【格安モダン/予算¥15000】安くて強烈なコンボデッキ『多相ドラゴン』!!


こんな内容の記事です!
  • GKさん(@GK_yoyomtg)より提供いただいた、格安モダンデッキの紹介です(リストは一部こちらで変更を加えてあります)!
  • 全てのクリーチャー・タイプを持つ多相クリーチャーたちで、ドラゴン登場時に誘発する能力を使いまくる爽快なコンボデッキになっています!!
  • リストの予算はおよそ¥15000です。予算はWisdom Guildさんの「トリム平均」価格を参照しています(2022/4/27現在)

SPECIAL THANKS!
格安モダンデッキのリストを提供していただきました!

GKさん Twitter DECK-UP
MTG仲間の方からリストを提供いただきました!! それをちょっとアレンジさせていただいたのが今回のリストですね!
おお、リスト提供ってめちゃくちゃありがたいな!
ですね!GKさん提供感謝です!



デッキリスト

※カード名をクリックでカードのデータベース(Scryfall)に飛びます

メイン

クリーチャー

4 変わり身ののけ者 ¥ 70
4 自在自動機械 ¥ 40
4 鱗粉の変わり身 ¥ 170
4 不確定な船乗り ¥ 430
4 厚顔の無法者、マグダ ¥ 210
2 領界渡り ¥ 270
2 ヴァルカスの災い魔 ¥ 140
1 ドラゴンの女王、ラスリス ¥ 290
4 勇敢な変わり身 ¥ 30
2 ボガーダンのヘルカイト ¥ 110

呪文

3 バネ葉の太鼓 ¥ 440
4 英雄たちの送り火 ¥ 190

土地

4 同盟者の宿営地 ¥ 50
2 手付かずの領土 ¥ 360
4 抵抗者の居住地 ¥ 30
4 精霊龍の安息地 ¥ 250
1 群がりの庭 ¥ 370
4 閑静な中庭 ¥ 250
1
2

サイドボード

2 オンドゥの僧侶 ¥ 50
2 仮面の蛮人 ¥ 30
1 熊の女王、アイユーラ ¥ 70
1 ドラニスの判事 ¥ 680
1 虚空の鏡 ¥ 290
1 ヴェクの聖別者 ¥ 320
1 非実在の王 ¥ 90
1 模範の騎士 ¥ 660
1 猫の君主 ¥ 70
1 隔離するタイタン ¥ 290
1 墨溜まりのリバイアサン ¥ 70
2 魂標ランタン ¥ 410


予算

メイン:¥10620
サイド:¥3520
合計:¥14140

テストプレイ




な、なんだこれ…!?
色もごちゃごちゃですし、すっごく不思議なリストですね…
パッと目につくのは「多相」だよな。 採用クリーチャーの大半が「多相」を持ってる。

多相

「全てのクリーチャー・タイプを持つ」ことを意味するキーワード能力。

ですね。そしてマナ基盤は部族用の特殊地形。 「多相」を駆使して戦うデッキなのでしょうね。


なるほど、「多相」で部族シナジーを使い倒すデッキって感じか? 面白いな。
リストをじっくり読み込んでみましょうか。何かいろいろ見えてきそうです…!
だな。


※リスト熟読中


分かってきました…! 多分こんな感じです!
うーん、案の上複雑だな。
ですね。ひとつひとつ見ていきます…!





マグダと多相で宝物大量生産!!


マグダはドワーフがタップされるたびに、宝物トークンを生成する能力を持っています。

「多相」クリーチャーがタップした際にも宝物が生成されるため、マグダがいれば本デッキの大半のカードはマナクリーチャーのように運用できます。
更に《鱗粉の変わり身》がいれば、攻撃することなく宝物トークンを生成できるように…


生成した宝物トークンは、《厚顔の無法者、マグダ》の起動能力によって強力なドラゴンを呼び出すのにも使えます。
もちろん、宝物トークンからマナを出して、普通に手札のファッティを召喚することも可能です。

このマグダと「多相」クリーチャーで宝物を大量に出し、その宝物でドラゴンを呼び出す…というのが、このデッキの基本戦略のようですね。




マグダにかなり依存したリストって感じだな。
ですね。マグダが引けなかったり除去されてしまった場合には《英雄たちの送り火》でマグダをサーチできるので、見た目以上に勝ち筋の太いリストになってます。


なるほど、キーパーツのサーチ手段があるのは心強いな。
《英雄たちの送り火》は、《勇敢な変わり身》を生贄にして《ボガーダンのヘルカイト》を呼び出すのにも使えるわけだな。


実質的に、キーパーツが8枚入っている…というのは心強いですよね。 《鱗粉の変わり身》はサーチできませんが、《バネ葉の太鼓》や《抵抗者の居住地》でも味方クリーチャーをタップできます!





