『神河:輝ける世界』のヤバいカードを見ていく記事
- 2022/2/18発売の新セット『神河:輝ける世界』収録カードのうち、ヤバそうなカードを見ていく記事です!
- 合間合間にセットについてちょっとした考察を行います。
- 見ていくカードは8枚です、直下の目次からご確認いただけます。
モダン必須級!?特殊地形・ファクト・エンチャント対策の母聖樹
- カード名:耐え抜くもの、母聖樹
- タイプ:伝説の土地
- :(緑)を加える。
魂力―(1)(緑)、耐え抜くもの、母聖樹を捨てる:基本でない土地やアーティファクトやエンチャントのうち対戦相手1人がコントロールしている一つを対象とする。それらを破壊する。
そのプレイヤーは「自分のライブラリーから基本土地タイプを持つ土地・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
この能力を起動するためのコストは、あなたがコントロールしている伝説のクリーチャー1体につき(1)少なくなる。
でも新しい母聖樹にはそれができない…と。
あとは相手のテンポロスを狙って多色地形を潰そうとしても、トライオーム(3色土地)を出されてしまったりなんてこともあるだろうな。
…こともないですよね、これ。
伝説のデメリットがあるとはいえ、土地のスロットに入る特殊地形・アーティファクト・エンチャント対策カードだからな。
緑が入ったデッキなら、ほとんど無条件にメインから2投されるんじゃないか?
あ、土地の起動型能力だから打ち消されないんですね…
土地であることのメリットがすごい…
墓地から土地を回収する+1能力で、新しい母聖樹を使いまわせる。
あとはアミュレットタイタンもヤバいか。
デッキのキーカードである《精力の護符》はもちろんのこと、特殊地形である《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》や《軍の要塞、サンホーム》をエンドカードにしてるからな。
なるほど、《レンと6番》による新母聖樹の使いまわしで土地が枯らされてしまう展開もありえるな!
ソース
【プレビュー】実は「魂力」も帰ってくるんです。土地と能力、あなたは上手く使い分けることができるでしょうか? #mtgjp #MTGNeon pic.twitter.com/RJpQiCXw0u
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 27, 2022
タフネス1への強力な牽制球、《Life of Toshiro Umezawa》
- カード名:Life of Toshiro Umezawa
- タイプ:エンチャント・英雄譚
- マナ・コスト:(1)(黒)
- Ⅰ・Ⅱ-以下からひとつ選ぶ
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+2の修正を受ける。 ・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-1/-1の修正を受ける。 ・あなたは2点のライフを得る。
Ⅲ-この英雄譚を追放し、変身させた状態で場に戻す。 - カード名:Memory of Toshiro Umezawa
- タイプ:エンチャント・クリーチャー-人間・侍
- 、1点のライフを支払う:(黒)を加える。このマナはインスタントかソーサリーである呪文を唱えるためにのみ使用できる。
厄介なタフネス1のクリーチャーを除去した挙句、さらに1ターンの間タフネス1のクリーチャーを出せないように牽制できますからね。
ソース
I,II:以下から1つ選ぶ
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) January 27, 2022
・対象のクリ一チャ一1体に終了時まで+2/+2
・対象のクリ一チャ一1体に終了時まで-1/-1
・2点のライフを得る
III:これを追放し、変身させた状態で場に戻す
ーー
(T)、1点のライフを払う:(黒)を加える。このマナはインスタントかソーサリーを唱える為のみに使用できる pic.twitter.com/bMLf7Cc1mK
神河版《虹色の終焉》な白のインスタント追放呪文
- カード名:冥途灯りの行進
- タイプ:インスタント
- マナ・コスト:(X)(白)
- この呪文を唱えるための追加コストとして、手札から望む枚数白のカードを追放してもよい。
これにより追放されたカード1枚に付き、この呪文を唱える為のコストは(2)少なくなる。
点数で見たマナ・コストがX以下のア一ティファク卜かクリ一チャ一かエンチャン卜1つを対象とし、それを追放する。
6コストのパーマメントを飛ばそうと思うと、7コストですもんね…
これ《ウルザの物語》追放できる!?!?
あ…よく見たらこれ効果の対象に土地がないだけで、アーティファクト・土地やエンチャント・土地も追放できるのか!
