¥500以下で買える多色地形たち


こんな内容の記事です!
  • MTGの安く買える(¥500以下)多色地形カードをまとめてみました。
  • モダンやパイオニアを始めたいけど、「土地に何万円も使うのはちょっと…」という方は参考にしてくださると幸いです…!!


▼より新しく、より詳細な安価土地についての記事を公開しました(2023/9/7)

安い土地カードを使って2色モダンデッキを組むためのマナベース(土地構成)例

安い土地カードを使って2色モダンデッキを組むためのマナベース(土地構成)例

安い土地で2色のモダンデッキを組むためのマナベース(土地構成)例を紹介しています。それと同時にフェッチランドなどの高額な特殊地形がなぜ重用されるのか、それらを採用しないことにどんなデメリットがあるかについても解説しました。

ペインランド




1点のライフと引き換えに2色のマナを出すことができる土地。ライフを支払わずに無色マナ1点を出すこともできる。


評価

おすすめ度:
参考価格:¥400

ものすごく再録回数が多いので、性能のわりに安価な特殊地形


かつてのマジックでは最強格の特殊地形でしたが、「ラヴニカ:ギルドの都」で登場したショックランドなど優秀な土地が続いて登場してくると、少しずつ活躍の場を失うようになってしまいました。

今では「モダンホライゾン」で登場したしたキャノピーランドサイクルがペインランドの実質的な上位互換であることもあって、モダンでは非常に肩身が狭い状態です。

(キャノピーランドにはライフを支払わずに無色マナを出す能力がないという点で一応すみ分けている)


しかし、無条件にアンタップインできる多色地形というこのカード自体の性能自体が変わったわけではなく、あくまでキャノピーランドの方が優先されるというだけのことなので、モダンでも2色デッキであれば未だにプレイアブルな性能であるとは思います

どうしても両面ランドの方が優先される傾向がありますが、キャノピーランドが使用できないパイオニアにおいては普通に採用されています


ダメージ付き多色地形として性能の近いのはショックランドですが、そのショックランドに決定的に劣るのは「基本土地タイプ」を持ってるかいないかという点。

フェッチランドで持ってくることができないので、3色のデッキを構築するのには不向きです。2色デッキ用と割り切って使うのがいいかと思います。


とはいえ、マジックにおいて無条件にアンタップインできる多色地形というのは本当に優秀です。 

「モダンやパイオニアを始めたいけどいきなり土地に何万円も出すのはなぁ…」と思っている方には本当の本当におすすめしたい特殊地形です…!!

安いのは再録回数が滅茶苦茶多いからで、土地としての強さはかなりのものだぞ!!
チャレンジャーデッキへの再録も多くて、WotCも気兼ねなく再録できる土地と認識してる節がありますね…



一覧

友好色
白青:アダーカー荒原
青黒:地底の大河
黒赤:硫黄泉
赤緑:カープルーザンの森
白緑:低木林地

第5版/第6版/第7版/第9版/第10版
※友好色はパイオニアで使えないので要注意です!


対抗色
白黒:コイロスの洞窟
黒緑:ラノワールの荒原
青緑:ヤヴィマヤの沿岸
青赤:シヴの浅瀬
白赤:戦場の鍛冶場

アポカリプス/第9版/第10版/M15/オリジン



広告






チェックランド(M10ランド)



対応する基本土地タイプを持つパーマネントを出していればアンタップインする2色地形。 例えば、青赤チェックランドの《硫黄の滝》は、島か山を場に出していればアンタップインになる。

評価

おすすめ度:
参考価格:¥500

「基本土地タイプを持つ土地を置いていればアンタップインする土地」なので基本土地はもちろんのこと、基本土地タイプを持つショックランドなどと併せて使ってもアンタップインさせることができます。
 
ペインランドやショックランドと違ってライフを圧迫しないという強みがあり、かつてはモダンでもよく採用リストが見られましたが、土地の選択肢が充実したのと高速化が進んだことにより採用されることは稀になってしまいました。

一方パイオニアでは採用例が多く、現役で活躍している土地となっています。



2021/11/08現在の採用率(GoldFishより)
パイオニアイゼットフェニックスにおける《硫黄の滝》:採用率は99%、採用リストにおける平均枚数は2.1枚
ラクドスパイロマンサーにおける《竜髑髏の山頂》:採用率は100%、採用リストにおける平均枚数は3.7枚

ペインランドと違ってモダンのスピードに微妙に間に合ってないのがネックなんだよな…
ですね…とはいえ、間違いなくペインランドの次点の性能なので格安構築にはいいと思いますよ!
まぁパイオニアのコントロールデッキだと普通に使うから、パイオニアを遊ぶなら買っても損になることはないかもな。


一覧

友好色
白青:氷河の城砦
青黒:水没した地下墓地
黒赤:竜髑髏の山頂
赤緑:根縛りの岩山
緑白:陽花弁の木立ち

M10/M11/M12/M13/イクサラン


対抗色
白黒:孤立した礼拝堂
青赤:硫黄の滝
黒緑:森林の墓地
赤白:断崖の避難所
緑青:内陸の湾港

イニストラード/ドミナリア





シャドウランド(見せラン)



評価

おすすめ度:
参考価格:¥150

基本土地タイプを持つ土地を手札から見せればアンタップインする土地です。 

基本土地タイプを持つ特殊地形と併用して使えば、1~2ターン目であればそこそこ安定してアンタップインさせることが可能です。


1ターン目に2色土地をアンタップインさせられると、早くから柔軟に行動できるようになるので中々にえらいのですが、1ターン目に多色地形がアンタップインというのはペインランドやショックランド、ファストランドであれば難なくできてしまうことなんですよね…


