【2024年2月】ボックス争奪成功リスト「4Cハキリ」(オリジナル、構築予算10940円)2024/5/16リスト更新


こんな内容の記事です!
  • 現代版の「4Cハキリ(4Cバイク)」デッキで、ボックス争奪戦(非公認イベント)を制してきました。
  • 参加したスイスドローイベントでの通算勝率は73%でした。
  • デッキの参考価格は10940円です(2024/5/16 トレカカク平均価格を切り上げ)

デッキリスト

カード名をタップで詳細ページに飛びます。

4 葉鳴妖精ハキリ ¥260
3 異端流し オニカマス ¥90
4 連射のカルマ ユキメ / ショット・水晶チャージャー ¥490
4 Disジルコン ¥90
4 天災 デドダム ¥160
3 Disノメノン ¥70
4 影速 ザ・トリッパー ¥90
4 瞬閃と疾駆と双撃の決断 ¥510
4 キユリのASMラジオ ¥330
2 轟く革命 レッドギラゾーン ¥570
2 SSS級天災 デッドダムド ¥210
2 禁断の轟速 ブラックゾーン ¥590

※2024/5/16リスト更新。『邪神と水晶の華(デスベル・クリスタル)』にてリリースの《連射のカルマ ユキメ / ショット・水晶チャージャー》を採用しました。古いリストではこの枠が《赤い稲妻 テスタロッサ》2枚と《キャディ・ビートル》2枚でした。

参考価格

合計:¥ 10940
2024/5/16 トレカカク平均価格を切り上げ




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デッキコンセプト

デュエルマスターズでは、兄弟作のマジック:ザ・ギャザリングと異なり、ほぼすべての多色マナがタップインすること、4色以上の色のマナを用意できるカードが少ないことから、デッキカラーの多さが初動の遅さに直結します。

1色であれば1ターン目から動くことも出来ますが、2色・3色になれば早くて2ターン目、それ以上になると大抵3ターン目が初動になってしまいます。

(逆に、マジック:ザ・ギャザリングには、多くのライフを支払うなどすることで1ターン目から好きな色のマナを出すことができるギミックがあります。例:フェッチランド)
「4Cハキリ」は、《葉鳴妖精ハキリ》や《瞬閃と疾駆と双撃の決断》のような踏み倒し手段を多く用意することで、マナ色が揃っていない状態からでも展開できるようにした速攻デッキ。バイクの侵略や、ハキリの踏み倒しを活かして超過打点を形成し、ワンショットキルを狙います。
デッキカラーが多いために、採用できるクリーチャーの種類も豊富であり、低コスト帯から質の高いクリーチャーをピックアップして採用しています。

リソース獲得手段も、環境で効きのよいメタクリーチャーも多く搭載できており、短いゲームレンジながらも緻密な駆け引きを楽しむことができるデッキに仕上がりました。

4Cハキリ(4Cレッドギラゾーン)

王来から王来MAX期にかけてマニアックに活躍したデッキタイプ。《桜風妖精ステップル》を採用した型、《ブランド MAX》を採用した型、《超次元の王家》を採用した型など構築の幅が広い。私が構築したリストは、アナカラーデッキの基盤を借用して、一層メタビートダウンに寄せたものになっている。その関係もあって、同デッキタイプの強みであった《奇天烈 シャッフ》の採用もない。そのため、本記事の4Cハキリは、王来~王来MAX期に活躍した同デッキタイプとは似て非なるものかもしれない。
「4Cハキリ」か…
ものすごくマニアックなデッキを組んだな。
当時は競技環境が壊滅的でしたからね…
知らないプレイヤーも多そうです。
私も「4Cハキリ」のことは、デッキを組んだ後に知りました。
え…なにそれ、意味わからないんだけど…
ちょっとずつデッキを調整していたら、「4Cハキリ」なデッキになっていました。「収斂進化」というヤツですね。
なるほど。「車輪の再発明」だな。
その言い方はかなしいから避けていたのに…
最初は《天災 デドダム》と《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》をハキリで踏み倒すパワフルな水/闇/火/自然デッキを考えていました。
この時点でもう4色だったんだ。
デドダムもカツキングも入れたかったんです。強いですからね。
ただ、思ったよりカツキングの5マナが遠くて…
はやくても4ターン目か。カツキングから《蒼き団長 ドギラゴン剣》にチェンジして、そこから《天災 デドダム》を出せる。マナ伸びも良いだろうし、戦えそうだけどな。
カツキングは大抵スピードアタッカーじゃないので、《蒼き団長 ドギラゴン剣》にチェンジしても勝つのはその次のターンとかになるんですよ。全然スピードが足りない…

蒼き団長 ドギラゴン剣

火/自然文明 {8}
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
  • 革命チェンジ-火または自然のコスト5以上のドラゴン
  • 自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
  • T・ブレイカー
  • ファイナル革命-このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。

まあ…たしかに「赤青マジック」がいる環境でやることじゃないな。
それで、カツキングを切って、構築をバイクに寄せました。
「アナカラージャオウガ」を参考にメタクリーチャーと《キユリのASMラジオ》を入れてみたのですが、これがすごく強い…!