ただ、基本的には《虹色の終焉》よりもマナ・コストが重くなるから、デッキやメタゲームの推移に応じて使い分けるか、あるいは上手く併用する必要がありそうだ。
なんだかんだ色んなデッキで重用されてる《ポータブル・ホール》みたいな位置に落ち着くかもな。
ソース
これを唱える追加コストとして、あなたは望む枚数の白のカードを手札から追放してもよい。このように追放したカード1枚に付き、この呪文を唱える為のコストは(2)少なくなる。
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) January 28, 2022
マナ総量X以下のア一ティファク卜かクリ一チャ一かエンチャン卜1つを対象とし、それを追放するhttps://t.co/9823vXvCMJ pic.twitter.com/RDM5UXAiRs
幕間の考察①:新神河はモダン向けセット??
あの3枚については、モダンを意識してそうなデザインだったよな。
《樹海の自然主義者》や 《熱心なメカ乗り》もまた、『モダンホライゾン2』でフィーチャーされたテーマをなぞってますしね。
待望の忍者ロード、《銀毛の達人》
- カード名:銀毛の達人
- タイプ:クリーチャー-ネズミ・忍者
- マナ・コスト:(青)(黒)
- 忍術(青)(黒)
あなたが忍術能力を起動するためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールしていてこれではなく忍者やならず者であるすべてのクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
マーフォークデッキはロードを並べてロードどうしで強化しあうのが強みだから、2コストのロードってのが活かしやすかったのもあるか。
ただ、忍術を軸にデッキを組むなら、そもそも起動コストの軽い忍術持ちで固めてるだろうし、なんとも言えないな…
ソース
【プレビュー】もちろん!『神河:輝ける世界』では「忍術」が復活します! #mtgjp #MTGNeon pic.twitter.com/uuolQrFfAY
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 27, 2022
アーティファクト踏み倒し忍者、《思慮深い達人》
- カード名:思慮深い達人
- タイプ:アーティファクト・クリーチャー-人間・忍者
- マナ・コスト:(1)(青)
- 忍術(1)(青)((1)(青)、あなたがコントロールしていてブロックされなかったクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札にあるこのクリーチャーをタップ状態かつ攻撃している状態で場に出す。)
思慮深い達人がプレイヤー1人戦闘ダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にありマナ総量がそのダメージの点数以下であるアーティファクト・カードを1枚戦場に出してもよい。
安定はしないだろうけどな。
ただ、今回のセット優秀なアーティファクト・クリーチャーが多いから、アーティファクト・クリーチャーを多めに採用したビートダウンデッキなら無理なく活躍させられそうだ。
ソース
🇯🇵🎨@okome_dihttps://t.co/x1X6e3OR4d pic.twitter.com/sWQq6t03gp
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) January 27, 2022
令和の深き刻の忍者、《月回路のハッカー》
- カード名:月回路のハッカー
- タイプ:エンチャント・クリーチャー-人間・忍者
- マナ・コスト:(1)(青)
- 忍術(青)((青)、あなたがコントロールしていてブロックされなかったクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札にあるこのクリーチャーをタップ状態かつ攻撃している状態で場に出す。)
月回路のハッカーがプレイヤー1人戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引く。そうした場合、このターンに月回路のハッカーが出ていたのでなければ、カードを1枚捨てる。
そうじゃなくとも、忍者デッキなら2ターンに1度ほどの頻度でドローできるようになるから、忍者は一層息切れに強くなるかもしれない。
ソース
忍術 (青)
— 《青黒家の食卓》管理人、オリバ (@DimirUB) January 30, 2022
これがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、このターンにこれが戦場に出ていないなら、カードを1枚捨てる
🇯🇵🎨@39sshttps://t.co/9823vXvCMJ pic.twitter.com/JeNK1rnbcH
幕間の考察②:復活した忍者
まぁ、レガシーの忍者デッキが順当に強化されることになるから、忍者好きとしては願ったり叶ったりだろうが…
集合妖術のリベンジ!?《災厄招来》
- カード名:災厄招来
- タイプ:インスタント
- マナ・コスト:(1)(赤)(赤)(赤)(赤)
- あなたはあなたの手札もしくは墓地の中から、点数で見たマナ・コストが6以下になるようにインスタントもしくはソーサリーである呪文を2枚選び、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
これにより唱えられた呪文が墓地に送られるなら、代わりにそれらを追放する。
災厄招来を追放する。
でも《集合した中隊》の呪文版って、実は過去に登場してるんだ。
インスタント呪文が採用しにくくなるし、敵クリーチャーがいないのに除去呪文がめくれても仕方ないしって感じで、微妙なんだよな…
《集合した中隊》はクリーチャーを出す呪文だから、クリーチャーを多めに採用したデッキだったら安定してアドバンテージが得られるけど、ソーサリーならそうもいかないのですね…
ただ、《集合妖術》には一気にアドバンテージを稼ぐことができる凄い裏技があるんだ。
だから、デッキが上手く回れば強いんだけど…如何せん使いにくい。
あとは《祖先の幻視》とかも相性良いかもな。
折角使うなら、6コストの呪文1枚と0コストの待機呪文という組み合わせて使いたいが、そもそも決着力のある6コストの呪文って何かあったか??
