真夜中の狩り:コモン/アンコモン要注目カード【第三夜】

 


この記事は、イニストラード:真夜中の狩りの要注目なコモン/アンコモンカードを紹介する記事の第二回です。


久々のプレリ楽しかった…!
楽しめたようで何よりだ。
ここしばらくそんな社会情勢じゃなかったしな…
ですね、周囲にイベントをなさってるお店が少ないのもあって、イベント参加自体がご無沙汰でした…
で、どうだったんだ、久々のプレリは?
もちろん楽しかったですよ…!
印象的だったのは「爆弾レア」ならぬ「爆弾アンコ」という言葉が使われてたことですね!
※リミテッド戦において、たった1枚で戦況を左右するようなレアカードのことを俗に「爆弾レア」と呼んだりするぞ!

爆弾「アンコ」…なるほどなぁ、今回のセットはカードパワー高いから、レア・神話レアだけじゃなくアンコモンにも滅茶苦茶強いのがあったのか…!
まぁ、だからこそ、こうしてコモン・アンコモンの注目カードを紹介してるわけだしな。
そうなんです!
特にすごかったのが《病的な日和見主義者》ですね…
「腐乱」持ちゾンビをドローソースにできる感じか?
それもなんですが、これ実は相手のターン中でも発動するし、相手のクリーチャーを破壊しても発動するんですよね…!
…!?
ということは、相手のクリーチャーを呪文で除去するとカードが引けるな!?
そうなんです!!
除去するだけでアドバンテージが取れるので、リミテッドでは驚異的なカードでした。
自分のプールに来てくれたので、すごく有難かったです…!!
いかんな、前話が長くなってしまう… そろそろ本題に入らねば。


《廃墟の地》

確かイクサラン初出の土地でしたっけ…?
だな。
登場以来ずっとあちこちで使われてる良カードだ。
イクサランって《選択》をモダンリーガルにしたセットでもありますよね。
塩セットのイメージが強いですが、コモンアンコモンは結構優秀なんですよね。
《突進するモンストロサウルス》なんかも結構な騒ぎになったよな。
5コスト5/5トランプル・速攻は当時は衝撃的なスペックだったからな…
最近クリーチャーのインフレが早くて感覚マヒしてますけど、マナレシオが1でなおかつ能力持ちってマジックではかなり優秀な部類に入るんですよね…
※マナレシオとは「コストに対するカードの強さ」のこと。クリーチャーのマナレシオは「(パワー+タフネス)/点数で見たマナコストx2」の値を指すことが多い。

まぁ、レアに高額カードが少ないとどうしても箱買いで元が取りにくくなるからな。塩セットであることには変わりはないか…
逆にコモン・アンコモンが強いということで、格安デッキビルダー的には嬉しいセットではありました。
そういう意味では、初心者の味方みたいなセットでもあったな。
使いやすい火力呪文の《稲妻の一撃》をスタン復帰させたセットでもあったし。
海賊、恐竜、古代遺跡と冒険譚のおいしいとこどりみたいなセットだったから、私も結構好きだったぞ。

短評

《幽霊街》の互換カード、《幽霊街》の方が起動コストが軽く基本土地も割れるのに対して、こちらは土地のアドバンテージを失わず色事故対策にも使用できる器用さがウリ

各種部族デッキの《魂の洞窟》をはじめ、ハンマータイムの《墨蛾の生息地》、多くのアーキタイプに採用される《ウルザの物語》など、特殊地形の豊富なモダンにおいて仮想敵の枚挙に暇はないほどです。

イクサランの登場以来、スタンダードとモダンにおいて長く活躍している名カードで集めておいて損はないかと思います。


《信仰の繕い》

《信仰無き物あさり》のアンチテーゼになってるカードですね。
当の《信仰無き物あさり》がモダンで禁止カードだからな…
必然的にこのカードも脚光を浴びるよな。
イゼットフェニックス全盛期の「このカード禁止されるな」感はやばかったですよね。
誰もがイゼットフェニックスから禁止カードが出る前提で話を進めてたし、カードを買ってたからな。
このカードはイゼットフェニックスにない「白」を足すことで暴れないよう調整した感がありますね。
まぁ、そういうことだろうな。 ただ、今は《濁浪の執政》なんかがいるし、そもそも《弧光のフェニックス》って赤マナが用意できなくても墓地から踏み倒せるからな。
白青の墓地戦術が出てくるんじゃないか?