キユリのASMラジオ

自然文明 {4}
呪文
  • 自分の山札の上から5枚を見る。その中から、コスト3以下のクリーチャーを2体まで出す。残りを好きな順番で山札の下に置く。

それで《瞬閃と疾駆と双撃の決断》まで入れたら、もうほとんど「4Cハキリ」になっていたと…
確かに収斂進化じみている。
なので、色々と「別物」なところもあります。かなり別物です…!
そ、そうだな…

うろ覚えですが、最初はこんな感じで組んであったと記憶しています。恐ろしく弱かったです。

基本的な戦法は《伝説演者 カメヲロォル》《海底鬼面城》で手札を大量に抱え、《龍装者 バルチュリス》《葉鳴妖精ハキリ》で蓄えた手札を打点に変換するアグロでした。カツキングは早期決着しなかったときのために、ドギラゴンは上振れ要素として採用していました。

ドギラゴンから出した天災デドダムがデッドダムドになってワンショットできるとか、デドダムをからめた動きのマナ伸びがすごくて《禁断竜王 Vol-Val-8》まで行けるとか、光るところもちょっとありました。



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イベント戦績

2024/1/14 ボックス争奪戦

フォーマット:オリジナル
開催形式:トーナメント

①青黒無限クライム:○
②アナカラーハンデス:○
③黒赤アポロ:✕


2024/1/14 ガチデュエバトル

フォーマット:オリジナル
開催形式:スイスドロー

①鬼羅star:◯
②赤黒コンプレックス:◯
③赤黒アポロ:◯
3-0 優勝


2024/1/21 ガチデュエバトル

フォーマット:オリジナル
開催形式:スイスドロー

①巨大天門:◯
②クローシスバイク:◯
③白赤アーマードメクレイド:◯
3-0 優勝


2024/1/27 公認CS

フォーマット:オリジナル

予選スイスドロー
①マジック:◯
②黒単アビス:◯
③アカシック:✕
④黒緑アビス:◯
⑤青黒コンプレックス:✕
⑥DOOM:✕
3-3 予選落ち


2024/2/4 ガチデュエバトル

フォーマット:オリジナル
開催形式:スイスドロー

①赤青マジック:◯
②赤青マジック:◯
③赤緑アポロ:◯
3-0 優勝


2024/2/10 ガチデュエバトル

フォーマット:オリジナル
開催形式:総当り

①黒赤アポロ:◯
②黒緑アビス:✕
③ガイアッシュ:◯
④黒赤アポロヌス(リマッチ):✕
2-2


2024/2/11 ガチデュエバトル

フォーマット:オリジナル
開催形式:スイスドロー

①墓地退化:✕
②5Cランプ:◯
③ラッカ鬼羅star:◯
2-1


2024/2/23 ボックス争奪戦

フォーマット:オリジナル
開催形式:トーナメント

①黒赤アポロ:◯
②黒緑アビス:◯
争奪成功


2024/2/23 ボックス争奪戦

フォーマット:アドバンス
開催形式:トーナメント

①ドラグハート:◯
②青魔導具:✕


2024/2/28 店舗非公認大会

フォーマット:オリジナル
開催形式:スイスドロー

①フィオナアカシック:◯
②ヘヴィ・デス・メタル:◯
③サバキ:◯
④赤青マジック:✕
3-1


2024/3/6 店舗非公認大会

フォーマット:オリジナル
開催形式:スイスドロー

①ゴスペル✕
②赤青マジック✕
③ゼニス◯
④黒赤アポロ◯
2-2


スイスドロー勝率:73%


思ったより勝ってるな…!?
イベントのグレードもまちまちですし、デュエマではこれ以上の常勝も見られるのですが、でも十分強いですよね!
環境デッキにも勝てているし、よく組めていると思うぞ。



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採用カード紹介

葉鳴妖精ハキリ(はんなりようせいハキリ)