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強烈なドラゴンシナジーでゲームセット!!


《ヴァルカスの災い魔》、《ドラゴンの女王、ラスリス》は強力なドラゴンシナジーを有するカード。

《ヴァルカスの災い魔》は自身とドラゴンが場に出るたびにダメージを飛ばせる能力を、《ドラゴンの女王、ラスリス》はドラゴンが場に出るたび5/5のドラゴントークンを生成する能力を有しています。

いずれの誘発型能力も、本デッキに多数搭載されている多相で使うことができてしまうわけですね。


特に「相性」と良いのが《ヴァルカスの災い魔》。
《ヴァルカスの災い魔》の後に小型の多相連打することで、火力を連射できるというだけでなく、そもそも小粒の「多相」クリーチャーが場に並んでいれば、一発一発のダメージも大きくなります。

盤面次第では、1ターンに相手プレイヤーのライフを削り切ってしまうことも出来るでしょう。




《ヴァルカスの災い魔》も《ドラゴンの女王、ラスリス》も、ドラゴンのマナ・コストが大体4以上であることを前提に調整されたカードだろうからな…
それを1~3コストの「多相」クリーチャーで誘発できちゃうとすごいことになりますよね。





英雄たちの送り火


《出産の殻》の調整版で、クリーチャーを生贄に捧げ、それとクリーチャー・タイプが一致しておりマナ総量が1点大きいクリーチャーを山札から呼び出すことができます。


「多相」クリーチャーは全てのクリーチャータイプを持つので、「多相」クリーチャーを生贄に捧げれば、1点マナ総量が大きいという条件さえ満たしていれば好きなクリーチャーが呼び出せます。

このデッキでは主に以下の役割を担うことになります。
  • 1マナの多相クリーチャーを生贄に《厚顔の無法者、マグダ》を呼び出す
  • 《勇敢な変わり身》を生贄に《ボガーダンのヘルカイト》を呼び出す

《勇敢な変わり身》は味方クリーチャーのクリーチャー・タイプの数だけマナ・コストが軽減されるのですが、「多相」クリーチャーは全てのクリーチャー・タイプを持つため、あらかじめ《変わり身ののけ者》や《自在自動機械》を出しておけば下限の2マナまで軽減されます。


《英雄たちの送り火》なくとも、2コストの3/3「二段攻撃」というだけでかなり優秀な1枚です。



「多相は全クリーチャータイプだから一気に5マナ軽減」ってなんかトンチみたいだな。
ですね。2コストの3/3二段攻撃って中々に凶悪なスペックですけども。
まぁ、単純に《勇敢な変わり身》が優秀なんだよな。
除去に脆いものの、2コスト6点クロックだからな。
しかも、ここから一気に強力な除去を持つ《ボガーダンのヘルカイト》にアクセスできるというのは魅力的です。


割振り火力というのがまた優秀なんだよな。


また、《ヴァルカスの災い魔》が場にいる状況で、適当なクリーチャーを生贄に《英雄たちの送り火》を起動すれば、火力としても運用できます。

デッキの根幹を担うコンボパーツですが、戦況に応じてテクニカルに使うことも出来る1枚になっています。



あとは《ヴァルカスの災い魔》を生贄に《ドラゴンの女王、ラスリス》を場に出せるのも魅力か。


《ドラゴンの女王、ラスリス》は、味方ドラゴン全員を+1/+0する起動型能力を有しているので…
味方のドラゴン…だけでなく、多相クリーチャー全員が強化されるんだよな。
手札にクリーチャーがなくて盤面に多相が並んでいるみたいな状況なら、《ヴァルカスの災い魔》から《ドラゴンの女王、ラスリス》を呼び出すのは効果的だろうな。





特殊地形

《手つかずの領土》《閑静な中庭》


いずれも、宣言したクリーチャー・タイプのためなら任意の色マナを出せるという能力を持った特殊地形。

平たく言えば、「部族デッキ専用土地」といったところでしょうか。

本デッキでは、基本的に「ドラゴン」を指定しておけば大丈夫。
デッキに多数採用されている多相クリーチャーは、ドラゴンでもあるので、わざわざ「多相の戦士」を指定する必要はありません。


ただし、赤マナを出せる土地がない場合は、《厚顔の無法者、マグダ》のためにドワーフを宣言した《手つかずの領土》も必要になります。


赤マナが出せるか、《厚顔の無法者、マグダ》が出せるかには要注意です!