あ…最近だとストリクスヘイブンの《研究体》がすごい決戦能力ですね、除去体制が全然ないですが…
相変わらず除去には脆いが、これ単体で唱えたときの隙のデカさを補いやすいのもメリットだな。
他に何かありそうか??
両方赤のカードなのもデッキが組みやすそうでいい。
無理して撃たなくても《ハゾレトの終わりなき怒り》が巻き込んでくれそうだし。
結構期待できそうな1枚だな。
ソース
Looks like it’s going to be cloudy with a chance of flaming swords. My #MTGNeon spoiler can cast up to two spells 6 MV or less from hand or graveyard for free…. AT INSTANT SPEED 👀👀
— TheAsianAvenger (@Theasianavenger) January 28, 2022
Thanks @wizards_magic for allowing me to be a part of this spoiler season!#sponsored #MTG pic.twitter.com/Bl8feEPoKx
本日最後の《報復招来》!!
でも、まさかこれほどとは…
- カード名:報復招来
- タイプ:ソーサリー
- マナ・コスト:(1)(白)(白)(白)(白)
- あなたの墓地からパーマメント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
その後、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーか機体に4個分をあなたの望むように割り振る。それらの上にその割り振った個数の+1/+1カウンターを置く。
《原初の夜明け、ゼタルパ》を出せば無敵のパワー8、二段攻撃でほぼゲームエンド級ですね!
これはえらいことや…えらいことやで…
+1/+1カウンターが4個ではなく8個の乗って、14/14トランプル速攻でいきなり仕掛けることもできる。
そう言えば、ヒストリックでは《太陽の化身、ギシャス》を使ったリアニメイトデッキありましたよね、あれとも相性がいいのでは?
ギシャスは与えた戦闘ダメージの点数と同じ枚数山札をめくって、その中から恐竜を場に出すという能力だからな。
単純にめくる山札が4枚増える。
モダンでトロンデッキをボコボコに咎めてしまったから、トロンっぽいデッキを組むためのパーツを供給したようにも見えるな。
ソース
The white Invoke, a 5-mana reanimation spell that comes with a significant power boost. More previews at https://t.co/Xf7A1xPXdT #MTGNEO
— MTGGoldfish (@MTGGoldfish) January 31, 2022
Source: https://t.co/oOrjwzQzjG
🎨: @KekaiKotaki pic.twitter.com/HEnxOpIbfF
まとめ
本当に強いセットだなっていう印象が強いな。
はっきり言って、カードパワーの水準が『モダンホライゾン2』に一番近いセットだと思うぞ。
でも、スケジュール的にモダンメタゲームの推移を参考にカードをデザインしたとは思えないんだよな。
もとより『モダンホライゾン2』でフィーチャーされた戦略を強化できるカード、対策するカードを供給するセットとして『神河:輝ける世界』は位置づけられていたのかもしれません。
じゃあ、今後の通常セットは『モダンホライゾン2』並みのやつが、出てくる可能性が高いということか…
それに現状のモダンは『モダンホライゾン2』のパワ―カードにジャックされてる状況だからな、色々ヤバいカードがでてくれた方が環境に風穴開けられて面白いだろ。
Amazonでも予約・購入できるので見てみてくださいね(ダイマ)
今後のプレビューに応じて更新されるそうです!!
しかし、毎日すごいカードが公開されるからドキドキしてしまうな!