『神河:輝ける世界』1BOXで組める紙束デッキを考える!!【アーティファクトアグロ / スタンダード】


こんな内容の記事です!
  • 『神河:輝ける世界』のドラフト/セット・ブースター1BOXから組めるデッキを考えてみました!
  • 同種のコモン4枚以下、アンコモン1枚以下、レア以上不採用を基準に構築を練っています。
  • 『神河:輝ける世界』から紙のMTGを始める方を想定しての記事となっております。



ネオ神河のボックスで紙束スタンダードデッキを作る

普段から新しいプレミア・セットへのプロモーションに力を入れているWotCですが、『神河:輝ける世界』への力の入れようは別格でした。

『灯争大戦』の際に行った日本人アーティストの積極的な起用、コミカライズ版ビジュアルノベル、サウンドトラック(直下の埋め込み動画)、 VRまでもが発表されるという異例の力の入りよう。



こうした状況で、「MTGははじめてだけど(もしくはアリーナしかやってないけど)奮発してBOXを購入してみた」という方もいらっしゃるのではないかと思います。

そうした方に向けて、今回は1BOXからでも構築できるであろうスタンダードのリストを考えてみたので、ご覧いただけると幸いです…!

1BOXで組める基準として以下のルールのもと構築しました。
これは、ドラフトブースター1BOXから平均的に、各種コモンカードは4枚弱、各種アンコモンカードは1~2枚が入手でき、レア以上のカードは1BOXからは揃わないことによります。

  • コモンカードは4枚まで
  • アンコモンカードは1枚まで
  • レア以上は使用しない

セットブースターはドラフトブースターとは封入法則が異なる上に、封入内容の揺らぎが大きいためドラフトブースターほどコモンカードがたくさん当たるか分かりません。

コモンカードの枚数が揃わなかった場合には、上手くアンコモンなどで空いてしまった枠を補填してくださればと思います。



あ…1BOXじゃデッキは組めないんですね…
うーんと、まぁ…基本的には無理だな。
というかついにBOX買ったんですね!!
買いましたよ!ウワサの母聖樹も当たりました!


1BOXからデッキかぁ…ほかのプレミア・セット(通常セット)なら難しいですが、今回の神河ならそこそこなのが組めるかも…ですね。
コモンが強いからな。
そうなんですか??
普段のコモンクリーチャーは構築で使いにくいカードばっかりなのですが、今回のは一味ちがいますね…!
…で、MTGってコモンが本当に当たりやすいゲームだから、パックやBOXを購入するとすごい数のコモンカードが手に入るんだよな。

今回の『神河:輝ける世界』では、そのコモンの中にしっかり強いカードがたくさんあるから、まぁまぁいいデッキが組めるかもしらん。
ですね!
とにかくデッキを考えてみます!!
やった!



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デッキリスト

というわけで組んでみたのがこちらです!!
青のコモンに異様に強いクリーチャーが数枚あったので、それらを軸にして組んであります!
あとはアーティファクトのシナジーを活かせるよう、赤のアーティファクト・クリーチャーを加えたって感じだな。
改めて今回のセットはすごいと感じさせられたな。ほとんどコモンなのに、デッキとして形になってしまってるからな。


画像で見る

リンク
Viewing MTG decklist by card images. MTGのデッキリストをカード画像で表示。
※リスト画像は@iwaimagicさまのDeck List Viewerにて作成させていただきました。




メイン

※カード名をタップ(クリック)すると、公式イメージギャラリー画像に飛びます

クリーチャー

4 月回路のハッカー
4 ネットワークの攪乱者
3 小手の使い魔
1 思慮深い達人
1 裕福な盗人
1 現実の強奪
4 都和市の整歌師
1 兎電池
1 増員された浪人
1 双弾の狙撃手
1 熱心なメカ乗り
1 継ぎ接ぎ自動機械
1 暴走ごみ収集ボット

呪文

3 呪文貫き
3 記憶の宝球
3 電圧のうねり
3 神の火炎

土地

8
8
4 未知なる安息地
4 急流の崖

サイドボード

1 地震波
3 鏡殻のカニ
3 攪乱プロトコル
1 炎の排出
2 月罠の専門家
2 猿人のスリング
2 折り紙細工のおとり
1 知識の渇望



上記リスト中のは、入れ替え推奨のカードです。

後述の「ダブってたら追加したいアンコモン」「当たっていたらデッキに加えたいレアカード」の項にて紹介するカードと入れ替えてみてください…!

不足しているカードがあった場合は、「ダブったら追加したいアンコモン」「当たったらデッキに加えたいレアカード」で枠を埋めていただければと思います。





リスト解説

このデッキはアーティファクト・クリーチャーを場に出すことで強化される《都和市の整歌師》や《継ぎ接ぎ自動機械》で攻撃していくアグロ(速攻)寄りのデッキです。


アーティファクト・クリーチャーを繰り返し場に出すための方法として、優秀な忍者を採用しています。

「忍術」によって攻撃中のアーティファクト・クリーチャーを手札に戻し、次の自分のターンに出し直すことで《都和市の整歌師》や《継ぎ接ぎ自動機械》の強化を狙っていきます。


《ネットワークの攪乱者》は、1コストと軽量でありながら飛行持ちで、なおかつ場に出たときにパーマメントをタップでき、相手のブロックを回避することに長けた性能。

このデッキでは「忍術」による交代元になれるうえに、アーティファクトを参照するカードたちの恩恵をえることができるので、このデッキではマルチな活躍をすることができます。


《月回路のハッカー》は1コストで忍術が起動できる、本当に優秀な忍者。
このセットが『神河:輝ける世界』ではなかったらレアでの収録だったかもしれない…そのレベルで優秀なカードです。