どうでもいいけどさ、最近なぜか《手つかずの領土》の方が《閑静な中庭》よりも高いんだよな。
《閑静な中庭》は《手つかずの領土》の上位互換なのにさ。
《手つかずの領土》の再録がないのと、『神河:輝ける世界』がビックリするくらい売れたのとの両方でしょうね。
なるほどなぁ、まぁ下位互換の方が高いって《アトランティスの王》と《真珠三叉矛の達人》とでも起こってることだし、割と珍しくもないのかもな。


下位互換も上位互換も両方使うという場合に起こりやすい現象なのかもしれませんね。
現に今のモダンの人間デッキには、《魂の洞窟》も《古代の聖塔》も《手つかずの領土》も《閑静な中庭》も全部入ってますし。


なるほどな。
両方使うなら「下位互換だから値下がる」ということにはならないし、理にかなってるな。



《同盟者の宿営地》《精霊龍の安息地》


いずれも特定の部族のクリーチャーを召喚するのに任意の色のマナを出すことができる土地。

多相クリーチャーは全てのクリーチャー・タイプを持つので、これらの土地の恩恵を得ることができます。


これらのカードは、特定のクリーチャー・タイプに関する起動型能力を持っているのも特徴。
《同盟者の宿営地》は同盟者を手札に逃がすことができ、《精霊龍の安息地》は墓地からドラゴンを手札に戻すことが可能です。

当然のことながら、《精霊龍の安息地》は多相クリーチャーのみならず《ヴァルカスの災い魔》なども呼びもどすことができるため、このデッキでは非常に有用な起動型能力になっています。



《精霊龍の安息地》、密かに起動型能力が優秀なんだよな。 除去されたドラゴンを呼び戻して、登場時能力で相手ライフを焼き切ったり…なんてこともできるだろうし。
ですね。 あと、《同盟者の宿営地》も相手の除去から味方の多相クリーチャーを逃がせるので便利そうです…!
優秀だとは思うんだが、肝心の《厚顔の無法者、マグダ》が逃がせなかったりするのがなぁ…
痒い所に手が届きませんね。 《領界渡り》や《勇敢な変わり身》のような、優秀な多相を守ることになるでしょうか。
味方を守ると言えば、《群がりの庭》も多相クリーチャーを守れるよな。


あちらは「再生」付与で、起動コストの軽いので、除去対策という面では《同盟者の宿営地》よりも優秀ですね。

再生

「○○を再生する」とは、「このターン、次に○○が破壊されるなら、その代わりに負っているすべてのダメージを取り除き、タップし、攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーならば戦闘から取り除く」という効果。

その分、無色マナしか出ないけどな。 起動型能力を持った土地が多いから、使い損ねないよう気をつけないとな…
土地枠の起動型能力って、意識してないと忘れちゃいますもんね…



《抵抗者の居住地》


《バネ葉の太鼓》のような能力を持った特殊地形。

《バネ葉の太鼓》とちがって、こちらは土地カードのなのでマナ加速が出来るわけではないのですが、あちらと同様味方のクリーチャーをタップすることができます。

味方の多相クリーチャーを何らかの手段でタップして、《厚顔の無法者、マグダ》の宝物生成を誘発させるのがこのデッキの重要な勝ち筋
なのでこのデッキにおいては、味方クリーチャーをタップできるのは大きなメリットになります。



《鱗粉の変わり身》を採用してるのも、味方をタップできるからですね…!



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まとめ

というわけで、GKさん提供の「多相ドラゴン」デッキでした…!!
GKさんありがとうございます!

GKさん提供のリストはこちら!
DECK-UP(TeamY's)は、日本最大級のマジック ザ ギャザリング(MTG)のカード検索/デッキ作成サービスです。MTGA(Arena/アリーナ/スタンダード)、EDH(統率者)、モダンなどに対応。カード検索、デッキ検索、デッキのエクスポートやインポートもできます。

しかしすごいリストだ。
コンボデッキなんだが、勝ち筋が結構あるんだよな。
ですよね…!
勝ち筋が複数あったり、土地の起動型能力で柔軟に動けたりと、テクニカルにまわせるのも好印象です。
プレイヤーの実力を介入させやすいリストは、使ってて楽しいからな。
今回もおつきあいくださり感謝です!!
また次回の記事でお会いしましょう!
それじゃあまたな!



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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!