幻の没セット「スペクトラルカオス」について語る!!


こんな内容の記事です!
  • MTGの没セット「スペクトラルカオス」とRagingRiverMTGによる再現企画について解説する記事です
  • 後半では収録予定だったカードの一部を紹介しております。
  • 衝撃的なカードが多いので、もしの「スペクトラルカオス」が発売されていたら…という想像をしながらお楽しみいただければ幸いです!


この記事を公開するにあたって 黎明期のマジック開発を支えたバリー・ライヒ、そしてMTGの歴史に埋もれていた没セット「スペクトラルカオス」を掘り起こし、楽しいプロジェクトとして再編したRagingRiverMTGに、感謝と敬意を表します。



はじめに


RagingRiverMTG "Spectral Chaos Set Images
TheChaosOrb.com (https://thechaosorb.com/spectralchaos-set-images/)

じゃじゃーん…見てください!このカード!!
なんだこれ、なんだこのモヤモヤしたフレームは…??
実はこのカード、マジック黎明期の没セットに収録されるはずだったカードを勝手にファンが再現しちゃったものなんです!
へぇ、それは面白いな…何かの手違いで何枚かテストカードが流出しちゃった感じか?
いえ、流出したのは429枚…セットの全カードリストです!!
!?!?!?!?


※再現カードの画像は"PIXABAY"などのフリー画像サイトのものが使用されています。


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この没セットの名前は「スペクトラルカオス(Spectral Chaos)」、MTGのアルファ版のプレイテスターであるバリー・ライヒがデザインを手掛けたセットになります。

先ほど紹介したカード画像は、RagingRiverMTGが「スペクトラルカオス」に収録されるはずだったすべてのカードの情報から実際にカードを作ってしまうという「スペクトラルカオスプロジェクト」で実現されたものになります。

そして、この「スペクトラルカオスプロジェクト」の種火となった「スペクトラルカオス」の全カード情報は、RagingRiverMTGによると「ミスプリントコレクターとして名高いキース・アダムスがバリー・ライヒより受け取った」とのこと。

※バリー・ライヒは以下の公式動画にも出演しています。



なるほど、RagingRiverMTGというグループが独自に没カードのリストを入手して、自分たちで「もし発売されてたら」のイメージまで作っちゃったと…
ですね…! パック形式でMTG関係のインフルエンサーに配って、開封動画をアップさせるという試みも楽しかったです!!


このパック普通に買いたくなるなるなぁ…
残念ながら「ファンコンテンツポリシー」を守っているので、販売はしていないようです…
リークしたカードリストで大胆なことしてるのに、そこは守るんだな…
ま、まぁ…「ファンコンテンツポリシー」はMTGファンのたしなみですから…!ファンとしての掟は守るのでしょう!!





「スペクトラルカオス」の信憑性

ここまでのお読みいただいた方には「本当にそんなもの実在するのか?」「RagingRiverMTGの入手したというカードリストは正真正銘WotCのものなのか?」「ファンの勝手な創作ではないのか?」と思われている方もいるかもしれません

この「スペクトラルカオスプロジェクト」を見た私のファーストインプレッションも「なにこれあやしいな」でした…
当時はプロプレイヤーの中にもこのプロジェクトの疑う者がおりましたし、疑う方がいらっしゃるのは全然無理からぬことだと思います…


この「スペクトラルカオスプロジェクト」と「スペクトラルカオス」の流出したリストについてですが、私の考えとしては「99%本物」だと考えています。

その根拠は以下の三つです。
  • 流出したリストに合致するテストプレイカードを入手した日本人コレクターがいること
  • マローが『インベイジョン』のデザインに没になった「スペクトラルカオス」のメカニズムを流用したことを彼のコラム上で明言したこと
  • そしてマローの「メカニズムを流用した」という発言とRagingRiverMTGが公開した「スペクトラルカオス」のリストの内容が合致すること


