【ボックス争奪成功リスト】スタートデッキ『革命・アメイジン・マジック』改造案(改造予算+5450円)


こんな内容の記事です!
  • スタートデッキ『革命・アメイジン・マジック』を改造したデッキで、ボックス争奪戦(非公認イベント)を制してきました。
  • 上のデッキリストの掲載と、採用カードの解説紹介をしています。『革命・アメイジン・マジック』改造の参考になればうれしいです。
  • 改造に要する予算は¥5450。スタートデッキの価格とあわせると¥6440で構築できます(参考価格はトレカカク掲載の平均価格を切り上げ、2024/1/8)

改造リスト

カード名をタップで詳細ページに飛びます。

4 AQvibrato ¥ 100
3 タカスギ・ワヲンチョッパー ¥ 60
4 淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル ¥ 120
4 灼熱の演奏 テスタ・ロッサ ¥ 130
3 一期音愛 カーリー / ♪さようなら また会うかもね さようなら ¥ 100
4 瞬閃と疾駆と双撃の決断 ¥ 470
2 調律師ピーカプ / ♪音速で 本番中に チューニング ¥ 150
4 芸魔隠狐 カラクリバーシ ¥ 520
3 芸魔山鷹 トリノドミノ ¥ 70
4 踊戯音愛 パステル / ♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン ¥ 70
4 芸魔王将 カクメイジン ¥ 200
1 芸魔龍王 アメイジン ¥ 250

参考価格
合計:¥ 7680
2024/1/8 トレカカク平均価格を切り上げ




改造用追加購入パーツ

カード名をタップで詳細ページに飛びます。

『革命・アメイジン・マジック』1セットを改造して上記のデッキを組むのに必要なカードの一覧です。

1 AQvibrato ¥ 100
2 淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル ¥ 120
4 灼熱の演奏 テスタ・ロッサ ¥ 130
3 一期音愛 カーリー / ♪さようなら また会うかもね さようなら ¥ 100
3 瞬閃と疾駆と双撃の決断 ¥ 470
4 芸魔隠狐 カラクリバーシ ¥ 520
4 芸魔王将 カクメイジン ¥ 200

計21枚

参考価格
合計:¥5450
2024/1/8 トレカカク平均価格を切り上げ

スタートデッキを1~2個購入し、足りないパーツをシングル購入しながら組むことをおすすめします。
すべてシングルで購入するよりも1000円ほど安くなります。(2024/1/8 トレカカク平均価格を切り上げ)





戦績

①店舗大会(非公認)2023/12/23

開催形式:スイスドロー
  • 水闇自然ガイアッシュ(ローグデッキ):○
  • 魔道具:✕
  • 首位者確定につき終了

②店舗大会(非公認)2023/12/25

開催形式:スイスドロー
  • ボルシャック:✕
  • 水闇魔道具:✕
  • コンプレックス:○
  • 不戦勝

③ボックス争奪戦 2023/12/26

開催形式:トーナメント
  • 水闇魔道具:✕

④ボックス争奪戦 2023/12/29

開催形式:トーナメント
  • 巨大(ローグデッキ):○
  • 赤緑逆悪襲:○
  • コンプレックス:○

※本開催を最後にイベントに持ち込むデッキを「4Cハキリ」へと持ち替えましたが、以降もフリープレイや練習会で本リストを使用しています。


無改造から微妙な改造を繰り返して使用していたので、①②③と④では別なリストになっています。

前項に記載していたのは④のときのリストで、 ①②③のときには《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》を1枚も採用していませんでした。

灼熱の演奏 テスタ・ロッサ

火文明 {3}
クリーチャー:マジック・アウトレイジMAX 1000
  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • このクリーチャーが出た時、自分の手札からマジックまたはアウトレイジを1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。

「マジックにはテスタ・ロッサが必須」だと気づくために3開催負け続けたのか…
うーん、何となく買い足すの渋っちゃったんですよね… 近場では安く売ってなかったですし。
えぇ…そんな理由で…
でも入れた後は常勝ですよ! ボックス争奪成功後もフリーで使っていますが、本当につよいですね!マジック!
それはそうなるだろうなぁ…



