騒乱の歓楽者【格安モダンカードメモ】


こんな内容の記事です
  • 安くて強いカードを紹介する記事です!
  • 格安モダンデッキで採用したカード、採用を検討したカードへの評価・感想をまとめています!
  • 参考価格はウィズダムギルドトリム掲載の平均価格を切り上げたものになります

騒乱の歓楽者

マナ・コスト (赤)(赤)(6)
タイプ クリーチャー — デビル・ホラー
P/T 3/4
テキスト

この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚とソーサリー・カード1枚につき{1}少なくなる。

果敢

騒乱の歓楽者が戦場に出たとき、あなたの手札を捨て、その後カードを3枚引く。


参考価格
1102022/9/24 現在
おすすめ度

実績
果敢ビートダウン
マルドゥパイロマンサー

赤単色で使える3ドロー!!

墓地のインスタント・ソーサリーの数だけコストが軽減されるクリーチャー。

呪文を唱えるたびにP/Tが修正される「果敢」能力と、手札を全て捨てて3ドローする登場時能力を持っており、デッキの息切れを防ぐとともにフィニッシャーを担うことも可能。
中盤以降に心強いアクションが1枚のカードに集約されているのは魅力的です。

マナ総量が大きいので《虹色の終焉》や《突然の衰微》《致命的な一押し》の除去を免れる耐久力もフィニッシャーとしての信頼できるのもいいところですね。


構築で使用するなら「赤単色で使用できる3ドロー」である点が輝くのではないでしょうか。

「バーン」や「果敢ビートダウン」のように1マナの呪文を連打するデッキなら、《騒乱の歓楽者》のコストを2マナまで軽減することは難しくないでしょうし、「登場時の3ドローで引いた火力呪文を相手プレイヤーに叩きつけて勝利」と綺麗に流れを繋ぐこともできます。

登場時の能力は「手札をすべて捨ててから3ドロー」なので、他の《騒乱の歓楽者》を温存しておくことができません。
このため手札のリソース維持に使うのは厳しい印象です。3ドローで次のドローを引き当てることができるかは運に依りますし、露骨に運の絡む方法でリソースの維持をしようとするのは苦しいものがあります。

赤単色でロングゲームを目指すのであれば、衝動ドロー呪文を使うという手もあります。
衝動ドロー呪文で追放したカードは《騒乱の歓楽者》によって捨てられないため、衝動ドローと上手く組み合わせれば比較的安定したリソース維持も可能になります。



登場時のスタンダードでは《癇しゃく》とあわせて使えたりもしたんだが、モダンにはもとより《稲妻》があるからな…
《騒乱の歓楽者》の前に《稲妻》を唱えるのと、《騒乱の歓楽者》の効果で《癇しゃく》を捨ててマッドネスで唱えるのとでは大差ないですからね。
そうなると小回りの利く《稲妻》の方が便利なんだよな。
《地獄料理書》と組み合わせるなら《癇しゃく》の方が光る場面もあるんだけどな。




広告






相性の良い格安カード

ドラゴンの怒りの媒介者


現在¥280ほど(WisdomGuildトリム平均より、2022/09/24現在)

《騒乱の歓楽者》はインスタント・ソーサリーを使えばコストが軽減されるカードですが、インスタント・ソーサリーを唱えれば《ドラゴンの怒りの媒介者》の「諜報」も誘発するため、その「諜報」による墓地肥やしでさらに《騒乱の歓楽者》のコストが軽減できます。

《ドラゴンの怒りの媒介者》も《騒乱の歓楽者》もインスタント・ソーサリーをたくさん唱えるデッキで使いたいカードなので、単純にコンセプト面で噛みあっていて併せて使いやすいですね。

《ドラゴンの怒りの媒介者》についてはこちらでも解説しています!




果敢クリーチャー


《ドラゴンの怒りの媒介者》同様、果敢クリーチャーはインスタント・ソーサリーをたくさん唱えるデッキで使うカードなので《騒乱の歓楽者》と併せて使いやすいです。







弱点と対策

墓地対策されると本当になにもできない

《安らかなる眠り》や《未認可霊柩車》で墓地を貯めるのを妨害されてしまうと、8マナ支払って唱える他なくなってしまいます。



モダンって変に展開がグダってお互いすごく土地が伸びることもあるので、まれに普通に出せちゃったりもするんですけどね。
モダンに限らず、MTGってそういうことあるよな。



コストを軽減できてもちょっと冗長

《騒乱の歓楽者》は墓地にインスタント・ソーサリーを6枚貯めて2マナで召喚するのが基本の運用となります。

ただ、インスタント・ソーサリーを6枚使ってからとなると、《騒乱の歓楽者》を召喚できるのは大体4ターン目以降。 そこから《騒乱の歓楽者》が戦闘に参加できるのは5ターン目以降になります。

もちろん、出せるターンが若干遅かろうと「2マナで3/4に3ドローと果敢がついたクリーチャー」という性能が優秀であることには変わりありません。

問題になるのは、現状のモダンに4ターン目にゲームを終らせることができるコンボデッキが多いということ。

4ターン目に着地してリソース回復をしている《騒乱の歓楽者》はこの点で微妙に噛みあっていないんですよね…


対面がコンボデッキであればすぐにサイドアウトした方がよさそうだな。
サイドボードから墓地対策持ってこられても敵わないので、マッチアップにかかわらずサイドアウトすることの多いカードですね…
毎マッチ1ゲーム目で抜くカードか。そう考えると一気に微妙なカードに見えてきたぞ…
もちろん、ピッチスペルや行進、ルーティングと組み合わせて手札でダブつかないように工夫するのもアリですよ!
なるほど、そうやって強引に「使い道」を用意してやれば毎マッチサイドボードしなくても良くなるわけだな。
ですね!
ただ、どちらにせよ「赤単色のリソース回復手段」として依存するのは危険かもです。
だな。サイドアウトするにせよ、ピッチコストに充てるにせよ、ドロー呪文としては使えていないしな…
赤単色のリソース獲得手段としては《舞台照らし》《無謀なる衝動》《無謀なる歓喜の行進》の3種も優秀なので、赤単でスタミナのあるデッキを組みたい方はそちらも検討してみてはいかかでしょうか。



広告






まとめ

  • 稀有な赤単色3ドローでフィニッシャーとしても有用
  • マナコストが大きいので除去体制もそこそこある
  • 墓地対策に脆弱
  • 墓地対策されても手札でダブつかないように工夫しておくと良い(ピッチスペルや行進スぺル、ルーティングと併用するなど)
これも《ドラゴンの怒りの媒介者》同様新しい格安モダンデッキで採用するんだよな?
ですね!
今のところ果敢ビートダウンのパーツしか出てきてないが…
でも果敢ビートダウンじゃないですよ。
分かってはいるんだが、現状ノーヒントも同じじゃないか。
ふふ、クノッサさん。視野が狭すぎです。
「他の要素」にも目を向けないとダメですよ…!
…。



この記事を共有する
  • B!


広告




関連記事

おすすめ記事

ランダム

プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!