ひとつ目については《Acid Dragon》(試訳:酸のドラゴン)というカードで、このカードのテスト版を@Zirilan_clawさまが入手しておられます

RagingRiverMTG "Spectral Chaos Set Images
TheChaosOrb.com (https://thechaosorb.com/spectralchaos-set-images/)

テキストもP/Tも完全一致しており、このツイートを拝見したとき私の中での「スペクトラルカオスプロジェクト」への信憑性が大きく上がったことでした。



なるほど、コレクターが入手したテストカードと同一のものが、RagingRiverMTGが入手したリストの中にあったと…
これ1枚を根拠に「RagingRiverMTGが公開したリストはすべて正確なものだ」とするのは無理筋ですが、信憑性は格段に増しましたね!





スペクトラルカオス、どんなセットだった? マーク・ローズウォーターの言及


そしてマローのコラムにおける「スペクトラルカオス」への言及についてですが、その内容をちょっと見ていきたいと思います。

引用部分については私の試訳となっていますが、大胆に意訳してしまったところも多いので一応原文を併記しております。



まずは"HERE’S THE KICKER"というコラム。 言及している部分を一部抜粋して紹介します。

HERE’S THE KICKER 2007/6/11 Mark Rosewater


MTGが出版されることが明らかになると、アルファ版のテストプレイヤーたちは複数のグループに分かれて、各々のマジックのセットの開発に着手した。 

グループは「アイスエイジ」「メナジェリー(動物園の意)」「スペクトラルカオス」の三つに分かれた。
※「メナジェリー」は、「ビジョンズ」と「ミラージュ」の名前で発売されることになる。

Once it became clear that Magic was going to be published, the Alpha playtesters, in separate groups, set out to design their own Magic sets. There were three in all, named Ice Age, Menagerie and Spectral Chaos.



「スペクトラルカオス」はバリー・ライヒ(Barry "Bit" Reich)一人によるワンマン開発チームだった。 

バリーはリチャード(MTGそのものの開発者)のよき友で、史上初のMTGテストプレイヤーという栄誉ある人物だった。 
スペクトラルカオスは徹底して多色セットとして開発され、後の「インベイジョン」にデザインの骨組みとして取り入れられることになる。

Spectral Chaos was a one-man design team, Barry "Bit" Reich. Barry was a good friend of Richard's and has the honor of playing the first-ever Magic game with Richard. Spectral Chaos was a set dedicated to multicolor play, and it was the skeleton used by the Invasion design team (which incidentally was Bill Rose, Mike Elliott and myself—I'll be getting back to this team in a moment). While there was a lot of deviation, certain elements, such as the domain mechanic (called the "Barry" mechanic in design after Barry), made it all the way through design and development.



次に"WHATEVER HAPPENED TO BARRY'S LAND?"というコラム、こちらも一部抜粋です。



WHATEVER HAPPENED TO BARRY'S LAND? 2009/2/9 Mark Rosewater



(別の記事だが、内容は先ほどの引用部分と地続き)
 最後のセット(スペクトラルカオスのこと)はたった一人のデザイナー、バリー・ライヒの手にゆだねられた。

 彼のセットの名前は「スペクトラルカオス」と名付けられ、バリーにとって心惹かれるものだった「多色」をテーマにしていた。 覚えておいて欲しいのが、この時点で多色の呪文はまだ存在していなかったということだ。 

「アイスエイジ」と「メナジェリー」は出版にこぎつけたが、「スペクトラルカオス」は苦しい状況にあった。 

リチャードが将来のセットのために外部からデザイナーを探していたように、ピーター・アドキソンも外部からデザイナーを取り入れていた。そうして結成されたデザイナーチームの一つが、彼(ピーター)と一緒にRPGを楽しんでいた友人グループからなるものだった。

