンの嵐》から別の《破断するドラゴンの嵐》をめくったら連鎖するぞ。
おお…、すごいような…微妙なような…
このカードは強かったぞ、意外にも。
この1枚を出して戻してしてるだけで強い盤面を作れる。
ただ、あんまり上振れはない感じですよね。
まあ、上振れ要素はないな。
強いていうなれば《破綻》が大当たりか。

爆裂

ソーサリー {赤}
あなたがコントロールしている土地1つと、あなたがコントロールしていない土地1つを対象とし、それらを破壊する。
破綻

ソーサリー {5}{赤}
すべての土地を破壊する。

全ランデスですか?
そう。全ランデス。
だけど、こっちには破壊不能土地があるからさ、多少は土地が残るんだよね。
あ、なるほど…!
でもやっぱり、上振れよりも「繰り返し使える」というのがメインかな。
ランデスカードは、使ってるだけでリソース的にジリ貧になっちゃうからさ…
このデッキではドローソースに近い役割のカードなんですね。
そうとも言えるな。カードアドバンテージの獲得源だから。
8マナまでリーチできることに目が行きがちだけど、こういう感じで堅実に使ったほうが強いのかもしれない。



マグマのヘルカイト

マグマのヘルカイト

クリーチャー - ドラゴン {2}{赤}{赤}
4/5
飛行
このクリーチャーが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしていて基本でない土地1つを対象とする。それを破壊する。それのコントローラーは自分のライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、タップ状態かつ麻痺カウンター1個が置かれた状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。(麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。)

コイツも中々に強かったな。 タフネスが5もあるし。
土地1枚をマヒさせるドラゴンですね。《メガ・マナロック・ドラゴン》みたいな。

メガ・マナロック・ドラゴン
火文明 {6}
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン 7000
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを各文明1枚ずつ選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それらのカードはアンタップしない。

まあ、そういう感じだな。 一応土地を割ってるから、《ウルザの物語》対策にもなる。

ウルザの物語

土地・エンチャント - ウルザの・英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― ウルザの物語は「:{1}を加える。」を得る。
II ― ウルザの物語は「{2}, :『このクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき+1/+1の修整を受ける。』を持つ無色の0/0の構築物・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。」を得る。
III ― あなたのライブラリーからマナ・コストが0か1のアーティファクト・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。

対面が多色デッキだったら《浄化の野火》とあわせて、相手の山札から基本土地を枯らすこともできますね。
できるな。 そうなったら、あとは普通のランデスとして使える。
だから《廃墟の地》も入ってるんですね…!

廃墟の地

土地
:{1}を加える。
{2},, 廃墟の地を生け贄に捧げる:対戦相手がコントロールしていて基本でない土地1つを対象とする。それを破壊する。各プレイヤーはそれぞれ、自分のライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。

そうそう。 基本土地枚数を絞ったデッキがまた増えてきたから、デッキから基本土地を枯らすプレイの成功率が上がってきたぞ。



後手に弱い《溶鉄の雨》

溶鉄の雨

ソーサリー {1}{赤}{赤}
土地1つを対象とし、それを破壊する。 それが基本地形でない場合、溶鉄の雨はそれのコントローラーに2点のダメージを与える。

《溶鉄の雨》は2枚なんですね。コンセプト的にもっと入りそうなのに…
ああ…これ後手だとあり得ないくらい弱いんだよ。
というか撃つタイミングがない。
もしかして、後手だとトロン対面でも効かない…?
効かないなぁ…
今のトロンは先手3ターン目に《まき散らす菌糸生物》を唱えるからさ…
《まき散らす菌糸生物》を通しちゃったら、テンポ的にランデスは負けだな。

まき散らす菌糸生物

クリーチャー - エルドラージ・ファンガス {3}{緑}
3/3
欠色(このカードは無色である。)
キッカー {1}{無色}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{1}{無色}を支払ってもよい。)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーから土地・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
あなたがこの呪文を唱えたとき、これがキッカーされていた場合、土地1つを対象とする。それを追放する。

じゃあ、後手2ターン目の《爆裂》から続けて撃つしかない?
それも微妙なんだよ。 今のトロンはタリスマンまで使ってマナを伸ばしてくるから、後手スタートの時点で間に合ってないかな。

衝動のタリスマン

アーティファクト {2}
:{1}を加える。 :{赤}か{緑}を加える。衝動のタリスマンはあなたに1点のダメージを与える。

トロンデッキのタリスマン

《衝動のタリスマン》や《反発のタリスマン》などを採用したトロンデッキが見られるようになった。
タリスマンの採用には、《まき散らす菌糸生物》の緑マナ、《四肢切断》の黒マナを用意できるメリットがある。
ただし、9月以降トロンデッキのタリスマン採用は減少している模様。エルドラージ・ランプでは依然タリスマンの採用が見られる。
うーん、厳しいですね…
もっと言えば、トロン対面以外でも後手2《爆裂》→後手3《溶鉄の雨》はむずかしいよ。 ランデスしてる間は、こっちが無防備だろ?
相手が先手2で出したクリーチャーにボコボコにされちゃう。