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基本のプレイ指針

一般的なマジックデッキと同様、以下のようなルートで最速3ターンキル(3ターン目での勝利。以降3キルとも)を狙います。

①《AQvibrato》ないしは《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》から《芸魔隠狐 カラクリバーシ》へと革命チェンジ。
②《芸魔隠狐 カラクリバーシ》の登場時効果で《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱える。
1つ目のモードでチェンジ元をバトルゾーンに戻しながら、3つ目のモード《芸魔隠狐 カラクリバーシ》にアンタップ効果を付与します。

瞬閃と疾駆と双撃の決断

火文明 {3}
呪文
  • 次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
  • コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
  • 自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

③攻撃終了後アンタップして、そのまま《芸魔隠狐 カラクリバーシ》から《芸魔王将 カクメイジン》へと革命チェンジ。

芸魔王将 カクメイジン

水/火文明 {3}
クリーチャー:マジック・ドラゴン/ゲーム・コマンド 10000
  • 革命チェンジ:コスト5以上のマジック
  • W・ブレイカー
  • 自分のマジックすべてに「スピードアタッカー」を与える。 このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札または墓地から唱えてもよい。その呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに山札の下に置く。

④《芸魔王将 カクメイジン》のシールドブレイク前の誘発で、墓地の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱えて《芸魔王将 カクメイジン》にアンタップ効果を付与。何か手札のクリーチャーも出しておく。

⑤このままダイレクトアタックまで。


通常と異なるのは、メタクリーチャーの除去手段をほぼ持たないこと。

メタクリーチャー

対策カード(メタカード)のうち、相手のプレイを妨害する効果をもったクリーチャーの俗称。狭義には、対戦相手がコストを支払わずにクリーチャーを出すことを妨害するもの(踏み倒しメタ)を指すことが多い。
平たく言えば「妨害するクリーチャー」である。相手が強すぎるカードで圧勝してしまわないよう、時間稼ぎを行う。
メタクリーチャーを除去できないなら、「アナカラー・ジャオウガ」などロングレンジなデッキが多い環境では勝てないのではないかと思われるかもしれません。

ですが、毎ゲーム2ターン目(あるいは先手3ターン目)にメタクリーチャーが出てくるとも限りませんし、仮に出てきたとしても《キャディ・ビートル》であれば案外に押し切れます。

キャディ・ビートル

自然文明 {2}
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 1000
  • 相手のターン中、相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
  • このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。

《キャディ・ビートル》であれば《瞬閃と疾駆と双撃の決断》は封じられませんし、5マナためて《芸魔隠狐 カラクリバーシ》で押し切るプランも生きているからです。

なので、相手がメタクリーチャーが間に合わないよう、できるだけ3ターンで決着することを目指した構築にしており、除去手段を割り切っていてもある程度勝てるようになっています。

例えば、5枚目以降の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》となる《調律師ピーカプ / ♪音速で 本番中に チューニング》を2枚採用していたり、《芸魔王将 カクメイジン》の代用となる《芸魔龍王 アメイジン》を1枚採用していたりと、3キルパーツが揃いやすいようにしてあります。
《調律師ピーカプ / ♪音速で 本番中に チューニング》を厚めに採用してあるおかげで、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》から《芸魔隠狐 カラクリバーシ》へのチェンジを繰り返してそのままダイレクトアタックを目指したり、山札を掘ってカクメイジンを探す立ち回りがしやすくなっているのも、このデッキの「メタクリーチャーが間に合わないスピード」を支えています。

殊にアメイジンはカクメイジンにはない強みを持ったカードで、遜色ないほど強くて面白いカードです。詳しくは後述します。


平たく言えば「先攻もらって3キルするデッキ」ですね。
雑だなぁ…
事実ですからね。
流石に《ボン・キゴマイム》に阻まれてしまうと勝てないのですが、その《ボン・キゴマイム》も先攻3ターンキルされちゃうとそもそも間に合わないので…!