チェックランド同様にパイオニアであれば採用例が豊富…ということもなく、完全につなぎとしてしかつかうことのない土地サイクルです。


とはいえ、ゲーム序盤にアンタップインできる安い土地は稀有なので、予算を抑えたいプレイヤーにはおすすめです。
後で買い替えるとしても1枚¥150ほどなので、無駄になってもそれほど痛手にはならないのもこの土地サイクルの良いところです。


一覧

友好色
白青:港町
青黒:詰まった河口
黒赤:凶兆の廃墟
赤緑:獲物道
緑白:要塞化した村

イニストラードを覆う影


対抗色
白黒:光影の交錯
青赤:凍沸の交錯
黒緑:屍花の交錯
白赤:怒静の交錯
青緑:蔦明の交錯

ストリクスヘイヴン:魔法学院





スローランド



評価

おすすめ度:
参考価格:¥450

ファストランドとは真逆に、すでに土地が2枚以上置いてあればアンタップインする2色土地。

現在のスタンダードのカードプールなのかでは優秀な多色地形であるものの、モダンやパイオニアで採用することはほぼないと思います。


基本土地をほぼ採用しないリストであってもショックランドは複数採用してあるので、チェックランドよりも優先される状況が想定できないというのも向かい風なところ。
スローランドの注目すべき点は「イニストラード:真夜中の狩り」と「イニストラード:真紅の契り」から排出されること。

一応アンタップイン可能な土地ですし、下環境のデッキでもダメージなしでおける土地として1枚だけ採用することもあるかもなので、これから剥くパックから出るということを憶えておくといいと思います。


一覧

友好色
白青:さびれた浜
青黒:難破船の湿地
黒赤:憑依された峰
赤緑:落石の谷間
緑白:草茂る農地

イニストラード:真夜中の狩り


対抗色
白黒:砕かれた聖域
青赤:嵐削りの海岸
黒緑:死天狗茸の林間地
白赤:日没の道
青緑:夢根の滝

イニストラード:深紅の契り(未発売、2021/11/8現在)



広告






バトルランド



おすすめ度:

参考価格:¥100

スローランドと似た条件でアンタップインする特殊地形ですが、「基本土地」が2枚とより条件が厳しくなっています。 

さらに困ったことに、条件が「基本土地タイプ」ではなく「基本土地」なのでショックランドなどで条件を満たすこともできません…

普通にアンタップインしない土地であると考えても、あながち間違いではないと思います。


そんなバトルランドの強みは、自身が「基本土地」タイプを持っていること。
そのためチェックランドやシャドウランドのアンタップイン条件を満たすのに使えます…が、シャドウランドとの相性はかなり悪く、併用するとどちらかがタップインすることになってしまいます…

一応アンタップインさせられる土地が¥100で入手できる、というのがこの土地サイクルの真価だと思います。


一覧

友好色
白青:大草原の川
青黒:窪み渓谷
黒赤:燻る湿地
赤緑:燃えがらの林間地
緑白:梢の眺望

戦乱のゼンディカー





サイクリングデュアルランド



おすすめ度:

参考価格:¥150

基本土地タイプを持つタップイン2色地形。
特徴的なのはサイクリングで、終盤に引いてしまっても腐らないのが強み。

土地がサイクリングを持っているというのは本当に優秀だが、終盤の事故の対策になっても序盤の事故の要因になってしまうのでなんとも言えない…

使用するならサイクリングが活かせるコントロールデッキがおすすめ。


パイオニアのジェスカイコンにおける《灌漑農地》は、採用率は79%、平均枚数は3.3枚という中々の採用率を誇ります。


一覧

友好色
白青:灌漑農地
青黒:異臭の池
黒赤:泥濘の峡谷
赤緑:隠れた茂み
緑白:まばらな木立ち





霊気拠点



一度だけ好きな色のマナが出せる土地。エネルギー系のカードを使えば回数が回復できるのが強み。 
おすすめ度:
参考価格:¥80

1回のみ有色マナが出せる《氷の橋、天戸》の上位互換。

エネルギー系のカードをデッキに入れておけば使用回数が回復できるため、構築を工夫すればゲーム中ずっと5色土地として使用することができます 

逆に単色のエネルギーデッキであれば、エネルギーを1点回復する土地としても使用できますが、今のパイオニアやモダンで単色エネルギーデッキを組むことはまずないと思われます…


使用するにおいては何かしらのエネルギー呪文との併用が必要で、それによって構築を歪めてしまうのが弱点です。

《霊気との調和》や《蓄霊稲妻》《天才の片鱗》あたりが比較的無理なく使えるでしょうか?

いずれも今のモダンやパイオニアで使うには少し苦しいカードですが、多色地形のデメリットをライフではなく、デッキに採用している呪文の質を下げることで払うと考えれば面白いですね。


エネルギーを充電して放出するという使用感が楽しいんですよね…!
だな。余ったエネルギーの良い捌け口になってたのも、使っててちょっと爽快感あったよな。
エネルギーチャージができる呪文って、他にどんなのがありましたっけ…??
スタンダードで強かったのだと、《ならず者の精製屋》があるな。
カードギャラリーからパイオニア目線で改めて探してみると新しい発見があるかもな。
カラデシュ
霊気紛争



広告






さいごに

総括をどうぞ。
ペインランド…最高!!!
その言葉が聞けてよかった。
また次回お会いしましょう!
実際ペインランドは集めやすくて強くていい土地だぞ。 それじゃあまたな…!



この記事を共有する
  • B!


広告




関連記事

おすすめ記事

ランダム

プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!