このチームは多色をテーマにしたセット「レジェンド」を完成させたのが、このことが同じく多色をテーマにする「スペクトラルカオス」出版の機会を奪うことになってしまった

 こうして「スペクトラルカオス」はお蔵入りになり、彼が考えた独自のメカニズムと共にタンスの肥やしになってしまった。

The final set was assigned to a single designer: Barry Reich. His set was codenamed Spectral Chaos and had a theme that intrigued Barry: multicolor. Remember, at this time, multicolor spells didn't exist yet. Ice Age and Menagerie each found its way to release, but Spectral Chaos was having a harder time. Just as Richard had sought out designers for future sets, so too did Peter Adkison. One such group was a bunch of friends that Peter had roleplayed with. They ended up designing the set Legends. (For the full story by Legends lead designer Steve Conard, check out this feature article from December 24, 2002.) While very different from Spectral Chaos, Legends introduced multicolor cards. This took the wind out of the sails of Spectral Chaos, and the set was shelved. All of Barry's work, including the domain mechanic, was stuck in the closet.



(「インベイジョン」の)デザインチームがあつまったとき、ビルは「スペクトラルカオス」を覚えていた。 

いくつかの要素はすでに他のセットで実現されていたり、アレンジして他のセットで採用されていたりしたが、それでもなお《スペクトラル・カオス》はクールなデザインを内包した多色セットに見えた。

ビルは、それに目を通し気に入った部分があれば、「インベイジョン」のデザインに取り入れることを決めた。 

When the design team was put together, Bill remembered Spectral Chaos. While certain elements of the set had either already been done or went down a different path than we were thinking, Spectral Chaos was a multicolor set with some cool designs. Bill decided that we would look through it and incorporate any aspects we liked into Invasion's design.


「スペクトラルカオス」からおびただしい数のカードを採用したが、特に目を引いたのは「プレイしている基本土地の種類に応じてカードの強くなる」というメカニズムだった。

『インベイジョン』のテーマの1つは、5色でプレイすることを推し進めることで、この点においてバリーのメカニズムは我々がやりたかったことに合致していた。

この能力は「キーワード能力」ではなかった(「キッカー」や「サイクリング」のように名前のある能力ではなかった)ので、ビルとマイクと私はただ「バリーのメカニズム」と呼び、最終的には「バリーのカード」と呼ぶようになった。

デザインとデベロップの間ずっと、我々はこのメカニズムを持つカードをそう呼んでいたのだ。《バリーの稲妻》や《バリーのドロー》のようなカードを作ってプレイテストした。

While we used numerous individual cards from Spectral Chaos, the standout was an unnamed mechanic. It boosted a card's strength based on how many different basic lands you had in play. This was perfect for what we wanted to do with Invasion. One of the block's themes was that it pushed you toward playing five colors. Barry's mechanic fit into what we wanted to do and was a clean, elegant design. As it didn't have a keyword, Bill, Mike and I just referred to it as "Barry's mechanic," which ultimately turned into "Barry cards." For all of design and development that is what we called the cards with the mechanic. Many of the playtest things were things like Barry's Bolt or Barry's Draw.



この基本土地の種類だけ強化されるカードというのが《Kaleidescope Beast》(試訳:万華鏡の獣)、少し複雑なテキストですが平たく言えば「コントロールする基本土地の種類の回数発動できる起動型能力」を持っています。

また、この逆に相手のコントロールする基本土地の種類が少ないほど強くなる呪文というのも存在していました。 その一枚が《Jaccartel》(読みは「ジャカルテル」でしょうか?)、多人数戦を想定したテキストが特徴的です。

RagingRiverMTG "Spectral Chaos Set Images
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興味深いことにこのジャカルテル、「スペクタクルカオスプロジェクト」が始動する以前の2018/12/1にバリー・ライヒのアカウント(@Imp314)によって言及されています。





長くなってしまったので、一旦内容をまとめます
  • 「スペクトラルカオス」はバリー・ライヒというアルファ版プレイテスターひとりによって開発されていた
  • 開発は「アイスエイジ」や「ビジョンズ」と同時期だった
  • 多色セットとして開発されていたが、同じく多色テーマの「レジェンド」の発売によってお蔵入りすることに…
  • 「インベイジョン」にカードデザインが流用された
  • 上記の内容に加え《Acid Dragon》のテストカードが見つかっているなど、信憑性はかなり高い