ボン・キゴマイム

水文明 {3}
クリーチャー:マジック・マーフォーク 4000
  • 相手のクリーチャーが出た時、このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。そのクリーチャーがコストを支払わずに出ていたら、カードを1枚引いてもよい。

♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり
水文明 {2}
呪文
  • 数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、その数字と同じコストの相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。

下面の《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》もあるけど、こっちはどうするんだ?
《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》を持っていないことを期待して唱えてくる方も多かったのですが、このリストは3マナスピード・アタッカーを多めに採用していますからね。大体走れます。
x4
x3
あぁ…なるほど、そうなるのか。そういえば《一期音愛 カーリー》も普通の構築よりちょっと多いな。



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今回のコンセプト

『革命・アメイジン・マジック』を改造しながら使い込んでみました!
「安い割に完成度が高い」と話題になったデッキだな。
ですね…!
ほんの少額ずつ投資しながら改造を繰り返していけば、安くてしっかり戦えるデッキになるんじゃないかなって思ってがんばったのですが…
安価構築か…
まぁ、マジックも高いカードが使われているから難しそうだな。
ですね。
ボン・キゴマイムとか、5000VTとか…

※本記事執筆の期間中に5000VT非採用型が主流になっていました(2024/1/16)

そのへんをどれだけ買わずに組めるかトライエラーしたわけか。
ですです。 無改造時の「受け札の多い構築」に可能性を感じたので、受け札を少し厚めに採用してみました。

受け札

防御に使えるカード全般を指す言葉。シールドトリガー、ガードストライク、ストライクバックなどのことを指すことが多い。単に「受け」とも。将棋用語が出典か。


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無改造スタートデッキについて

『革命アメイジングマジック』は発売日当日に購入し、そこからしばらく無改造、微改造で使い込んでいました。

その上で感じた『革命アメイジングマジック』の特徴は大きく三つ。
  • バランスよく練られたリストで遊びやすい(ただし、イベントで勝利するには随分足りない)
  • デザイナーズコンボがいくつも組み込まれている。
  • 『魔覇革命』収録カードとのデザイナーズコンボも多く、強化導線がわかりやすい。強化を体感しやすい。
革命チェンジクリーチャーなどの枚数比などが絶妙で、デッキがよく回るようにデザインされています。
厚めに採用された受け札のおかげで逆転しやすく、初心者でもなんとなく戦えて、あばよくば逆転勝ちできるデザインなのも好感が持てます

色々と詳しく語りたいところなのですが、そこそこ遊んだら改造することが前提の製品なので、ここを延々語っても仕方がありません。詳しくは割愛します。
デザイナーズコンボについてですが、例えば《調律師ピーカプ》から《芸魔山鷹 トリノドミノ》へと革命チェンジするときに、ピーカプの「メガ・ラスト・バースト」で《♪音速で 本番中に チューニング》を唱えてトリノドミノをアンタップできるというものがあります。

スピードアタッカーも付与されているので、そのまま《芸魔龍王 アメイジン》に革命チェンジできます。
『真覇革命』収録カードとのコンボも豊富で、カクメイジンやカラクリバーシを1枚増やすたびに、明らかに体感できるレベルでデッキが強くなります。

なにせ3キルや4キルのルートが増えるわけですから。キルターンが1~2ターン変わって、速くなったな、強くなったな、と改造の成果が感じやすくて、少しずつカードを足しながら遊ぶのが楽しかったです。

バランスが良い構築…と言われると、たしかにそうかもな。 5マナ帯のチェンジクリーチャーが6枚、7マナ帯のチェンジクリーチャーが4枚だから、無理のないバランスにはなっている。
7マナ帯へのチェンジには、《紅奏龍メルダウ》や《踊戯音愛 パステル》からも行けますからね。
なるほどな。その辺のギミックも含めて、よく練られているわけか…
ですね。ただ、ノイズになっちゃってるカードが多いのも気になります。
というと…?
《淡いと濃い ケローラ》とか《瞬閃と疾駆と双撃の決断》とか…
その辺は優良収録だと思ったんだが、ちがうのか?
収録してくれたのはすごくありがたいです。
ただ、この辺のカードは《芸魔隠狐 カラクリバーシ》がないと真価を発揮できないんですよね。
無改造だと活躍できないから、弱いカードだと勘違いしちゃう人もいそう…
あぁ、たしかにな。《瞬閃と疾駆と双撃の決断》はカラクリバーシから唱えないと連続革命チェンジにならないし、そうやってパーツを揃えて一気に決めるルートがないから《♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》も使いどころなさそうだ。
そうなんですよね。
逆に、無改造でこそ強いカードとかもあったりしてな。
《詠み人-シラズ-Machine》《B.F.F. モーメント》とか強かったですよ。
手軽に使える《招水呪文「マジックル」》を墓地に置いておいて、《芸魔龍王 アメイジン》でそれを回収して、そうやって大量に増やした手札で《B.F.F. モーメント》を強く使うというゲームメイクができましたから。
マジックルは2枚山札を見れるだけで強いしな。
ですね。1マナなのも便利でした。
1~2ターン目は水単色のカードをだけをマナに置くようにして、1ターン目にマジックルを唱えて、2ターン目以降は水2マナの小型クリーチャーから成長式に革命チェンジをくりかえしていく展開もありました。《調律師ピーカプ》は4マナなので、赤マナは3ターン目に混色を置いておけば間に合いますしね。