自然文明 {2}
クリーチャー:スノーフェアリー 2000+
  • 相手のターン中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
  • このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。

攻撃時に、マナゾーンのカード枚数以下のクリーチャーを手札から「召喚」できるスノーフェアリー。

まさかの"召喚扱い"なのでテスタロッサやオニカマスに阻まれないし、相手ターン中にパワーが6000まで上がるので殴り返しにも強い。
大型クリーチャーの踏み倒しを狙いたくなるテキストですが、2~3マナを踏み倒すようにして序~中盤のアクション数を倍化させるほうが無難です。

そうした方が構築が歪みづらく、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》や《キユリのASMラジオ》のようなカードとコンセプトを共有できるので、デッキリストが手堅くまとまります。
クリーチャーをアンタップさせるカードと組めば、ハキリの踏み倒しを二回使うことができます。

レッドギラゾーンはハキリをアンタップしてくれるし、ハキリで踏み倒すクリーチャーの用意もできる(革命チェンジデドダムザ・トリッパーを手札に返してくれる)ので相性が良い。

2ターン目にプレイするのが基本ですが、マジック対面の後手ではメタクリーチャーを優先します。

メタクリーチャー

対策カード(メタカード)のうち、相手のプレイを妨害する効果をもったクリーチャーの俗称。狭義には、対戦相手がコストを支払わずにクリーチャーを出すことを妨害するもの(踏み倒しメタ)を指すことが多い。
平たく言えば「妨害するクリーチャー」である。相手が強すぎるカードで圧勝してしまわないよう、時間稼ぎを行う。


影速 ザ・トリッパー

闇/火文明 {3}
クリーチャー:ソニック・コマンド/ゴースト 4000
  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • 相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。

相手のマナをすべてタップインさせるソニック・コマンド。「万能なメタクリーチャー」といったところで、あらゆる凶悪ムーブに対して1ターン以上の猶予を得ることができます。

時間を稼いだあとは「侵略」で打点を増やしたり、相手クリーチャーを除去したりと無駄がありません。
スピードアタッカーなので召喚してすぐに侵略したくなりますが、経験上3ターン目は侵略しない方が上手くいきやすいです。

相手の動きがコケれば実質エクストラターンなのだから、「マナタップイン」を捨ててまで急いでトリプルブレイクしても大して変わりません。であれば、返しのターンのアクションを縛っておいたほうが安全に攻めやすく、そちらの方が良いとなる。


侵略して一気に攻めるのか、侵略せずに1枚だけブレイクするのか、それとも待つのか。 シンプルながら駆け引きのある一枚です。



天災 デドダム(ディザスターデドダム)

水/闇/自然文明 {3}
クリーチャー:トリニティ・コマンド/侵略者 3000
  • このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。

未来からやってきた性能のカードだと騒がれ続けて早くも4年になりますが、もう時代が追いついてしまったのでしょうか。ここしばらくはハードキャスト(普通に召喚)してもあまり強くありません。

性能が不足するようになったというよりは、ゲームレンジが縮んだことで「リソース獲得+盤面への布石だけ」のカードをハードキャストできるターンがなくなってしまったという感じで、踏み倒して使う分にはまだまだ強いです。

墓地マナから仕事できるデッドダムドやブラックゾーン、ジルコンとの相性は抜群です!
その辺を墓地に置けたら手札が2枚増えたのと変わらないからな。



瞬閃と疾駆と双撃の決断

火文明 {3}
呪文
  • 次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
  • コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
  • 自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

赤青マジックでおなじみの呪文。

戦況に併せて使い分ける必要があり、扱いがむずかしい。私もデッキを使いこみながらカードへ習熟を深めました。

むずかしいとは言ったものの、「ジルコンorデドダム+メタクリーチャー」もしくは「ジルコン+デドダム」の組みあわせで踏み倒すことが多く、そこを意識しておけばだいたい上手くゲームメイクできます。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》でクリーチャーを2体出すと計3枚の手札を消費してしまい、あっという間に息切れます。デドダムやジルコンを噛ませることで、次のターンに使う分くらいの手札は温存できるようにするわけです。
  • 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱えてザ・トリッパーを出し、「攻撃後アンタップ」を付与。
  • ザ・トリッパー攻撃時に《禁断の轟速 ブラックゾーン》へと侵略、トリプルブレイク。
  • 攻撃終了後にアンタップして再度トリプルブレイク。
  • 2ターン目に立てておいた《異端流しオニカマス》でダイレクトアタック。
というルートもあります。アビス対面だと案外に決まりやすいです。