なるほど、「スペクトラルカオス」はバリバリの多色テーマセットだったのか…
多色で組まないと不利になるようなカードもあって、多色押しのすさまじいセットだったんですよね… これから収録カードを見ていきますが、これが発売されていたらマジックは全然別のゲームになっていたと思います。
それくらい強烈な内容なのか。
そうなんです…特にカラーパイに対しては劇薬とも言うべき内容でした。カラーパイの無視といえば「次元の混乱」が有名ですが、これはその非ではありませんでした。
なるほどな、じゃあその劇薬っぷりを危惧されて発売を見送られた可能性もあるか?
かもしれませんね…あくまで憶測に過ぎませんが。





個人的に面白かった収録カードを紹介

以降簡単な解説や感想を交えつつ、個人的に面白い・興味深いと感じたカードを紹介していきます。

今回の記事ではこのセットらしい派手な効果のカードを中心にほんの一部を抜粋して紹介していきますが、本当の本当に面白いカードが多いので、またの機会に「スペクトラルカオス」のカードを紹介する記事を書きたい所存です。

 
えぇ…このネタこするのか…
でもぉ…だってぇ… 紹介したいカードがあと30枚はあるんです…!!
そんなにか…そもそも400枚もあるんだっけ?このセット。
そうなんです! 母数が多いですし、攻めたセットなので中身が濃密なんですよね…!!





毎ターン変化していく土地《Unstable Terrain》

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  • カード概要:
    ターンごとに島→山→平地→沼→森へと変化する特殊地形
  • カード名(試訳):
    Unstable Terrain(不安定地帯)
  • タイプ:
    土地
  • テキスト:
    あなたのアップキープの開始時にUnstable Terrainの上に地動カウンターをひとつ置く。その後5個以上の地動カウンターがUnstable Terrainの上に置かれていたなら、それらをすべて取り除く。
    Unstable Terrainの上にひとつも地動カウンターが置かれていないなら、Unstable Terrainは島である。1個地動カウンターが置かれているなら山であり、2個なら平地、3個なら沼、4個なら森である。


毎ターン基本土地タイプが変化していく特殊地形。

コンセプト的にはとても面白いのですが、出したいときに出したい色のマナが出せることの方がまれそうですね…


島→山→平地…って変化のしかたも滅茶苦茶だな。
…と思うじゃないですか、一個飛ばしで見てみてください。
島→平地→森→山→沼…なるほど、一個飛ばしで友好色に綺麗につながるということは、「島→山→平地…」は対抗色へと変化していく法則があったのか。
あえて友好色ではなく対抗色につなぐことで、混沌と変化する様子を表現したかったのかもですね!





100点ライフゲイン!の《Life Geyser》

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  • カード名(試訳):
    Lifegeyser(命の間欠泉)
  • マナコスト:
    緑緑緑緑青青青青
  • タイプ:
    混沌のソーサリー
  • テキスト:
    すべてのプレイヤーは100点のライフを得る!

全員のライフを100点回復するソーサリー。

「混沌の(Chaotic)」はスペクトラルカオス特有のタイプで、スペクトラルカオス収録の他のカードによって参照されることがあります。

100点のライフゲインって、ゲームをふりだしに戻すばかりか終わらなくしてしまいそうですが、スペクトラルカオスには大型クリーチャーが多数収録されていたので、度重なるテストプレイにおいて冗長なカードではないと判断されたのかも知れませんね。


余談ですが、「!」は正式なテキストに記述されていました。
なんか笑えるなそれ。


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ソルリング級のスーパーマナファクト《Lunar Ring》

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  • カード概要:
    相手のターンにのみ起動できる、無色3マナを生むアーティファクト
  • カード名(試訳):
    Lunar Ring(月の指輪)
  • マナコスト:
    0
  • タイプ:
    アーティファクト
  • テキスト:
    T:(3)を加える。この能力はあなたのターンに起動できない。