成長

小型クリーチャーから中型へ、中型から大型へと段階的に革命チェンジをくり返していくデッキの俗称。「成長ドギラゴン剣」など。
調律師ピーカプ

火文明 {4}
クリーチャー:マジック・マシン・イーター 4000
  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

♪音速で 本番中に チューニング
火文明 {3}
呪文
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。そのクリーチャーのこのターン最初の攻撃の終わりにアンタップする。

なるほど。3マナスピードアタッカーがいないから、2ターン目に小型クリーチャーを出すのが大前提なわけだ。そうなると《♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》よりも《招水呪文「マジックル」》が優先される場面はありそうだな。
カラクリバーシがないから《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を強く使えないですし、そうなるとますます《♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》の使いどころがないんですよね…
マジックルの方がしっくりくる場面は多かったです。



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スタートデッキ収録カード使用感

以降にスタートデッキ収録カードの使用感を綴っていきます。
(無改造スタートデッキでの使用感ではなく、改造後デッキのでの使用感が主になります)


芸魔龍王 アメイジン

水/火文明 {7}
タイプ:マジック・ドラゴン/ゲーム・コマンド 7000
  • 革命チェンジ:コスト5以上のマジック(自分のコスト5以上のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、好きな枚数の呪文を自分の墓地から手札に戻してもよい。次の自分のターンのはじめまで、自分の手札の枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャーはすべて、攻撃もブロックもできない。

スタートデッキの切り札枠ということで、オーバーレア《芸魔王将 カクメイジン》入手までの「つなぎ」のように見えますが、これ自体もしっかり強いカードです。

芸魔王将 カクメイジン

水/火文明 {7}
カードタイプ:マジック・ドラゴン/ゲーム・コマンド 10000
  • 革命チェンジ:コスト5以上のマジック
  • W・ブレイカー
  • 自分のマジックすべてに「スピードアタッカー」を与える。
  • このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札または墓地から唱えてもよい。その呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに山札の下に置く。

大量の呪文回収も言わずもがな強力ですが、これを使い込んだうえでの感触として、アメイジンの真髄は相手クリーチャーへの「ブロックできない」の付与だと感じています。

この「ブロックできない」の付与のおかげで、ブロッカーに弱いカクメイジンと相補って戦うことができます。(カクメイジンの能力誘発はシールドのブレイク前なので、ブロッカーがいるだけで攻撃が途切れてしまうことがある)

加えて、このアメイジンもカクメイジン同様3キルが可能です。以下にアメイジンを絡めた3キル運用例を紹介します。


運用例

概要:カクメイジンではなくアメイジンを使用した3キルルート

カクメイジンとちがって、小型ブロッカー相手にもたつかずに済みます。

手札の要求が厳しいものの、一度決まってしまえば安定して打点を伸ばせるのもアメイジン使用の強みです。これまでに使った《瞬閃と疾駆と双撃の決断》などをまるっと回収しながら、手札のカラクリバーシをからめてクリーチャーを並べていくことができます。


以降長々と書いてありますが、マジックデッキに精通しているプレイヤーは読み飛ばして大丈夫な内容です。




以下の盤面を想定します。

バトルゾーン:
  • 灼熱の演奏 テスタ・ロッサ
手札:
  • 瞬閃と疾駆と双撃の決断(パーフェクト・ファイア)
  • 芸魔隠狐 カラクリバーシ
  • 芸魔龍王 アメイジン
  • x1
  • x1(手札)
  • x1(手札)
  • x1(手札)

プレイの流れ

《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》攻撃時、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》へと革命チェンジ。

芸魔隠狐 カラクリバーシ

水/火文明 {0}
クリーチャー:マジック・モンスター/ゲーム・コマンド 4000
  • G・ストライク
  • 革命チェンジ:マジック(自分のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
  • スピードアタッカー
  • このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、その後、コスト3以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