時には運頼みでゴリ押すのも大事です。
まあ、そのゴリ押すかの判断こそがプレイングなんだけどな。
ですね。ゴリ押せる相手なのかとか、今押さなかったらもう後がない場面なのか、とか考えることはたくさんありますからね。



SSS級天災 デッドダムド

水/闇/自然文明 {8}
進化クリーチャー:トリニティ・コマンド/S級侵略者 11000
  • 進化:水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。
  • SSS級侵略 [天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。

あらゆる領域から侵略し、あらゆる領域への除去を行える侵略クリーチャー。バトルゾーンからの侵略もあります。

一度でもゲームに露出したら、それ以降コマンドの打点を2点にしながら相手クリーチャーを除去しつつづける。対戦相手からしたら、たまったものではないのでしょうね。「鬱陶しいカード」だとよく言われます。



禁断の轟速 ブラックゾーン

闇/火文明 {7}
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/S級侵略者 12000
  • 進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
  • S級侵略 [轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
  • T・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。 (カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。封印されているクリーチャーは無視される)

単純に強い。

複数まとめて処理できる、COMPLEXなどにも当たる、など痒いところに手が届く「封印」が便利です。

デッドダムドと同じくバトルゾーンからの侵略ができますが、デッドダムドの「SSS級侵略[天災]」とは別の挙動となる点に要注意。

デッドダムドの「SSS級侵略[天災]」は一番上のカードのみを侵略先に重ねますが、ブラックゾーンの「S級侵略[轟速]」はブラックゾーンの"束"を侵略先に重ねます。下に敷いた《影速 ザ・トリッパー》が場に残るか、残らないかは死活問題なので、かならず覚えておきましょう。



キユリのASMラジオ(キユリのあさまでラジオ)

自然文明 {4}
呪文
  • 自分の山札の上から5枚を見る。その中から、コスト3以下のクリーチャーを2体まで出す。残りを好きな順番で山札の下に置く。

現代環境でふたたび4Cハキリを使えているのはこのカードのおかげ。あまりにも強い。

盤面次第、山札から何がめくれるか次第なカードなので、使い方を一意に説明することはできませんが、使うにあたって意識しておくべきことはあります。

それは「このカードから何ができるか」、そして「やりたかったことができなかったときにどうするのか」、このふたつを考えておくことです。

前者の「何ができるか」ですが、
  • 侵略先を用意する/手札に小型クリーチャーを用意する(デドダム、ジルコン)69%、25%
  • ブロッカーやメタクリーチャーを展開する(ジルコン、オニカマス、テスタロッサ、キャディ・ビートル)81%、42%
  • 打点を追加する(ノメノン、トリッパー)63%、20%
大きく分けてこの3つがあります。併記している確率は、括弧内のカードが1枚以上と2枚以上めくれるおよその確率で、これも覚えておくと良いでしょう。

後者の「やりたかったことができなかったときにどうするのか」は、ASMラジオから狙っていたカードが出なかったときの策はあるのか、ハズしても大丈夫なのか、ということです。

例えば、侵略先を用意して勝ちたい状況でデドダム/ジルコンがめくれなかった場合でも、メタクリーチャーでの遅延がまだ効きそうであれば、とりあえずめくれたメタクリーチャーを選んでお茶を濁しておけます。

今がそういう状況なのか。そういう状況でないのであれば、手札のクリーチャーをハードキャストしたり、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を使う方が有効かもしれません。

《キユリのASMラジオ》は凄まじいカードパワーが魅力的で、ついつい使いたくなってしまいますが、だからこそ「ASMラジオで何がしたいのか」「できなかったときはどうするのか」を意識して理性でプレイする必要があります。



異端流し オニカマス

水文明 {2}
クリーチャー:ムートピア 2000
  • このクリーチャーは、相手に選ばれない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
  • 相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーを出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。

赤青マジックに対して効きのよいメタクリーチャー。《アビスベル=覇=ロード》が止まるので、黒緑アビスにもそこそこ効く。

選ばれないのでアタッカーとしても優秀です。



連射のカルマ ユキメ / ショット・水晶チャージャー

火文明 {2}
クリーチャー:オラクル・セレス/ヒューマノイド 2000
  • 相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、そのクリーチャーを破壊する。

ショット・水晶チャージャー

火文明 {3}
呪文
  • 相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体選び、破壊する。
  • 水晶チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)

