【予算:¥18000】格安モダン:白単人間 (2022/2/14更新)
注意点
本記事に掲載されているリストは、2023/2/13に現メタゲームに合わせて改訂されたものになっております。リストの改訂に際して記事本文の内容を改めなかったため、本文とリストとの間に齟齬があります。デッキリスト
いきなりですがリストをどうぞ!!
ちょっと変わったリストなので、デッキのコンセプトなどは後で説明いたします!
ちょっと変わったリストなので、デッキのコンセプトなどは後で説明いたします!
- カード名をタップで詳細ページに飛びます。
メイン
クリーチャー
4 スレイベンの検査官 ¥ 1004 教区の勇者 ¥ 180
3 巨人落とし ¥ 60
4 聖戦士の奇襲兵 ¥ 90
4 サリアの副官 ¥ 260
2 毅然たる援軍 ¥ 90
4 大隊の歩兵 ¥ 30
4 集まる群衆 ¥ 20
呪文
3 軍備放棄 ¥ 1803 冥途灯りの行進 ¥ 560
4 美徳の力 ¥ 140
土地
18 平地1 アーデンベイル城 ¥ 400
1 フロスト・ドラゴンの洞窟 ¥ 390
1 皇国の地、永岩城 ¥ 1040
サイドボード
2 ドラニスの判事 ¥ 9503 ヴェクの聖別者 ¥ 280
1 有望な信徒 ¥ 1150
1 万神殿の兵士 ¥ 110
2 第三の道のロラン ¥ 1160
2 新ベナリアの守護者 ¥ 140
1 カーンの酒杯 ¥ 1240
1 一時的封鎖 ¥ 400
1 魂の仕切り ¥ 650
1 聖域の僧院長 ¥ 1030
予算
メイン:¥ 7690サイドボード:¥ 9920
合計:¥ 17610
テストプレイ
プロキシ印刷
また、MOXFILEDのプロキシには基本土地が含まれません。
- カラー
- 用紙サイズ:A4
- 1枚当たりのページ数:1
- 余白:デフォルト
- 倍率:既定
直近の更新内容
はじめてこの記事を読まれる方は、ここを読み飛ばして大丈夫です!
- 《巨人落とし》の採用枚数を4枚にしました(2枚増量)
- 《冥途灯りの行進》、《皇国の地、永岩城》を採用しました
- サイドボードに《ドラニスの判事》を採用しました
- サイドボードの《失われし者のランタン》と《聖戦士の奇襲兵》を増量しました
人間ビートダウンの定番カード
《教区の勇者》と《サリアの副官》、この2枚は有名な人間部族を強化するパーツなのですが両方とも白のカード。これらを採用して人間であることを活かしながら戦う白単ウィニーデッキ構築してみたのが今回のデッキです。
構築全体でみれば「ロードで強化する王道な部族デッキ」なのですが、かなりクセのあるところもあります…
詳しくは次項で説明しますが、プレイ感がかなり独特なものになってます。
詳しくは次項で説明しますが、プレイ感がかなり独特なものになってます。
リストからそこはかとなく異常さがただよう…
鷹と《美徳の力》
このリストで一番異彩を放ってるのは《戦隊の鷹》だと思います。
鷹の異物感すごいよな。
人間デッキなのに、多相でも人間でもないですからね…
でも鷹くんはこのデッキのコアパーツと言っても過言じゃないくらい重要なんですよ。
それじゃあ鷹デッキじゃないか。
えっと、それはその…
《美徳の力》の種
そもそもの話ではありますが、モダン環境において人間の部族デッキが成立しているのは、各色に非常に優秀な人間が存在しているからという事情があります。人間デッキは《教区の勇者》や《サリアの副官》によって人間という部族のアドバンテージを活かすデッキである反面、広いカードプールから優秀な人間を色に関わらずピックアップして採用したジャンクデッキ的な側面も有しています。
この人間デッキを白単で構築しようとしてしまうと、2つの問題が生じます。
ひとつは人間を支えている、各色のカードパワーのある人間を失うこと。
もうひとつは部族デッキを成立させるには複数のロードが必要であるということ。
この二つの問題を解決するために、埋もれてしまったモダンホライゾンのピッチサイクルから《美徳の力》を掘り起こしました。
マナコストの支払いなく設置できるロードというのは、ロード不足を解決できるのはもちろん、素早く味方を強化できるためにクリーチャーの質を強引に上げているとも見ることができます。
見た通り5~8枚目の《戦隊の鷹》ですが、こちらは人間なので《サリアの副官》に強化してもらえるし、《教区の勇者》を強化できるし、当然ながら《美徳の力》による+1/+1修正も受けるので、盤面が整っていればこのカードを毎ターン場に出していくだけでも十分に脅威的だったりします。
たった1コストで2回も登場時能力を再利用できるのはすさまじく、このデッキでは《サリアの副官》を2回出し入れすることで、味方の人間全体に+1/+1カウンターを2個のせることができてしまいます。
このとき場に《教区の勇者》がいれば、自身の能力も込みで+1/+1カウンターが4個のります。
《スレイベンの検査官》を出し入れすれば、てがかりトークンで手札を補充することも可能です。
単純にクリーチャーを単体除去から守る用途でも使えますが、一旦場を離れてしまうので載せていた+1/+1カウンターは消えてしまう点に要注意です。
大型クリーチャー対策です。
《サリアの副官》や《美徳の力》による強化でP/Tを3~4点まで上げることを前提と考え、3~4点のP/Tでは手に負えないクリーチャーを《切り落とし》で排除してしまおうという目論み。
もちろん1コストの人間というだけでこのデッキではかなり有用で、《教区の勇者》や《サリアの副官》の強化に使うこともできます。