②《芸魔隠狐 カラクリバーシ》登場時誘発で《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱える。

瞬閃と疾駆と双撃の決断

火文明 {3}
呪文
  • 次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
  • コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
  • 自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

「▶コスト3以下のクリーチャーを1体場に出す。」
で、手札に戻ってきた《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》を再度場に出す。

「▶自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーを最初の攻撃の終わりにそのクリーチャーをアンタップする。」
で、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》を選び、攻撃終了時にアンタップさせる。

※《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》の登場時誘発は、できれば呪文かツインパクトを捨てておく。

③アンタップした《芸魔隠狐 カラクリバーシ》で再度攻撃する。このとき《芸魔龍王 アメイジン》に革命チェンジ。

④《芸魔龍王 アメイジン》登場時誘発で、墓地の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》をはじめ、呪文カードを回収(全部回収して構わない)

⑤②で出しておいた《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》で攻撃するときに《芸魔隠狐 カラクリバーシ》に革命チェンジ。アメイジンで回収した《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱えて、テスタ・ロッサを再度出し、カラクリバーシをアンタップ。 (①と②でやったことのくりかえし)

※この時点でシールドを4枚ブレイクしている

⑥この段階で、
  • 芸魔王将 カクメイジン1枚
もしくは、
  • 2枚目の《芸魔隠狐カラクリバーシ》と、
  • 2枚目の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》(ピーカプでも良い)
を引き込むことができていれば、ダイレクトアタックまで行けます。

テスタ・ロッサで4枚引いているので、大体上手くいきます。

既に場に出ていた「コスト5以上のマジック」か、普通に召喚したカラクリバーシから始める場合は、パワー4000以上のブロッカーの頭越しでもワンショットできます。

ワンショット

一切シールドがブレイクされていない状況からすべてのシールドをブレイクし、ダイレクトアタックしてしまうこと。ワンショットキル。



踊戯音愛 パステル(おとぎおとめパステル)

水文明 {6}
タイプ:マジック・マーメイド 4000
  • S・トリガー
  • ブロッカー
  • メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン
水文明 {6} 呪文
  • 相手のクリーチャーを2体まで選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、それらは攻撃もブロックもできない。

案外に下面の《♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》が便利でした。

切り札のカクメイジンがブロックされると簡単に止まってしまうので、相手のクリーチャーのブロックをあらかじめ封じておくのがもっぱらの使い方です。

《AQvibrato》から革命チェンジを始めるパターンで使える技ですね。
テスタ・ロッサから革命チェンジするパターンだと使えないし、《♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》で手札を整えるパターンでも唱える隙がないな。
ゲーム展開が4〜5ターン目までぐだついて、相手の場にブロッカーが並んでしまったときにも使うでしょうか。こっちのパターンの方が多かったと思います。

適当にカクメイジンで唱えて相手クリーチャーを縛って、返しのターンで殴り負けないようにすることもあります。

本体の「シールドトリガー持ちの6マナマジッククリーチャー」というのも優秀。返ってきたターンで、いきなりカクメイジンへと革命チェンジして逆転勝ちすることができます。

革命チェンジの際にも「メガ・ラスト・バースト」で《♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》を唱えて、カクメイジンがブロックされないようにできるのも抜かりありません。

露骨にアメイジンよりもカクメイジンと相性がいいから、そういうデザイナーズコンボなのかもな。
一応アメイジンとのコンボもありますね。革命チェンジするときにラスト・バーストした《踊戯音愛 パステル》を《芸魔龍王 アメイジン》の効果で回収できます。
でもアメイジンにチェンジするときに《♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》を使っても仕方なくないか?
アメイジンの方が強く相手クリーチャーを縛れるんだから。
あ…たしかに。
微妙に噛みあってないですね…

ブロッカーとメガ・ラスト・バーストで三体止めることができる受け札としての性能も目を引きますが、実はパワー4000が高すぎてメガ・ラスト・バーストできないことも多々あります。

パワー3000以下の小型クリーチャーでダイレクトアタックされてしまうと、ブロックしても破壊されず、メガ・ラスト・バーストを使うことができません。

これで何度も負けちゃっているので、見た目ほど守りは堅くない印象です。



調律師ピーカプ

火文明 {4}
クリーチャー:マジック・マシン・イーター 4000
  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