※2024/5/16加筆

《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などとちがい、自身のターン中にも機能するメタクリーチャー。

これまでにも自身のターン中に機能する《ルピア炎鬼》があったのですが、そちらはコストが重く、なおかつ自身の踏み倒しも妨害してしまう弱点がありました。

ハキリを使用するデッキの性質上、どうしても対戦相手に攻撃する必要があり、早々にヘブンズゲートなどを踏んで負けてしまうリスクがあったのですが、それをケアできるようになりました。邪王門相手にもダイレクトアタックを通しやすくなっています。



轟く革命 レッドギラゾーン

水/火/自然文明 {7}
クリーチャー:ソニック・コマンド・ドラゴン/革命軍 11000
  • 革命チェンジ:水、火または自然のコマンド(自分の水、火または自然のコマンドが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
  • W・ブレイカー
  • 自分のコマンドはすべて「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を持ち、ブロックされない。
  • ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。

味方クリーチャーをアンタップして超過打点を作るフィニッシャー。

コマンドへの「スピードアタッカー」「マッハファイター」「ブロックされない」の付与も強力。特にブロックされないが便利で、本来苦手な守りの厚いデッキを超えることができます。

ハキリと組み合わせて4ターン目に爆発的な展開が可能。革命チェンジで手札に戻したデドダムをハキリで召喚し、スピードアタッカー付与で再攻撃させる流れは鉄板です。
案外にマナが伸びるデッキなので、ハードキャストも視野にいれておくと良いでしょう。《飛翔龍 5000VT》にロックされていても召喚できるなど、ハードキャストで輝くことがままあります。



Disジルコン

水/闇/自然文明 {3}
クリーチャー:スピリット・クォーツ/ディスタス 3000
  • ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
  • このクリーチャーを、自分のマナゾーンまたは墓地から召喚してもよい。
  • このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。

マナ・墓地から召喚できるブロッカー。

登場時誘発のルーティングが便利。

《♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》では除去されない3マナのブロッカーですが、《♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》で飛ばされてしまう。踏み倒しを駆使して《異端流し オニカマス》と並べておくと手堅いです。
中~終盤にかけて、墓地・マナから召喚して、侵略クリーチャーやハキリで出すクリーチャーを探すこともあります。



Disノメノン

水/火/自然文明 {3}
クリーチャー:ジャイアント・インセクト/ディスタス 5000
  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
  • ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
  • このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。

メタクリーチャー排除用。リソース源として使うことも。

ジャストダイバーのおかげで攻撃を完遂しやすく、アタッカーとしても優秀です。



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さいごに

比較的安価で、しっかりイベントで勝てる「4Cハキリ」でした…!
歯ごたえのあるデッキが欲しい方におすすめです!
要するにめちゃくちゃ難しいデッキってことだな…
ですね…
序盤に置くマナを間違えたら負けちゃうし、そこを間違えないためにはデッキのあらゆる勝ち筋を把握しておかないとダメなので…
むずかしいな、それは。
相当な回数ゲームをこなさないと扱えないデッキか…
環境のデッキタイプもしっかり頭に入れておかないと、適切なメタクリーチャーを置けないですしね…
このデッキを使うこと自体が「趣味」な選択肢なのかなって思います。
まあ、そうだな。勝ちたいなら「アビス」とか「マジック」使えばいいってのもある。
ですね。それに初心者さんなら、4月6日に出る『いきなりつよいデッキ』もありますから。550円で買えます!
「いきなりつよい」とか、胡散臭いネーミングで本当に収録内容がおそろしく強かったヤツだな。
しかも複数買い対策で、ほとんどのカードが4枚収録なんですよね。だから2個買って改造とかもないという…
これを期に気になってた人はちょっと遊んでみるといいかもな。
550円なら、ハマらなくてもそんなに痛い出費じゃないだろうし。
ゲームセンターでちょっと遊ぶ程度の出費と思えば手を出しやすい…かな?
3分間くらいでゲームが終わるから、サブで遊ぶゲームにもぴったりです。負けそうなゲームをじっくりやらなくていい気楽さ、短時間で何ゲームもできるからガシガシ上達できるリプレイ性、ぜひやってみてほしいです!
特に短期間でTCGをガンガン練習して上達していく体験ができるのが良いよな。「勝つプレイヤー」になるまでの一通りを経験できるから、他のタイトルでも活きてくる。
色々なTCGで遊んでいると感じるメリットなんですよね。




それではまたの記事でお会いしましょう!
それじゃあな。



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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!