また、1/2というサイズも地味に便利で、攻撃してきた《敏捷なこそ泥、ラガバン》を《美徳の力》を唱えながらブロックすれば一方的に討ち取ることが可能。
相手のラガバンへの圧力になってくれそうです。
プロテクション付与でブロックを無視して攻撃できるようにし、一気にゲームを決めてしまうのが専らの用途です。
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ゆえに《美徳の力》デッキが抱える課題への理想的な解…だったのですが、やはり手札1枚を追放するコストは軽いものではなく、デッキの事故要因になってしまうのは火を見るよりも明らか…
そこで、気兼ねなく捨ててもいい手札を供給する手段として《戦隊の鷹》を採用しました。
《戦隊の鷹》1枚を場に出せば、《美徳の力》の種が3枚手に入ります。
3枚もあればゲーム中、代替コストの支払いに困ることはないでしょう。
3枚もあればゲーム中、代替コストの支払いに困ることはないでしょう。
完結したコンビネーション
これは当然なのですが、《美徳の力》による強化は《戦隊の鷹》にも及ぶので、「《戦隊の鷹》の効果で手札に加えた《戦隊の鷹》を追放して《美徳の力》を唱えた」場合、既に場に出ている《戦隊の鷹》と手札に加えた残り2枚の《戦隊の鷹》も+1/+1修正を受けることになります。なので、《美徳の力》を複数枚出すことができなくても、1枚でも《戦隊の鷹》で《美徳の力》を出せた場合、それ以降2コスト2/2飛行という良コスパクリーチャーを運用することが可能になるわけです。
《美徳の力》のコストにできなければ《戦隊の鷹》は腐るということはなく、出たときに山札を圧縮して残りの《美徳の力》を引く確率をあげつつ、《美徳の力》が引けなくても2コスト2/2フライヤーとして運用できるなど、《美徳の力》と《戦隊の鷹》のコンビネーションは2枚でかなり完結した動きを見せてくれます。
鷹が代替コストの支払いで終らず、そのままクロックに加われるのはすごいな。
飛行持ちなので、地上での攻撃が上手くいかないときにもダメージを稼いでくれるのもポイントです!
盤面が整っていれば、4/4とか5/5のクリーチャーが次から次へと出てくる感じなので普通に強いです。
《儚い存在》でアドも防御も!
《儚い存在》は、クリーチャーの登場時能力を使いまわすことにおいては比類ない呪文で、最近ではモダンホライゾン2のインカーネーションサイクルとの相性の良さで注目されている1枚です。たった1コストで2回も登場時能力を再利用できるのはすさまじく、このデッキでは《サリアの副官》を2回出し入れすることで、味方の人間全体に+1/+1カウンターを2個のせることができてしまいます。
このとき場に《教区の勇者》がいれば、自身の能力も込みで+1/+1カウンターが4個のります。
+4/+4ってやばいな…すでに3/3なら7/7まで大きくなるのか。
単純にクリーチャーを単体除去から守る用途でも使えますが、一旦場を離れてしまうので載せていた+1/+1カウンターは消えてしまう点に要注意です。
なので、除去対策にせよ能動的に使うにせよ、《サリアの副官》を対象に使うのが専らかと思います。
その他採用カード
《巨人落とし》
相手のラガバンへの圧力になってくれそうです。
《精霊への挑戦》
もちろん味方を除去から守るのにも使えますが、プロテクションなので《至高の評決》のような全体破壊には無力です。
(《神々の憤怒》のような全体火力には有効です)
相手のライフを残り3点まで追い詰めたのに、手札も戦場にもカードが残っていない…という惜しい状況でもう一押しすることができるます。
接戦で辛勝するのに特化した1枚と言えるでしょうか。
普通に強いカードです。
さいごに
というわけで「格安白単人間」のリストでした!!
うーん、このリストは大変でした。
うーん、このリストは大変でした。
そうなのか…?
まぁ、格安に限らずデッキリストを作るのは楽ではないと思うが。
まぁ、格安に限らずデッキリストを作るのは楽ではないと思うが。
試行錯誤の過程で《戦隊の鷹》や《美徳の力》を加えることになったりと…本当に紆余曲折したデッキ構築でした…
なるほど、確かに今回のは殊更珍しいリストになってるもんな。
一応《美徳の力》採用の白単ウィニーというのはそこそこ前例のある構築ではあるものの、予算と相談しつつそれなりに出力のあるリストにするのに腐心させられました…
ごくろうだったな。
あたしが赤いデッキが好きなように、「白単が好き」というプレイヤーも結構いるからな。
なんとなく白いデッキで始めたいヤツもいるだろうし、このデッキリストはそういうヤツにはいいかもな。
あたしが赤いデッキが好きなように、「白単が好き」というプレイヤーも結構いるからな。
なんとなく白いデッキで始めたいヤツもいるだろうし、このデッキリストはそういうヤツにはいいかもな。
私自身、白単が好きなのでどうにか安く組んでみたかったのですが、どうにか形にできてよかったです。
とはいえカジュアルよりなリストなので、しっかり戦えるリストでモダン参入したいという方は果敢ビートダウンのリストを参考にしてみてくださいね。
ここまでおつきあいいただいたみなさん、ありがとうございました…!
とはいえカジュアルよりなリストなので、しっかり戦えるリストでモダン参入したいという方は果敢ビートダウンのリストを参考にしてみてくださいね。
ここまでおつきあいいただいたみなさん、ありがとうございました…!
それじゃあまたな!