あー…たしかに… じゃあ、メインから入れないほうがいいのでは?
それは…そうなのかもなぁ… ただ、相手がマナスクリューしたときの威力がすごいんだよ。これだけで勝っちゃう。
えぇ…運ゲーじゃないですか。
運ゲーだと言ってるだろ。ランデスは運ゲーなんだよ。



栄光をもたらすもの

栄光をもたらすもの

クリーチャー ‐ ドラゴン {3}{赤}{赤}
4/4
飛行、速攻
栄光をもたらすものが攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、対戦相手がコントロールするドラゴンでないクリーチャー1体を対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。(督励されたクリーチャーは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)

コイツは…強い。さすがにコイツは強いよ。
ブロッカーを排除しながら殴れる速攻4打点ですからね。
すごいよな。 こんなすごいカードが今では50円!
まあ、50円なのには理由があるんですけどね…
再録回数かな…?
マナコストのほうでしょ…
5マナは現代モダンでは重すぎですよ…



双つ口の嵐孵り

双つ口の嵐孵り

クリーチャー ‐ ドラゴン {5}{白}
飛行
このクリーチャーが戦場に出たとき、5点のライフを得る。
黒焦げの噛みつき

ソーサリー {1}{赤}
飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。黒焦げの噛みつきはそれに5点のダメージを与える。(その後、このカードをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。)

これ、意外とクリーチャー面が強いんだよ。
5点もライフゲインすると、相手の計算が狂っちゃいますよね。
そうなんだよ。
「前兆」で山札に帰るのも良い。
これで《破断するドラゴンの嵐》での当たり率を上げられるからさ。




ドラゴンデッキとノスタルジー

話を聞く限りだと、「スタートラインから間違っていたデッキ構築」って感じですね。
実際そうなんだよな。
リストを作ってる途中で思わなかったんですか?
「あ、このデッキ不味いな」って…
もちろん思ったぞ。
不味いと思ったから、あえて今回は予算を絞った。
7000円くらいでしたっけ…?
そう。厳密には6600円。値段の割によく遊べたかな…とは思う。
すごく安いですよね。
でも、そこまで予算を絞るくらいなら、組むのをやめておいた方がよかったのでは…?
どうしても赤いドラゴンデッキを組みたかったからさ、止まれなかったんだよ…
クノッサさん、ドラゴン大好きですからね。
まあ、それもあるけどさ…
最近、デュエマの初期の構築済みデッキのことを思い出すんだ。
『ヘヴン・オブ・ドラゴン』とか。

スーパーデッキ・ゼロ

デュエルマスターズ5周年にあたる2007年~2008年に発売された強力な構築済みデッキのシリーズ。全ての収録カードに5周年を記念する意匠のマークがプリントされている。税抜1900円。
多くの強力なカードを再録しているが、初版カードとの差別化を意図したものなのか、収録カードはすべて「銀枠」と呼ばれる派手な加工になっている。 『ヘヴン・オブ・ドラゴン』はその「スーパーデッキ・ゼロ」シリーズのひとつ。
あれも赤単のドラゴンデッキでしたね… 《紅神龍バルガゲイザー》からドラゴン踏み倒すところもそっくり。
そうそう。
最近、あの時代のカードゲームのきらめきが心に浮かぶんだよ…
それで、『ヘヴン・オブ・ドラゴン』みたいなデッキ、また組みたいなって…
ノスタルジーですね…
気持ちはわかなくもないですけど…それならデュエマでやった方がよかったのでは…?
やったよ。
デュエマでも、ファイアーバードとアーマード・ドラゴンで連ドラを組んだ。


「ガチまとめ」でデッキリスト詳細を見る

えぇ…
もうやってたんですか…
3キルプランが2パターンあって、それでいて勝ち筋があの頃みたいな連ドラっていう、良いデッキに仕上がったんだけどな。
ただ、やっぱりパワー不足気味なのが気になってさ…
(3キルできるデッキがパワー不足とされる世界…)
MTGでもやってみようと思ったんだ。
デュエマとは兄弟作に当たるゲームだし。
で、それもダメだったと…
そうなんだよ…ツラいなあ。 あの頃のカードゲームは、やっぱり思い出の中にしかないんだなって…
MTGもすごい状況ですしね…


※2025年9月26~28日に開催された"MagicCon: Atlanta"にて、2026年の間に7セット発売予定であり、そのうち4セットがコラボであるというロードマップが発表され、コミュニティに衝撃が走っている。

だよな。 カードゲーム業界全体が活況なようで、実は難しい時期なのかもしれない。 ゲーマーも、メーカーも、岐路に立たされてる感じがする。
本来ならやりたくなかった施策を、状況に応じて仕方なくやっているタイトルは多そうです。
こういう状況でも、私はカードゲーム続けますけどね。
アタシもだな。ただ「どう遊んでいくか」ということについては、ちょっと考えないといけないかもな。
ですね…
それじゃあ、今回はここまでかな。
みんなは、リストを作っていて「これ弱いぞ」と思ったデッキは組むなよ。本当に弱いから。
自分のお金と直感は大事にしてくださいね…! それでは!



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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!