短評

1コスト重くなった《信仰無き物あさり》で、その分2点のライフゲインとインスタントを獲得しています。

色が赤から白青へと変わった関係で、かつて《信仰無き物あさり》が活躍したデッキのリペアパーツになることはできませんが、相変わらずフラッシュバックコストが軽いことも相まって、下環境の墓地戦略で活躍できそうな印象です。


継ぎ接ぎ死体

これ、プレリで使われて厄介でした… 
「腐乱」持ちゾンビをかためて、ファッティを作れるんですよね…
あぁ、なるほど…
名前通りの用途だな。
もし構築で使うとすると、トークンクリーチャーを継ぎ接ぎして相手のブロッカーを越えられるファッティ―を作ったりする感じになるか?
あとは相手の全体火力への疑似的な回避にもなりますね。
《狼の試作機》みたいなデメリット付きの軽量ファッティを無理やり動かすのにも使えるな。
《狼の試作機》くん…
ただでさえ継ぎ接ぎにされてるのにこれ以上されたら…
おいやめろよ、なんか私が悪者みたいじゃないか…

短評

明らかに「腐乱」持ちのゾンビトークンを活用することを意識してデザインされた呪文で、フラッシュバックによって作った巨大トークンを守ることも(状況によってはさらに大きくすることも)できるので、リミテッドでは非常に強力な1枚でした。

構築戦において心惹かれるのは、相手の全体火力からこちらのクリーチャーを疑似的に守ったり、複数展開した小型トークンクリーチャーをまとめることで相手の守りを突破しやすくしたりできる点。

とくに相手の守りを越えるという点では、生成されるトークンが「威迫」持ちなのも強力なところで、相手はチャンプブロックに2体以上 のクリーチャーを犠牲にすることになり、ボードアドバンテージか大量のライフのいずれかを手放すよう相手に迫れるようになります。

攻撃にも防御にも使え、なおかつ生成されるトークンが《継ぎ接ぎ死体》のフラッシュバックのおかげで疑似的な除去耐性を持つという、自己完結した1枚です。


貪欲な食欲

実質バーン呪文という感じですね…!
《ボールライトニング》を彷彿とさせます。
実は《火花の精霊》というのもあってな。
あ、こっちの方が近い気がします…!
生成されるトークンの性能が似てるよな。
ただ、3点火力+3点ライフゲインというところに着目すると、《稲妻のらせん》の亜種ともとらえられるかもな。
なるほど、そっちもありましたね!
フラッシュバックコストが軽いので、2回使いやすいのが便利そうですよね。
だな!
あとは、赤のルーティングで墓地に埋めておいて、相手のライフを詰めるのにフラッシュバックで使ってもよさそうだな。
問題はどのデッキで使うかですね…
黒には《夜の衝突》があるし、黒赤だと《荒廃稲妻》みたいな優秀なパーツが豊富にあるからな。
シンプルに黒赤バーンを組んでもいいかもな。
なるほど、その 場合はソーサリーであることが活きてきそうですね!
《僧院の速槍》の「果敢」が誘発するな。


《病的な日和見主義者》

今回のプレリ(シールド戦)でめちゃ強かったやつですね…!
まぁ、除去呪文にキャントリップ(1枚ドロー)がつくようなもんだからな…
普通に凶悪な性能ではある。
似た性能の《怪物の災厄、チェビル》がスタンからモダンまでのフォーマットで細々実績を残してますからね。
このカードは構築でも強力なんじゃないかと踏んでます!
このカード単体で仕事できないしコスト3だからモダンでは冗長すぎるだろうが、《稲妻》のないスタン・パイオニアでは3点あるタフネスのおかげで場持ちがいいだろうし、活躍が期待できるな。


まとめ

お、終わった…
なんとか正式発売日には間に合いましたね…
かなり吟味しながらやってたから、今回の紹介カードは少なくなってしまったな。
ま、まぁ…それを計画性がないとも形容できますが…
…。
…。
あ、えーと…とにかく!
格安なコモン・アンコモンを紹介できてよかった。 下環境のメタゲームを変えかねないのもあって、今後のメタゲームの動向が楽しみですね。
あとは正式発売後の価格推移次第だな。
デルバーなんかはすでに価格下落が進んでいるが、実際ここで紹介したカードがどれくらい安く買えるのかも楽しみだよな。
ですね…! それではまた今度お会いしましょう…!!



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プロフィール

らすとさば
TCGプレイヤーです。主にMTGを安くカジュアルに楽しむ記事を書いています!