統率者において有名な《太陽の指輪》の亜種もまたスペクトラルカオスでデザインされていました。

相手のターン中のみ起動できる無色3マナのマナファクトという強力な性能ですが、マナコストに無色3マナを含むインスタント呪文でなければその性能を活かしきれないので、意外とバランスの取れたカードなのかもしれません。





ロータス級のマナ加速、"Antimana"サイクル

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  • カード概要:
    タップされている森と島の数だけマナを生み出す呪文
  • カード名(試訳):
    Green-Blue Antimana(緑と青の反転魔力)
  • マナコスト:
    0
  • タイプ:
    混沌のインスタント
  • テキスト:
    Green-Blue Antimanaは緑でも青でもある。
    あなたがコントロールするタップされている島ひとつにつき(緑)を加え、あなたがコントロールするタップされた森ひとつにつき(青)を加える。

インスタント版のブラックロータスとも言うべき脅威のマナ加速呪文です。

対抗色のサイクルで、他に白黒・青赤・白赤・黒緑のものがあります。

また、友好色のマナ加速呪文サイクルには暗黒の儀式サイクルがあり、それぞれ呪文の色と友好色の関係にある色マナ3点を生み出します。


同じサイクルの他のカード

RagingRiverMTG "Spectral Chaos Set Images
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暗黒の儀式サイクルのカード

RagingRiverMTG "Spectral Chaos Set Images
TheChaosOrb.com (https://thechaosorb.com/spectralchaos-set-images/)


これってもしかしてデュアルランドなら…
基本土地タイプが合致すれば2マナ出ますね…!!
2色デッキなら普通にロータス超えてるまであるな…
ですね…このカードが本当に発売されていたなら、今のMTGのゲーム性は根本的にちがったものになっていたかもしれませんね。
たしかにな。コンボデッキやランプデッキが優位になりやすいゲームになってたかもしれないな。





究極のちゃぶ台返し《Spectral Chaos》

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  • カード概要:
    相手とこちらが完全に入れ替わるソーサリー
  • カード名:
    Spectral Chaos(スペクトラルカオス)
  • マナコスト:
    白白青青黒黒赤赤緑緑
  • タイプ:
    混沌のソーサリー
  • テキスト:
    対象の対戦相手と場所を入れ替わる。(あなたは以降のゲーム中、対象の対戦相手をコントロールし、その対戦相手の非公開領域のみ見ることができる。逆もまた然り。)
    このターンを終了する。

対戦相手と入れ替わることができるソーサリーで、負けているときに使えばいきなり逆転勝ちできてしまいます。

上手く負けている状況を作り出す必要があるものの、事実上の特殊勝利呪文なのでもしスペクトラルカオスが発売されていたら、長らくエターナルの有名アーキタイプになっていたかもしれませんね。

あるいは、《実物提示教育》の相棒になっていた可能性も考えられますね。


すごいな…入れ替わるって…
コントロールが戻らないので、《精神隷属機》を超えるコントロール奪取呪文とも言えますね。
デッキが弱いとこの呪文の餌食にならずに済むなと思ったりもしたんだが…そうもいかないだろうな…
デッキが弱いと普通に負けてしまいますもんね…
だよなぁ…実現していたら今のエムラクールに近いポジションのカードになってただろうな。





まとめ

というわけで、MTG没セット「スペクトラルカオス」とRagingRiverによるその再現カードを見ていきました!
本当に「カオス」って感じで強烈なカードが多かったな。特にAntimana呪文、アレはMTGの歴史を激変させてただろうな…
ですね。あと、今回紹介したカードは本当にごくごく一部です、他にもインパクト大なカードはいっぱいありますし、珍しいデザインのカードも多くて見どころがたくさんなんですよね、このセット。
そうなのか、他にはどんなのが?
調整版デュアルランドとか、あとは赤白に大量ドローを割り振っていたりとか…本当に色々です…! またの機会に紹介できたらなって思います!
ここまでつきあってくれてありがとうな!
ありがとうございます!またの機会にお会いしましょう!!


「スペクトラルカオスプロジェクト」ページはこちらから!!




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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!