【かわいそうなカード】巨大な戦慄大口


不遇なエピソードをもつMTGのカードたちを「かわいそうなカード」として紹介していくシリーズになります。単純に弱いカードを馬鹿にしてわらうのではなく、プレイヤーどうしの「話の種」になるカードとして愛好していこうというスタンスでやっていきますのでよろしくお願いします。


今回のかわいそうなカードはこの子、《巨大な戦慄大口》くんです…!
6コスト6/6+トランプル…普通に優秀なのでは…?
まぁ、クリーチャーインフレ後の今見ると微妙だが、それでもマナレシオも高くて回避能力持ちだから及第点なスペックだよな。
そもそもコモンだし。
そう、このカード自体のスペックが低いわけではないんです。
それどころか、コモンでありながら高いゲームの決定力を持っていたので、当然リミテッドでは重用されるカードでした。
それではなぜ…
このカード、同じ弾に完全上位互換が収録されていたカードなんです…
完全上位互換…!?
インフレしていくと後でもっと強いカードが出てくるってザラにある話だが、同じ弾にってすごいな…
そうなんです… で、その完全上位互換カードが《殺戮の暴君》。


マナシンボルもクリーチャー・タイプも同じ…
打ち消されないと呪禁がついてほぼ無敵になってるだけで歴然の差なのに、その上パワーが1点高いのが容赦ないよな。
オーバーキル感がすごいですよね…
うぅ…戦慄大口くん…
戦慄大口くんにはさらに悲しいエピソードがあって
もう既に散々だけどな…
《巨大な戦慄大口》のコレクター番号は180、それに対して《殺戮の暴君》のコレクターは179なので…
連番ってことか。
そうなんです。
なので、ふたりはカードギャラリーでは並んで表示されます。
気まずそう。
うわぁ…戦慄大口くんに救いはないんですか…!?
《巨大な戦慄大口》はコモンなのでpauperで使用できますが、《殺戮の暴君》は神話レアなので使えませんからね… pauperならこんなみじめな目にはあわなくてすむでしょう… 性能面では勝てていませんが、一応ここで差別化できていますね…
でもpauperで《巨大な戦慄大口》は使わんだろうな…
戦慄大口くん…



余談

余りにも悲惨な《巨大な戦慄大口》ですが、イラストが人気アーティストのJesper Ejsingによる作だからか公式トレイラーに出演していたり、不遇なエピソードから人気を博して《幻影の戦慄大口》としてモダンホライゾン2で再登場していたりとちょっと美味しい思いをしてます。





性能面では散々ですがエピソードには事欠かない《巨大な戦慄大口》、再録回数が多いこともあって非常に安価に入手できるので、今度ショップに行かれた際に探してみてもいいかもしれません。

お世辞にも強いとは言えないスペックですが、話の種には優秀です。




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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!