♪音速で 本番中に チューニング
火文明 {3}
呪文
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。そのクリーチャーのこのターン最初の攻撃の終わりにアンタップする。

トリノドミノアメイジンと連続で革命チェンジするデザイナーズコンボのために収録されていたカード。

構築が煮詰まると上のデザイナーズコンボで使うことはほとんどなくなり、単純に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の代用としての使うのがもっぱらになってきます。

瞬閃と疾駆と双撃の決断

火文明 {3}
呪文
  • 次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
  • コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
  • 自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

1枚も採用していない構築も多く見られる中、2枚もピーカプを採用しているのは、カラクリバーシからカラクリバーシへの革命チェンジをくりかえすゲームメイク」をやりやすくするため。

単純に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が6枚もあれば連続チェンジが決まりやすいし、革命チェンジが連続しやすいという理屈です。

手札にカクメイジンがない状況でも、カラクリバーシからカラクリバーシへの革命チェンジをくりかえせば、カラクリバーシの登場時ドローでカクメイジンを引き込むことができるかもしれません。

本デッキでは、そうやって強引に3キルを目指すことがあります。
相手に《キャディ・ビートル》を出されてしまった場合は、カクメイジンをあきらめて、5マナまでマナを伸ばしてから、カラクリバーシ→カラクリバーシの連続チェンジで勝利を目指すこともあります。

キャディ・ビートル

自然文明 {2}
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 1000
  • 相手のターン中、相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
  • このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。

不安定なプランではありますが、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》でスピードアタッカーを横展開していけば、必要な打点を(一応は)用意できます。


運用例

概要:2体のブロッカーの頭越しにカクメイジンを通す。

《調律師 ピーカプ》を召喚する。

②ピーカプで攻撃するとき、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》へ革命チェンジ。《調律師 ピーカプ》のメガ・ラスト・バーストを使用し、カラクリバーシにアンタップ効果を付与する。

③《芸魔陰狐 カラクリバーシ》登場時誘発で《♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》を唱えて、相手ブロッカーを拘束する。

④攻撃終了後《芸魔陰狐 カラクリバーシ》がアンタップ。そのまま《芸魔王将 カクメイジン》へと革命チェンジできる。



AQvibrato

水文明 {2}
クリーチャー:マジック・リキッド・ピープル 1000
  • このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。

マジックデッキのベストな初動のひとつ。

3ターン目に《芸魔隠狐 カラクリバーシ》にチェンジして《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱え、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》効果で手札に戻っきてきた《AQvibrato》をまた出すというのが定番ムーヴ。

面展開しているのに何故か手札が減りません。



淡いと濃い ケローラ(ポップ・コーラーケローラ)

水文明 {3}
クリーチャー:マジック・アウトレイジ 2000
  • ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
  • メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
  • テキスト③

下側の《♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》がメイン。

純粋にろ過系呪文としても上澄みな性能で、マジック以外のデッキでも採用例があります。
2ターン目か3ターン目に唱えて、手札に足りないパーツを探します。


ブロッカーなのも地味に便利なんですよね。《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で出しておいて、返しのターンの反撃に備えることもありました。
トリガーに阻まれて攻めきれなかったときに備える感じか。
ですです。ラストバーストも便利ですしね。



タカスギ・ワヲンチョッパー

水文明 {2}
クリーチャー:マジック・マーフォーク 3000
  • S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーに能力を与える)
  • このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを2体まで、コストの合計が8以下になるように選び、持ち主の手札に戻す。
  • このクリーチャーはブロックされない。

初動と受け札を兼任するカード。

というよりは「初動がないときに代打で初動を担えるカード」としたほうが適切かもしれません。

S・トリガー・プラスの逆転力は言うまでもないですが、それ以上に「マジックのトリガークリーチャーであること」の奇襲性が強烈です。

一般にマジックデッキは受け札をほとんど採用しないため、無警戒に攻撃されることがしばしば。2体バウンスで相手のメタクリーチャーの包囲を解いての逆転勝利もありました。



芸魔山鷹 トリノドミノ

水/火文明 {5}
クリーチャー:マジック・モンスター/ゲーム・コマンド 5000
  • 革命チェンジ:マジック(自分のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
  • このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、自分の手札を2枚捨てる。

