《恨み唸り》:暴発に要注意な6点火力除去をレポート【モダンカードメモ】
カードの基本情報
恨み唸り
マナ・コスト | (5)(赤) |
---|---|
タイプ | クリーチャー — エレメンタル |
P/T | 6/1 |
テキスト
恨み唸りが戦場を離れたとき、クリーチャー1体を対象とする。恨み唸りはそれに6点のダメージを与える。
想起{1}{赤}{赤}(あなたはこの呪文を、これの想起コストで唱えてもよい。そうしたなら、これが戦場に出たとき、これを生け贄に捧げる。)
収録セット
結構再録多いんだな。
黒の入ってない統率者デッキに汎用性の高い除去呪文として収録されてたみたいですね!
シングル参考価格
- Wisdom Guild トリム平均:¥25
- MTG GOLDFISH: $0.29
採用リスト
ラクドスエレメンタル(本サイト紹介リスト)
記事はこちらから!
赤単色の高性能な除去として
現在は《邪悪な熱気》がありますが、『モダンホライゾン2』以前は赤単色でタフネスが5点以上あるクリーチャーを焼くには、デメリットがあるかマナ・コストが重い呪文を使用する必要がありました。
5Cエレメンタルの場合、サイドとメインの両方で《恨み唸り》を採用してるリストも多かったよな。
今でも5Cエレメンタルではメインから1枚ほど採用されてますが、サイドボードでは見られなくなりましたね…
今は《孤独》があるからなぁ…
《稲妻の骨精霊》デッキのオプションとして
タフネス1のエレメンタルであり、想起によって能動的に墓地に送ることができるため、《雷族の呼び覚まし》のリアニメイト先として使用することも可能です。多くの場合、《雷族の呼び覚まし》をロスしてしまうことになるかと思います。
いや…《雷族の呼び覚まし》ってP/Tが小さいから、相手クリーチャーがいる状況では殴れないカードだろ。
見事なアンビバレンツだな。
見事なアンビバレンツだな。
そうなんですよね…
もっとも、2マナで7点のバーンダメージはそれはそれで優秀なので、機を見て使えば強いと思います。
もっとも、2マナで7点のバーンダメージはそれはそれで優秀なので、機を見て使えば強いと思います。
なるほどな。
あとは、2体以上相手のクリーチャーがいる状況で《雷族の呼び覚まし》で攻撃して《恨み唸り》をリアニメイトすれというのもアリか。
恨み唸りをブロックすればクリーチャーを2体ロス、ブロックしなければ6点ダメージとクリーチャー1体のロス…とどっちに転んでもつらい選択を迫ることができるからな。
あとは、2体以上相手のクリーチャーがいる状況で《雷族の呼び覚まし》で攻撃して《恨み唸り》をリアニメイトすれというのもアリか。
恨み唸りをブロックすればクリーチャーを2体ロス、ブロックしなければ6点ダメージとクリーチャー1体のロス…とどっちに転んでもつらい選択を迫ることができるからな。
暴発の危険性
《恨み唸り》による破壊が戦場を離れたときの誘発型能力であること、その誘発型能力の使用がに任意ではないことから、《恨み唸り》は対戦相手によって悪用されかねない危険性を秘めています。対戦相手が《セラの天使》をコントロールしており、自身が《シヴ山のドラゴン》をコントロールしている状況を想定します。 《セラの天使》を除去すべく、こちらが《恨み唸り》を「想起」コストで唱えたとき、これにスタックして対戦相手が《セラの天使》に《送還》を唱えると、《唸り唸り》は味方の《シヴ山のドラゴン》を破壊してしまいます。
《貪欲なチュパカブラ》のように「対戦相手の」という指定があったり、《激情》のように誘発型能力の使用が任意であれば使いやすかったのですが…
相手が悪用できないか意識して使わないといけないのはむずかしいよな。
玄人向けのカードって感じだ。
玄人向けのカードって感じだ。
誘発型能力は、実は死亡時以外にも誘発するので
《恨み唸り》の6点ダメージは「戦場を離れたとき」なので、実はバウンスなどでも誘発します。インスタントタイミングの生贄と組み合わせる
いくつかの点で《恨み唸り》は、インスタントタイミングでの生贄と相性が良好です。分かりやすい例では《村の儀式》が挙げられるでしょうか。
本来クリーチャー1体を犠牲にするこの呪文は2:2交換しかできないのですが、「想起」の直後なら1マナ2ドローとして使用できるわけで、「想起」との組み合わせによりカードアドバンテージを得られるようになっています。
《ゴブリンの砲撃》とも相性よさそうだよな。
ですね!
上手くいけな2体まとめて除去…なんてこともできるでしょうし。
その他
2種類のコストを活用する
《恨み唸り》のマナ総量は6点ですが、「想起」コストは3マナ。 この実質的なマナ・コストと、マナ総量とが乖離しているおかげで、《恨み唸り》は「続唱」を阻害しない除去呪文として使用することができます。クリーチャー呪文である強み
クリーチャー呪文である…つまり非クリーチャー呪文ではない除去であることは、除去の確実性という点で魅力的。まとめ
《雷族の呼び覚まし》でリアニメイトするか、サクるか、バウンスするかして、《邪悪な熱気》やエレメンタル・インカーネーションと差別化しましょう…という話でした!
普通に使うと競合が多いから、上手くデッキのシナジーの中に組み込んでやりたいな。