「忍術」で出してダメージを与えれば、カード1枚分のアドバンテージを得られますし、2枚の《月回路のハッカー》でグルグル「忍術」を起動していけば毎ターンドローしていくこともできてしまいます。

これら2枚のカ―ドがコモンであったために、デッキが形になったところはあります。



なるほど、忍術とかをうまく使いながらDJ(《都和市の整歌師》)をアゲてDJで殴るって感じですね…!
ま、まぁ…その認識であってるな。





ダブったら追加したいアンコモン

《継ぎ接ぎ自動機械》《増員された浪人》


《継ぎ接ぎ自動機械》は、アーティファクト呪文を唱えるたびに+1/+1される能力に加えて、「護法2」を持っている非常に優秀なクリーチャー。

「護法2」のために除去し損なってしまうと、自身の能力によって+1/+1カウンターでサイズアップしてしまい、火力除去による対処が困難になるという相手からしたら厄介極まりない性能です。

各ターンの終了時に手札に戻る《増員された浪人》とは相性が良好で、組み合わせて使えば毎ターンサイズアップしていくことができます。

これらのカードが2枚以上ボックスから出たなら優先して組みこみたいところ。

1枚増やすごとにグッとデッキが強くなるんじゃないかと思います。


「護法2」が毎ターン強化されていくのは凶悪です…
デッキによっては本当に対処できないだろうな。



思慮深い達人


プレイヤーに戦闘ダメージを与えるごとに、自身のパワー以下のコストのアーティファクトを場に出せる忍者。

「忍術でダメージを与えたら、コスト2以下のアーティファクトが出せる」という認識で良いと思います。

コスト2以下と言えば、このデッキの主要パーツである《都和市の整歌師》や《継ぎ接ぎ自動機械》のコストと同じ
上手く回れば一気に盤面を形成してしまうことも可能です。


アーティファクト指定なので《記憶の宝球》を出すことも可能ですね!
ひとたび出してしまえば、インスタント2コストの2ドローだからまぁまぁ有用だったり。



兎電池


純粋に強力なアーティファクト・クリーチャーで、「換装」を持っているため味方に装備品として装備させることもできます。

1コストの速攻なので「忍術」の交代元として有用なだけでなく、「換装」によって味方クリーチャーに「速攻」を付与する可能。

装備品としてもクリーチャーとしても、攻撃のスピードを支えてくれる一品になっています。



双弾の狙撃手

登場時の能力で任意の対象に2点ダメージを与えることができるゴブリン。

魂力でも同じ効果(2点ダメージ)を使うことができるため、打ち消しに強い2点火力呪文とみることもできる…というより専ら2点火力呪文として使うことになります。

もちろん、4コストでクリーチャーとして出しても強力で、序盤でも中盤以降でも活躍できる優秀な1枚です。





当たっていたらデッキに加えたいレアカード

雑にデッキに加えてOKな魂力土地


デッキに加えるデメリットがほとんどない強カードです。
3色のデッキだったら使いにくかったり、伝説だから雑に4枚採用できないのもあるが、かつてない「入れ得」カードだよな。



千の顔の影


忍者デッキにおいては、1コストの飛行持ちというだけで有用なんですよね。
「忍術」を使って出せば、味方のコピーであるトークンも出せるわけか。
このデッキの場合は、《継ぎ接ぎ自動機械》なんかをコピーすればいいだろうか?
それが無難に強そうですね。 お世辞にコストパフォーマンスが高いとは言えませんが、《月回路のハッカー》をコピーしてカードを1枚ドローするのもアリかもしれません。





このデッキを強化したいなら…

《継ぎ接ぎ自動機械》や《増員された浪人》《兎電池》を買い足すと、デッキの動きを安定させることができると思います。

ただし、今はまだ環境初期なので今後環境がどう転んでいくか分かりませんし、何より4月にチャレンジャーデッキ2022の発売を控えているので、初心者の方はその発売を待った方が絶対に良いと思います。

こんな記事もあります!
らすとさばTCGレポートは、格安デッキや安くて強いカードなど、MTGを気軽に楽しむための情報をお届けします



あと、ワイルドカード節約のためのこのリストを参考にするのもやめておいた方がいいと思うぞ。
あ、そうなんですね…
あくまでBOX買ったけど、スタンダードのデッキを持ってないという方に向けて考えたので…💦
しっかりスタンダートを遊ぶつもりなら、次のチャレンジャーデッキ(2022/4/1発売)を待った方がよいかもです。
4月までまだしばらくあるし、その間このデッキでつなぐのが良いと思うぞ。
なるほど、この《グルール・ストンピィ》というチャレンジャーデッキ、ボクの好みかもです!




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まとめ

というわけで「1BOXで組めるデッキ」を考えてみました!
ありがとうございました!
なんか、思ったよりマトモなのができてビックリしたぞ。
最初にもおっしゃてましたが、1BOXで組むのってそんなに難しいんですか??
他のプレミア・セットならそうなんだよな…
大体のセットのコモンクリーチャーって、「準バニラ」が多いんだよ。「警戒」とか「接死」とかしか持ってないヤツ。
でも、今回のセットは違ったと…
ですね…!
コモンが強いだけではなく、収録内容のバランスが良かったのもあります! 火力呪文や打ち消しもたくさん入ってて、それで組みやすかったのもありますね!!
じゃあ、今回のBOX購入はいい買い物だった…!?
…と思いますよ!
《母聖樹》も出てるしな。金額的にもトントン以上だったろ。
やった!それではみなさんまたの機会にお会いしましょう!!
それじゃあな!!



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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!