基本的には「カラクリバーシがないときの革命チェンジ先」として使います。

次のような盤面で、

場:
  • AQvibrato
  • 灼熱の演奏 テスタ・ロッサ
手札:
  • 芸魔山鷹 トリノドミノ
  • 芸魔隠狐 カラクリバーシ
    (《芸魔王将 カクメイジン》か《瞬閃と疾駆と双撃の決断》のいずれか一方しかない)
先にトリノドミノへと革命チェンジして足りないパーツを探し、続いてカラクリバーシへとチェンジして必殺のムーヴを決める、というパターンもありました。

1枚しか入っていないアメイジンの回収にも使えるので、革命チェンジが多く入っている事自体が便利だったりします。

ただし、金銭的に余裕があるならば、このスロットを2枚《Napo獅子-Vi無粋(ナポレオンバイブス)》に交換するのがおすすめです。複数エレメント除去できる呪文面が心強いです。

Napo獅子-Vi無粋

火文明 {5}
クリーチャー:マジック・ニトロ・ドラゴン 6000
  • 自分のマジック・クリーチャーがあれば、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚まで捨て、その枚数より1枚多くカードを引く。
  • メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
  • スピードアタッカー

♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い 火文明 {3}
呪文
  • 相手のコスト2以下のエレメントをすべて破壊する。





改造用カードについて

改造の為に買い足したカードは、以下の21枚(クリックで公式データベースに飛びます)

1 AQvibrato ¥ 100
2 淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル ¥ 120
4 灼熱の演奏 テスタ・ロッサ ¥ 130
3 一期音愛 カーリー / ♪さようなら また会うかもね さようなら ¥ 100
3 瞬閃と疾駆と双撃の決断 ¥ 470
4 芸魔隠狐 カラクリバーシ ¥ 520
4 芸魔王将 カクメイジン ¥ 200


カラクリバーシの運用についてはこれまで散々紹介してきましたし、その他のカードについても(情報がふるくなってしまっていますが)ガチまとめの解説記事に明るいので割愛します。

個人的に《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》を入れた途端にめちゃくちゃ強くなったのが印象的だったので、そこだけ触れておきます。

灼熱の演奏 テスタ・ロッサ

火文明 {3}
クリーチャー:マジック・アウトレイジMAX 1000
  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • このクリーチャーが出た時、自分の手札からマジックまたはアウトレイジを1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。

テスタ・ロッサは登場時に「1枚ディスカード、2枚ドロー」できる3マナスピードアタッカー。収支±0枚になるので、場に出しても手札が減りません。

手札を減らさずに2枚も山札を掘り進められるため、革命チェンジや《瞬閃と疾駆と双撃の決断》をからめて使いまわせば、ざくざくと手札に有効牌が集まります。

革命チェンジクリーチャーや《瞬閃と疾駆と双撃の決断》など、3キルムーヴのパーツを集めてもよいのですが、それらが十分に揃っている場合には小型マジッククリーチャーを集めるのも有効です。

カラクリバーシやカクメイジンで唱える《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で小型マジッククリーチャーを並べることで、連続攻撃による"点での突破"だけでなく、"面での突破"も狙えるようになり、少々シールド・トリガーを踏んでしまってもダイレクトアタックを完遂できる確率が高まります。

この「面での突破も狙えるようになる」という変化が強化幅としてとても大きくて、やっぱり《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》は必須カードだったのだと痛感したことでした。



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まとめ

今回はスタート・デッキ『革命・アメイジン・マジック』の改造案…というか実際に改造してボックス争奪したレポートでした!
割と構築済みの原型がしっかり残ってるから、買い足すカードが少ないもいいな。
買い足したのは21枚なので、半分以上は交換しているのですが、スタート・デッキにしてはそのまま使えていますね。
だな。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》とか《淡いと濃い ケローラ》とか、パーツ取りのために構築済みを買ってもトントンくらいだから、スタート・デッキから改造していくのはアリなんだよな。
買い足したカードも後々無駄にならないし、一旦これを組んでから《歌舞音愛 ヒメカット》とか買い揃えていくのもよさそうだ。
ですです…!
段階的にカード買い足しながらでも遊べるので、新規・復帰の方にもおすすめです。
それではまたの記事でお会いしましょう!
それじゃあな。



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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!