【MTGイラストを語る】J.W.フロスト~島だけを描いたアーティスト
写実的な美しさはもちろんのこと、ジョン・アヴォンのアートはこれまでの基本土地アートにないものを持っていました。
ひとつは白トビする様な強い光源とそれによるコントラスト、もうひとつは統一された色彩とグラデーションによって透明感ある画面。
ミラージュにてMTGのアーティストに加わって以来ジョン・アヴォンは世界中のファンからの支持を得たわけですが、そんな彼の代表作といえるのが「アンステイブル土地」。
マジック初のボーダレスカードで、ジョン・アヴォンの色彩の統一された画面の美しさが活かされ人気を博しました。
マジック初のボーダレスカードで、ジョン・アヴォンの色彩の統一された画面の美しさが活かされ人気を博しました。
同じく有名基本土地シリーズを手掛けたという点ではテレーズ・ニールセン(Terese Nielsen)も有名でしょう。
彼女の手掛けたGURUランドシリーズはデザイン性の高い画面が好評を博し、その希少性も相まって現在10万円ほどの高値で取引されています。
今回紹介するのはこうした有名アーティストではなく、少しマニアックなアーティストになります。
J.W.フロストの描いた島には、冒頭画像のものの他にあと3枚のヴァリエーションがあります
厳密にはJ.W.フロストの作品は、ポータル、第6版及びWorld Championship Decks 1997にて再録されており、金枠のヴァージョンもあります
データベースサイト(Scryfall)からJ.W.フロスト先生の担当カード一覧とカード画像を確認できます
島だけを描いたアーティスト
今回紹介するのはJ.W.フロストさんの描いた《島》です。
随分とマニアックなところをついてきたな…!?
普通にはじめて聞く名前だぞ!?
普通にはじめて聞く名前だぞ!?
それもそのはず…このJ.W.フロストさん、第5版の《島》のみを担当されたアーティストなのです…!
え!?
第5版の…島…だけ!?
すごいな…ニッチなんてもんじゃないぞ…
でも本当にきれいな絵ですね。
朝焼けでしょうか…少し赤みがかった空がエモーショナルな気分にさせてくれます…
見ていたらVaporWaveが聞こえてくるような…
ヴェ…パ…??
(またなんか変な趣味にこってるな…)
で、このJ.W.フロスト先生の土地、美しい上に寡作とマニアの心をくすぐる要素満載なのですが高値での取引はされていないんですよね。(2021/10/17現在、晴れる屋で¥50で販売)
まぁ…第5版だから流通量がそこそこあるというのもあるだろうな。
なので、あまり予算がないものの基本土地にこだわってみたいという方にはオススメの一品…というか4品になっています!!
な、なるほど…こういう土地へのこだわり方もあるのですね!
旧枠基本土地にはジョン・アヴォン先生の作品も多く、安価に美しい基本土地を集めるのにうってつけなのでお時間があれば是非にショップで探してみてくださいね!